毎度、サブローでございます。
ブログ、職が決まるまでは続くんじゃないかと思って書いてます(笑)
次はどんな仕事をしようかしらん。うふふん(すな)
せっかくなので今の家を買うまでに内見した物件の話でも。
もしかしたら重複してるかも知れませんが
ざっくり書きますねぇ。ここ掘れワンワン(記憶)
最初はどこだったか。
大阪市守口の八雲中町だったかなぁ。営業のオススメということで見に行った。
とにかくでっけぇ戸建てでしたね。
幹線道路から細い路地を曲がった先にあって、とっても静か。北側は田んぼ。
だから余計に家が大きく見えるし、景色も開けてて素敵。まるでワイ(もうええ)
リフォーム済みでピッカピカ。当たり前に屋内も広々。踊れるレベル。
ガレージには自転車を置く小部屋もある。そこも広い。もはや住める。
最寄り駅まで徒歩5分、駅直結の大型スーパーあり。パーフェクト物件。
肝心のお値段は・・・
1480万円也
ワイ「それって・・・腎臓を何個売ればいい計算?」
営業「分かりかねます。」
「じゃあ心臓やったら何個売ればいい?」
「1個で死にますよw」
「大丈夫、ワイ心臓7個あるから」
「ありすぎやろw」
「北斗神拳伝承者やから」
「それ胸に7つの傷ですw 心臓ちゃいますw」
「そんないらんゆうてんけど
去年のお歳暮でドカーッともろてな。」
「怖い怖いw」
「だからもう帰ろか」
「だからの使い方おかしないですか?w」
二件目。これも守口だったか。
最寄り駅まで徒歩15分。しかも不便な路線。電車通勤の嫁はん鬼の形相。
アリの巣みたいな住宅街の一画。密集地帯。ご近所さんのモラル次第で詰む。
アリの巣の一番奥、行き止まりの戸建て。薄ピンクの外装、狭小3階建て。縦に長い。
中は全体的に暗い。ジメジメしている。
使い勝手の悪そうな間取り。わけもわからず泣きそうになってくる。
お値段は・・・
800万円也
ワイ「この家を建てたハウスメーカーってナメクジなん?」
営業「なわけあるかいw」
「この物件、ナメクジ割ある?」
「聞いたことない割引のやつw」
「まぁでも料理するとき塩には困らんな」
「どんだけナメクジ引っ張るんっすかw」
「いや、だって2階の北側なんか湿気が凄かったやん。密林やん。」
「密林ってほどでは無かったですよw」
「もはやゾンやん」
「アマゾンを変な略し方せんといて下さいw」
3件目も似たような物件。
お値段750万円也。
同じような戸建てがズラリと並ぶ住宅街。
内見に行ったとき、隣のご主人が犬を抱いて出て来た。
ワイに親でも殺されましたっていう凶悪な目つきをしていた。
なんやこのジジィ墓石ぶつけんぞ。
予想通り、内見中に隣から騒音が。明らかに意図的なものだ。
フライパンでもぶっ叩いているのか、ガンガン音がする。
こうなったら意地でもここに住んで毎日ストレスを与えまくり
騒音ジジィの弱った血管を破裂させてやろうかとも思ったが、
日当たりも悪ければ間取りも良くなかったため、大人しく退散。
ワイ「あの犬は不憫やな」
営業「ですねぇ」
「あのジジィは棒でシバいてもいいんじゃないかなぁ」
「なんでそうなるんですかw」
「知らんのか?ことわざであるやん」
「聞いたことないですw」
「犬も明くる日 棒でシバく」
「どういう意味なんですかそれw」
「おい主人、犬とて明日になったら分からんぞ?って意味」
「それでなんで棒でシバくんですかw」
「知らんのか?犬は散歩中、いい感じの棒を拾って来るもんなんや」
「主人をシバくためにですか?w」
「愛ゆえにな」
「そんな愛いらんw」
「でもこの世にひとつしかないんやぞ?」
「オンリーワンw」
