思春期女子…といっても娘の話ではありません。
遠〜い遠〜い昔…40年近く前の、私の忘れられない出来事のお話です。
私が小学校6年の時、同じクラスに、ヒロコちゃんという、とても仲の良い友達がいました。
特に似ていたわけではありませんが、あまりに仲が良く、いつも一緒にいたので、周囲から「双子みたい!」と言われていました✨
ある日、ヒロコちゃんが席を外している時に、ちょっと何かを書く用が出来た私は、その場にあったヒロコちゃんの鉛筆を借りることにしました。
彼女はそこにいなかったので、黙って使ったわけですが、その場でほんの少し借りただけだったし、彼女も、私が使うのなら問題ないと思ってくれるという自信もありました。
ところが…
戻ってきた彼女は、私が黙って鉛筆を使ったことを知るとすごく怒りだしたのです。
当然、私に非があることは明らかです。
でも、その時の私は、本当にショックで悲しい思いでいっぱいになりました。
ここなんですよね!
この心理こそ、思春期女子の難しさなんだと思うのです💦
『親しき仲にも礼儀あり』
これが欠けていた私に非があり、彼女が怒ったのは当然です。
そこで私が「それぐらいで怒らなくても!」と逆ギレしていたなら、単なる逆恨みです。
でも、その時の私は「親友だから、あなただけはいいよ」と特別に思ってもらえなかったのが、本当に悲しかったわけです。
仲良しだと思っていたのを否定された気持ちになったのです。
もし逆の立場なら、私は、ヒロコちゃんが使うなら気にもとめなかったと思います。
だからこそ余計に、その時の私は、大袈裟に言えば「加害者なのに被害者」みたいな思考になったんだと思います。
自分を擁護するわけじゃないですよ
礼儀を欠いたのは私です。
どうすべきだったかも明らかです。
でも、その時は別の感情を抱いたんですよね…
小学校高学年から中学生の女子によく起こる、仲良しメンバーの間でのトラブルは、こういう思考回路のパターンもあるんじゃないかなぁ…と、ふと昔の出来事を思い出した次第です