短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

たまゆらの恋

2021-12-11 10:47:41 | 日記

キャンドルの
灯(あかり)の中で
揺れている
永遠の今
たまゆらの恋

思いだけ残って、永遠に実現しない恋のこと……

草柳大蔵さんが「花のある人花になる人」の中で「たまゆらの恋」をこう書かれていたのが心に残っています。

*たまゆら……(玉がゆれあって鳴る音がかすかなところから)かすかに、ほんのしばしの間の意味。「玉」は美しい石、宝石、または真珠を表します。

。。。。

クリスマスのイルミネーションが街中にあふれてとっても綺麗です✨
でも私は“点滅”する灯りより“ゆらぐ”灯りが好き。

そう

篝火(かがりび)とか漁火(いさりび)とか、ちょっと原始的なほう🔥

誰かを想ってゆらぎ
未来を想ってゆらぎ

ゆらぐ心は不安定なようで、実はゆらぐ灯りのように私を癒してくれているのかもしれないなぁって思います。

そして、その揺らぐ心があったからあなたのその素敵な言葉と出会い心を震わすことが出来たって。

形のない言葉だけど、それに支えられることってたくさんあります。

人の心に残る素敵な言葉を自然と言えるような心って何よりもラグジュアリー✨

今年もいろんな人のお陰様でここまでこれました。

感謝です。

ほんとうに一年経つのが年々早くて。
年を取った証拠でしょうか(笑)

。。。。

第32 話ゆっくり綺麗になる

はじめからの美人は、少し年齢をとると、年齢のぶんだけ確実に滅耗する。
「美しくなってゆく人」には際限がない。
年齢に応じた美しさが加えられる。
これを「如」というのです。
「生きていることそれ自体」なのです。
醜くあるまいとする思いが、日常化されることによって、その人を美しくするのです。〜花のある人花になる人〜

付箋が付いていました。
20年前30代最後、これから始まる40代50代への私のイメージが「如」だったんだなぁと。

昔読んだ本を再読することは過去の私とのそして(当時からすると)未来の私との対話のようで不思議な時間だなと思います。


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