「昔よう聞いたわ」
「ああ、あの有名な曲w」
「世界に一つだけの犬」
「知らん曲ーーーーーーー!!!w」
4件目。お次も守口だったか。
お値段お高め1200万円也。
別荘みたいな戸建て。世にも珍しい三角形。いや、台形か。
海が見える別荘のイメージって
白いベニヤ板を貼り付けた風でしょ?完全にアレ。
2階建て。横に長い。1階はガレージと住居スペース。
住居スペースは、仕切りをぜんぶ取っ払って、ひとつの大部屋となっている。
狭いのも困るが、だだっ広いのもなんか薄ら寒い。落ち着かん。
家の隣は月極駐車場。バリケードなどは設置されてない。
夜遅くに帰って来る車がおったら煩いやろうし
飲酒運転して家にぞっこんラブされる可能性もある。
ワイ、嫁おるんや。その愛には応えられん。すまんな。来世で一緒になろう。
ワイ「めっちゃ市街地やけど海が見える家やな」
営業「その雰囲気だけはありますよね」
「せやけどこの隣の駐車場。ブロック塀も何も無いんかい」
「確かにそれは。大家と要相談ですね」
「駐車するとき勢いあまって突っ込まれてみぃ。家に穴あくぞ」
「ほんまですねぇ」
「海開き!」
「どこ開いてくれとんねん、ですよねw」
「海の家でもなければ産みの親でもないんやぞこっちは」
「話長すぎて海鳴りして来ましたわw」
「帰ろう」
5件目。これも守口だったと思う。
お値段600万円。安い。
住宅街の外れだから密集度が低い。しかもその角地。静かそう。
隣家の住人がまともな生き物なら住環境は良さげ。
縦に長い狭小住宅。3階建て。こんなんばっかやな。
もともと大工だったお爺さんが道具置き場に使っていたようで
あちこちに工具やら木材やらが散乱している。
もし購入してくれるのであれば
業者を呼んで全部運び出したるさかい安心してや、とのこと。
お宅の脳みそ築何万年?内見する前に片付けとかんかいアホカスぅ。
ここで少し専門的な話になるのだが・・・
ずばり、建築基準法(現行)のことである。
建物を建てるには必ず敷地が、
幅員4m以上の道路に、2m以上は接していなければならない。
これがまぁ昔の家やと遵守されていないものが多い。
というのも途中で法律が変わったんでね。
いきなりそんなこと言われても!もう建てたあとやし!なりますやんか。
せやからそれ以前に建てた家はそのままでもええけど
もしそのいま建ってる家が地震などで全壊したとき
その土地にまた家を建てるってことは出来ないわけです。
そういうのを再建築不可物件と言います。
読んで字のごとく、再建築できない土地のことですね。
そうした物件は未だ数多く残っていて、とっても安いのが特徴です。
なんせ跡地は駐車場にするぐらいしか土地活用できんのでな。
この物件は、その中でも異色でした。
家の少し離れたところに田んぼ道がありましてねぇ。
そいつが家の前まで延びているわけです。
せやけど家の前まで来ると、その土まる出しの田んぼ道が
アスファルトで綺麗に整備されているので
『あっちは見たまんま田んぼ道やけど、家の前は普通の道路よな?』
と、ワイも営業マンも思てたんっすがぁ・・・
実は、どちらも同じ畦道だったのです!ひえっ
ほんでホンマかどうかは分かりませんが
その畦道は道路扱い出来ないそうで
この物件も建築基準法から外れる。
つまり、再建築不可ですよ、というわけです。
しかしまぁ実は今まで見てきた物件の半分くらいは
再建築不可だったので別にいいか、と思っていましたが
その物件、墓地が近かったんで嫁が毛嫌いして退散となりました。
こんなケースもあるんだぁ、でしたね。
前面道路は幅員もあったし余裕で建築基準法クリアかと思っていましたが
