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日々のこと
親業のこと

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ~

2017年05月21日 | 親業のこと
【事例紹介】
   高校生になって初めての中間テスト前。
   息子(高1、16歳)が自分の部屋から出てきて、
   リビングをうろうろしている。


  母 : もうすぐ中間テストじゃない?
      順調に進んでる?
  子 : あー、まぁ。現代文がなぁ~ ヤバイよ。
  母 : ふーん、現代文がちょっと難しいんだね。
  子 : 違うよ。先生がヤバイんだって! 
      だって、オレらのクラスだけ、まだテスト範囲が終わってないんだ。
  母 : あら、そうなの?
      まだ範囲まで習ってないのね。
  子 : そうだよ。 
      だって先生さ、授業中、関係ない話ばっかりして、全然進まないんだよ。
  母 : ふーん、授業が進まなくて困ってるんだね。
  子 : 本当マジ、イヤだよ。
      自分の話ばっかりしゃべって自慢かよ!
  母 : 先生の自慢ばっかりなの?
      それがつまらなくてイヤなのね。

  子 : んー、まぁ。おもしろい話のときもあるんだけど・・・。
      でも、オレらのクラスだけテストに間に合わないかもしれない。
  母 : テストに間に合わなくなるかもしれないほどなんだね。
      心配なんだね。

  子 : うん、まぁ・・・。


【感想】
  「授業が進まなくて困っている」ということ自体が解決されたわけではありません。
  でも、学校の様子や息子の素直な気持ちを聞けたのは、
  貴重な時間でしたし、嬉しかったです。
  「聞いた」だけでしたが、(息子の)声のトーンが明るくなったので、
  息子の不安を少し軽くしてあげられたのではないかなと思いました。
  この会話の後、息子は自分の部屋に戻り、
  勉強していたようです。

HRN2017 春号より



         

まさに、子ども自身が抱えている問題ですね。
人間だれしも、自分が抱えている問題(困っていること)を聞いてもらうことができれば、
その人なりに前に進むことができる、という事例です。
「聞く」ということが、いかに大切で、
相手の気持ちを和らげることができるか。
特に思春期の子どもに対しての親の言動は、
ちょっと間違えると大喧嘩になってしまいそうですが、
こういう日々のやり取りで、
強い信頼関係を築くことができるのではないでしょうか。

次女の誕生日

2017年05月21日 | 日々のこと
昨日、次女が14歳になりました。
両親が来てくれ、
6人でお祝いをしました。

次女のリクエストに答え、ばあばがいなり寿司を作ってくれ、
私が焼いたステーキ肉(次女はお肉が大好きなので)、
米子の祖母が作った玉ねぎを入れたポタージュスープ、
そしてそら豆も添えて、
ケーキ屋さんのバースデーケーキを食卓に並べて、
みんなで賑やかに過ごしました







ケーキを食べる時だけは、
鹿児島にいる夫とも電話(facetime)をつないで
一緒に次女のお祝いをすることができました。
今年も健やかに次女が成長し、
また家族みんなが元気で仲良く過ごせていることが、
本当に幸せだと実感しています



中学2年生の次女ですが、
実は今、
友人関係でとっても悩んでいて、
ここ10日間ほどは本当に落ち込んでしまっていて、
元気はないし、食欲もないし、
何にもする気が起きない毎日で、
見ていて可愛そうなくらいでした。

こんな時、親ができること。
それはもう、
娘に寄り添うことだけで・・・。
本当にそれだけなんだけど、
ありがたいことにその術を知っている私は、
何の不安もなく、
落ち着いた気持ちで我が子に接することができます。

娘がこの苦難をどう乗り越えていくのか。
きっとこの先に、
娘の成長があるのだろうと確信しています

母はいつもあなたの味方だよ