まさか道路じゃなかったとは。そんなことあるぅ?あったんです。
ワイ「人が通れるんやから道路でええのにな。」
営業「っすねぇ。私も驚きました。」
「道やのに道扱いされないなんてな。道が可哀想やないか。
それはつまり、人やのに人扱いされないのと同義やろ?」
「なんか違うような気がしますけどw」
「道っちゅーんはさぁ、その人の生きてきた証そのものやん?」
「まぁそうとも言えますがw」
「それを否定するわけや」
「うーん、まぁ、そうですかねw」
「じゃあなにか?ワイが歩んできた今までの人生は
なかったことになるんか?え?」
「いや、誰もそこまで言ってませんw」
「ワイはここにいるよ!生きているよ!!」
「ちょっとw 現実に戻って来てくださいw」
6件目。これは住之江だったと思う。
お値段680万円也。
懲りずに狭小住宅3階建て。安い物件は大体そうやな。
角地ではあるが、ガレージの前が交通量の多い道路のため
入出庫に神経を使う。ここで大きく減点。
玄関なし。裏口の扉みたいなところから中に入る。まんま泥棒やんけ。
外国から来た研修生たちの寮として使っていたらしく
なかなかの暴れん坊ハウス。傷なら可愛い。ひび割れ盛りだくさん。
そして外壁が粉まみれ。これは今まで苦楽を共にしてきた営業が
素直にゲロしてくれたのだが、修繕が必要なレベルらしい。
ゆうても20万ほどでなんとかなるのではないか?とのことだが
そもそもこの物件は無いなと思っていたので退散。
ワイ「壁とかボロボロやん。日常でそんな暴れることある?」
営業「大人になれなかった子供ってやつですかねw」
「パチンコで負けたぐらいでここまで暴れるかね?」
「なんで決めつけとるんですかw」
「外壁の粉も凄いし。いくら大阪ゆうてもやりすぎや」
「粉もんw」
「なにが原因かは分からんけども」
「経年劣化でしょうなぁ」
「真実はいつもひとつ!」
「それコナンw 粉違いですw」
「真実はロックのかかった彼氏のスマホの中!」
「絶対見たらアカン真実のやつw」
7件目。柏原だったと思う。
お値段490万円。家系DV。ワイが家やったら出るとこ出てる。
高台にある戸建て。めっちゃ古い。過去最高に古い。
玄関をあがるとメキメキ!と床がヘコむ。びっくりするレベル。
木製のトランポリンかと思った。
2階の和室も歩くとベコベコ言いまくるので一人暮らしでも寂しくはないが
あまりに酷い物件だったんで営業をボコボコにするとこだった。
ワイ「キミは松浦亜弥を知っているか?」
営業「アイドルの子ですよね?知ってますけど」
「松浦亜弥がこの家を見たらなんて言うと思う?」
「えええ・・・」
「家めっちゃ古いでえ♪」
「Yeah!めっちゃホリディ、ちゃいますのんかそれw」
「玄関あがったらメキメキゆうとったやろ」
「まぁそれなりに古いですからねぇ」
「玄関でオナニーしたらメキシコなってまうがな」
「なんの心配しとるんですかw」
もうここまで来ると、マンションでもええかって気持ちにもなって
マンションも探すんやけどダメでしてね。死にそうになりながら
ダメもとで新着物件をチェックする日々を送っていました。
そんなある日、ある新着物件が目に留まります。
まだ外観の写真くらいしかアップされていない、
正真正銘ぴっちぴちの新着物件でした。
そのうち、価格を筆頭に詳細情報がポツポツと掲載されてゆき、
自分たちの希望条件にピッタリだと判明した時点で即電します(ぴっぽっぱ)
実際、早いもの勝ちなのでね。これは今でもいい仕事をしたと思ってます(笑)
当日、内見へ向かう車内での会話。
営業「それがですね、サブロー様より早い方がいらっしゃいまして。」
ワイ「どこの暗殺部隊や?」
「人殺しではなく、中国の投資家ですね。」
「え、ほんで?」
「すぐにでも買いたい、と。」
「ヤバくね?」
「そうだったんです。ですがローンが通りませんでしたので。」
「投資家のくせに?」
「だからです。他の物件でも組んでおられたので。」
「そっかぁ・・・まだ買うか分からんけど助かったなこりゃ。」
「冗談抜きでそのうち日本の土地は全部中国のモノになりますよ。」
「それ、なんかずっと言われてるよな。ホンマかいな。」
そうして珍しく先住人さんたちも交えて内見したらば
間取りも良いし、ワイの部屋(予定)にベランダはあるし
部屋数も多いし、角地やし、そこそこ静かっぽいし
ガレージもあるし、ここしかない!と即決しました。
ほんでまぁトントン拍子に手続きが進む中、
火災保険の金額が高すぎやしねぇか?!と訝しみ
自分で調べ倒すことにしたサブロー。
最初の見積もりでは、5年で30万ちょいくらいだったんですけど
20万ちょいくらいまで減額させました。やったったw
必要最低限の保証プランを構築することも当たり前に大事ですが
条件次第で団体割引(10%引き)が使えることを知りまして。
先に断っておきますと、それが絶対に得かどうかは分からんので
なんでもかんでも飛びついたらアカンで。おっちゃんとの約束や。
で、それはなんぞや?と言いますと、
団体として火災保険に加入している知り合いの企業などがいる場合
そのお仲間にしてもらえれば保険料1割引で加入できるのです!
分母が大きいから恩恵もデカいですよね。まるでワイのケツ(やめぇ)
では、ワイの場合の団体とは?
どういった団体に属することができるのか?
そりゃもう決まってます。
「住宅ローンと戦う兵士たち」
これです。
俗に言う、住宅ローン聖十字軍ですね(聞いたことないし語呂わるっ)
まぁこのお話は、全てワイの勝手な解釈なんで
話半分で聞いていただきたいのですがぁ・・・(今更感)
その聖十字軍をまとめているのが銀行様でして。
ワイらは住宅ローンを組んだ時点で銀行様のお仲間、
強いてはその団体に属するっちゅうわけなので
銀行様が団体契約を結んでいる銀行様の扱う火災保険に於いては
加入すれば半自動的に割引が適用される道理なのです知らんけど。
せやけど担当の銀行員が勧めてくることは一切無かったです。気配すらない。
まぁなんかあるんでしょうね。理屈で考えたら分かる気もします。
余計なことを言いますが
誰かが得をしたら誰かが損するように出来てるわけですからな世の中。
だからこそ人間足るを知るべきだとワイは思っておりまして
今回のことで例えると、お得になったウン万円は他の誰かのために使います。
別にね、偉そうに平等社会がどうだの言いたいわけじゃないんですよ。
どうあっても格差は生まれる。それがこの世界なんっす。
でも同時に世の中は持ちつ持たれつだからね。それだってずっと変わらない。
誰だってどこかで誰かの世話になってるんですよ損得抜きにしてね。
じゃあ人生は死ぬまでお返しの連続、そうあるべきなんじゃないっすか。ねぇ。
ワイがその団体割引の存在を口にしたとき、隠したりはしませんでしたが
明後日のほうを向いて口笛を吹く的な
その名を聞いたのは何年ぶりかのぉ?みたいな態度ではありました銀行マン。
なんかあるんやろなぁ。詮索はせんけども。とりあえず謝っとこか。須磨海岸(こら)
まぁ~他にも色々と調べ倒して大変でした家のことは。
面白くはないので割愛しますけども。
でもひとつだけ。しょうもないやつ紹介しておきましょうか。
あのねぇ、キッチンのシンクあるでしょ?
そうや、そこや。皿を洗うとこや。鍋でもええけど。身体洗うとこや(違う)
あそこの蛇口、伸びるヤツにしたほうが絶対いいですよ。
シャワーヘッドゆうんかなぁ?アレすんごく便利なの。
洗いもん終わったあと、シンクの四隅を手軽に流せるようになるから
めっちゃラクですよホンマ。人生バラ色。バラリンピック優勝。
リフォーム編も記事に出来れば良いのですが
また無駄に長くなりそうなんで書きたくはないです(苦笑)
以上
無職、家を買う(の回想編)でした。
ちょっと色々と落ち着きたいっすねw
再就職もせんならんし。ではまた
ブログ、職が決まるまでは続くんじゃないかと思って書いてます(笑)
次はどんな仕事をしようかしらん。うふふん(すな)
せっかくなので今の家を買うまでに内見した物件の話でも。
もしかしたら重複してるかも知れませんが
ざっくり書きますねぇ。ここ掘れワンワン(記憶)
最初はどこだったか。
大阪市守口の八雲中町だったかなぁ。営業のオススメということで見に行った。
とにかくでっけぇ戸建てでしたね。
幹線道路から細い路地を曲がった先にあって、とっても静か。北側は田んぼ。
だから余計に家が大きく見えるし、景色も開けてて素敵。まるでワイ(もうええ)
リフォーム済みでピッカピカ。当たり前に屋内も広々。踊れるレベル。
ガレージには自転車を置く小部屋もある。そこも広い。もはや住める。
最寄り駅まで徒歩5分、駅直結の大型スーパーあり。パーフェクト物件。
肝心のお値段は・・・
1480万円也
ワイ「それって・・・腎臓を何個売ればいい計算?」
営業「分かりかねます。」
「じゃあ心臓やったら何個売ればいい?」
「1個で死にますよw」
「大丈夫、ワイ心臓7個あるから」
「ありすぎやろw」
「北斗神拳伝承者やから」
「それ胸に7つの傷ですw 心臓ちゃいますw」
「そんないらんゆうてんけど
去年のお歳暮でドカーッともろてな。」
「怖い怖いw」
「だからもう帰ろか」
「だからの使い方おかしないですか?w」
二件目。これも守口だったか。
最寄り駅まで徒歩15分。しかも不便な路線。電車通勤の嫁はん鬼の形相。
アリの巣みたいな住宅街の一画。密集地帯。ご近所さんのモラル次第で詰む。
アリの巣の一番奥、行き止まりの戸建て。薄ピンクの外装、狭小3階建て。縦に長い。
中は全体的に暗い。ジメジメしている。
使い勝手の悪そうな間取り。わけもわからず泣きそうになってくる。
お値段は・・・
800万円也
ワイ「この家を建てたハウスメーカーってナメクジなん?」
営業「なわけあるかいw」
「この物件、ナメクジ割ある?」
「聞いたことない割引のやつw」
「まぁでも料理するとき塩には困らんな」
「どんだけナメクジ引っ張るんっすかw」
「いや、だって2階の北側なんか湿気が凄かったやん。密林やん。」
「密林ってほどでは無かったですよw」
「もはやゾンやん」
「アマゾンを変な略し方せんといて下さいw」
3件目も似たような物件。
お値段750万円也。
同じような戸建てがズラリと並ぶ住宅街。
内見に行ったとき、隣のご主人が犬を抱いて出て来た。
ワイに親でも殺されましたっていう凶悪な目つきをしていた。
なんやこのジジィ墓石ぶつけんぞ。
予想通り、内見中に隣から騒音が。明らかに意図的なものだ。
フライパンでもぶっ叩いているのか、ガンガン音がする。
こうなったら意地でもここに住んで毎日ストレスを与えまくり
騒音ジジィの弱った血管を破裂させてやろうかとも思ったが、
日当たりも悪ければ間取りも良くなかったため、大人しく退散。
ワイ「あの犬は不憫やな」
営業「ですねぇ」
「あのジジィは棒でシバいてもいいんじゃないかなぁ」
「なんでそうなるんですかw」
「知らんのか?ことわざであるやん」
「聞いたことないですw」
「犬も明くる日 棒でシバく」
「どういう意味なんですかそれw」
「おい主人、犬とて明日になったら分からんぞ?って意味」
「それでなんで棒でシバくんですかw」
「知らんのか?犬は散歩中、いい感じの棒を拾って来るもんなんや」
「主人をシバくためにですか?w」
「愛ゆえにな」
「そんな愛いらんw」
「でもこの世にひとつしかないんやぞ?」
「オンリーワンw」
「昔よう聞いたわ」
「ああ、あの有名な曲w」
「世界に一つだけの犬」
「知らん曲ーーーーーーー!!!w」
4件目。お次も守口だったか。
お値段お高め1200万円也。
別荘みたいな戸建て。世にも珍しい三角形。いや、台形か。
海が見える別荘のイメージって
白いベニヤ板を貼り付けた風でしょ?完全にアレ。
2階建て。横に長い。1階はガレージと住居スペース。
住居スペースは、仕切りをぜんぶ取っ払って、ひとつの大部屋となっている。
狭いのも困るが、だだっ広いのもなんか薄ら寒い。落ち着かん。
家の隣は月極駐車場。バリケードなどは設置されてない。
夜遅くに帰って来る車がおったら煩いやろうし
飲酒運転して家にぞっこんラブされる可能性もある。
ワイ、嫁おるんや。その愛には応えられん。すまんな。来世で一緒になろう。
ワイ「めっちゃ市街地やけど海が見える家やな」
営業「その雰囲気だけはありますよね」
「せやけどこの隣の駐車場。ブロック塀も何も無いんかい」
「確かにそれは。大家と要相談ですね」
「駐車するとき勢いあまって突っ込まれてみぃ。家に穴あくぞ」
「ほんまですねぇ」
「海開き!」
「どこ開いてくれとんねん、ですよねw」
「海の家でもなければ産みの親でもないんやぞこっちは」
「話長すぎて海鳴りして来ましたわw」
「帰ろう」
5件目。これも守口だったと思う。
お値段600万円。安い。
住宅街の外れだから密集度が低い。しかもその角地。静かそう。
隣家の住人がまともな生き物なら住環境は良さげ。
縦に長い狭小住宅。3階建て。こんなんばっかやな。
もともと大工だったお爺さんが道具置き場に使っていたようで
あちこちに工具やら木材やらが散乱している。
もし購入してくれるのであれば
業者を呼んで全部運び出したるさかい安心してや、とのこと。
お宅の脳みそ築何万年?内見する前に片付けとかんかいアホカスぅ。
ここで少し専門的な話になるのだが・・・
ずばり、建築基準法(現行)のことである。
建物を建てるには必ず敷地が、
幅員4m以上の道路に、2m以上は接していなければならない。
これがまぁ昔の家やと遵守されていないものが多い。
というのも途中で法律が変わったんでね。
いきなりそんなこと言われても!もう建てたあとやし!なりますやんか。
せやからそれ以前に建てた家はそのままでもええけど
もしそのいま建ってる家が地震などで全壊したとき
その土地にまた家を建てるってことは出来ないわけです。
そういうのを再建築不可物件と言います。
読んで字のごとく、再建築できない土地のことですね。
そうした物件は未だ数多く残っていて、とっても安いのが特徴です。
なんせ跡地は駐車場にするぐらいしか土地活用できんのでな。
この物件は、その中でも異色でした。
家の少し離れたところに田んぼ道がありましてねぇ。
そいつが家の前まで延びているわけです。
せやけど家の前まで来ると、その土まる出しの田んぼ道が
アスファルトで綺麗に整備されているので
『あっちは見たまんま田んぼ道やけど、家の前は普通の道路よな?』
と、ワイも営業マンも思てたんっすがぁ・・・
実は、どちらも同じ畦道だったのです!ひえっ
ほんでホンマかどうかは分かりませんが
その畦道は道路扱い出来ないそうで
この物件も建築基準法から外れる。
つまり、再建築不可ですよ、というわけです。
しかしまぁ実は今まで見てきた物件の半分くらいは
再建築不可だったので別にいいか、と思っていましたが
その物件、墓地が近かったんで嫁が毛嫌いして退散となりました。
こんなケースもあるんだぁ、でしたね。
前面道路は幅員もあったし余裕で建築基準法クリアかと思っていましたが
まさか道路じゃなかったとは。そんなことあるぅ?あったんです。
ワイ「人が通れるんやから道路でええのにな。」
営業「っすねぇ。私も驚きました。」
「道やのに道扱いされないなんてな。道が可哀想やないか。
それはつまり、人やのに人扱いされないのと同義やろ?」
「なんか違うような気がしますけどw」
「道っちゅーんはさぁ、その人の生きてきた証そのものやん?」
「まぁそうとも言えますがw」
「それを否定するわけや」
「うーん、まぁ、そうですかねw」
「じゃあなにか?ワイが歩んできた今までの人生は
なかったことになるんか?え?」
「いや、誰もそこまで言ってませんw」
「ワイはここにいるよ!生きているよ!!」
「ちょっとw 現実に戻って来てくださいw」
6件目。これは住之江だったと思う。
お値段680万円也。
懲りずに狭小住宅3階建て。安い物件は大体そうやな。
角地ではあるが、ガレージの前が交通量の多い道路のため
入出庫に神経を使う。ここで大きく減点。
玄関なし。裏口の扉みたいなところから中に入る。まんま泥棒やんけ。
外国から来た研修生たちの寮として使っていたらしく
なかなかの暴れん坊ハウス。傷なら可愛い。ひび割れ盛りだくさん。
そして外壁が粉まみれ。これは今まで苦楽を共にしてきた営業が
素直にゲロしてくれたのだが、修繕が必要なレベルらしい。
ゆうても20万ほどでなんとかなるのではないか?とのことだが
そもそもこの物件は無いなと思っていたので退散。
ワイ「壁とかボロボロやん。日常でそんな暴れることある?」
営業「大人になれなかった子供ってやつですかねw」
「パチンコで負けたぐらいでここまで暴れるかね?」
「なんで決めつけとるんですかw」
「外壁の粉も凄いし。いくら大阪ゆうてもやりすぎや」
「粉もんw」
「なにが原因かは分からんけども」
「経年劣化でしょうなぁ」
「真実はいつもひとつ!」
「それコナンw 粉違いですw」
「真実はロックのかかった彼氏のスマホの中!」
「絶対見たらアカン真実のやつw」
7件目。柏原だったと思う。
お値段490万円。家系DV。ワイが家やったら出るとこ出てる。
高台にある戸建て。めっちゃ古い。過去最高に古い。
玄関をあがるとメキメキ!と床がヘコむ。びっくりするレベル。
木製のトランポリンかと思った。
2階の和室も歩くとベコベコ言いまくるので一人暮らしでも寂しくはないが
あまりに酷い物件だったんで営業をボコボコにするとこだった。
ワイ「キミは松浦亜弥を知っているか?」
営業「アイドルの子ですよね?知ってますけど」
「松浦亜弥がこの家を見たらなんて言うと思う?」
「えええ・・・」
「家めっちゃ古いでえ♪」
「Yeah!めっちゃホリディ、ちゃいますのんかそれw」
「玄関あがったらメキメキゆうとったやろ」
「まぁそれなりに古いですからねぇ」
「玄関でオナニーしたらメキシコなってまうがな」
「なんの心配しとるんですかw」
もうここまで来ると、マンションでもええかって気持ちにもなって
マンションも探すんやけどダメでしてね。死にそうになりながら
ダメもとで新着物件をチェックする日々を送っていました。
そんなある日、ある新着物件が目に留まります。
まだ外観の写真くらいしかアップされていない、
正真正銘ぴっちぴちの新着物件でした。
そのうち、価格を筆頭に詳細情報がポツポツと掲載されてゆき、
自分たちの希望条件にピッタリだと判明した時点で即電します(ぴっぽっぱ)
実際、早いもの勝ちなのでね。これは今でもいい仕事をしたと思ってます(笑)
当日、内見へ向かう車内での会話。
営業「それがですね、サブロー様より早い方がいらっしゃいまして。」
ワイ「どこの暗殺部隊や?」
「人殺しではなく、中国の投資家ですね。」
「え、ほんで?」
「すぐにでも買いたい、と。」
「ヤバくね?」
「そうだったんです。ですがローンが通りませんでしたので。」
「投資家のくせに?」
「だからです。他の物件でも組んでおられたので。」
「そっかぁ・・・まだ買うか分からんけど助かったなこりゃ。」
「冗談抜きでそのうち日本の土地は全部中国のモノになりますよ。」
「それ、なんかずっと言われてるよな。ホンマかいな。」
そうして珍しく先住人さんたちも交えて内見したらば
間取りも良いし、ワイの部屋(予定)にベランダはあるし
部屋数も多いし、角地やし、そこそこ静かっぽいし
ガレージもあるし、ここしかない!と即決しました。
ほんでまぁトントン拍子に手続きが進む中、
火災保険の金額が高すぎやしねぇか?!と訝しみ
自分で調べ倒すことにしたサブロー。
最初の見積もりでは、5年で30万ちょいくらいだったんですけど
20万ちょいくらいまで減額させました。やったったw
必要最低限の保証プランを構築することも当たり前に大事ですが
条件次第で団体割引(10%引き)が使えることを知りまして。
先に断っておきますと、それが絶対に得かどうかは分からんので
なんでもかんでも飛びついたらアカンで。おっちゃんとの約束や。
で、それはなんぞや?と言いますと、
団体として火災保険に加入している知り合いの企業などがいる場合
そのお仲間にしてもらえれば保険料1割引で加入できるのです!
分母が大きいから恩恵もデカいですよね。まるでワイのケツ(やめぇ)
では、ワイの場合の団体とは?
どういった団体に属することができるのか?
そりゃもう決まってます。
「住宅ローンと戦う兵士たち」
これです。
俗に言う、住宅ローン聖十字軍ですね(聞いたことないし語呂わるっ)
まぁこのお話は、全てワイの勝手な解釈なんで
話半分で聞いていただきたいのですがぁ・・・(今更感)
その聖十字軍をまとめているのが銀行様でして。
ワイらは住宅ローンを組んだ時点で銀行様のお仲間、
強いてはその団体に属するっちゅうわけなので
銀行様が団体契約を結んでいる銀行様の扱う火災保険に於いては
加入すれば半自動的に割引が適用される道理なのです知らんけど。
せやけど担当の銀行員が勧めてくることは一切無かったです。気配すらない。
まぁなんかあるんでしょうね。理屈で考えたら分かる気もします。
余計なことを言いますが
誰かが得をしたら誰かが損するように出来てるわけですからな世の中。
だからこそ人間足るを知るべきだとワイは思っておりまして
今回のことで例えると、お得になったウン万円は他の誰かのために使います。
別にね、偉そうに平等社会がどうだの言いたいわけじゃないんですよ。
どうあっても格差は生まれる。それがこの世界なんっす。
でも同時に世の中は持ちつ持たれつだからね。それだってずっと変わらない。
誰だってどこかで誰かの世話になってるんですよ損得抜きにしてね。
じゃあ人生は死ぬまでお返しの連続、そうあるべきなんじゃないっすか。ねぇ。
ワイがその団体割引の存在を口にしたとき、隠したりはしませんでしたが
明後日のほうを向いて口笛を吹く的な
その名を聞いたのは何年ぶりかのぉ?みたいな態度ではありました銀行マン。
なんかあるんやろなぁ。詮索はせんけども。とりあえず謝っとこか。須磨海岸(こら)
まぁ~他にも色々と調べ倒して大変でした家のことは。
面白くはないので割愛しますけども。
でもひとつだけ。しょうもないやつ紹介しておきましょうか。
あのねぇ、キッチンのシンクあるでしょ?
そうや、そこや。皿を洗うとこや。鍋でもええけど。身体洗うとこや(違う)
あそこの蛇口、伸びるヤツにしたほうが絶対いいですよ。
シャワーヘッドゆうんかなぁ?アレすんごく便利なの。
洗いもん終わったあと、シンクの四隅を手軽に流せるようになるから
めっちゃラクですよホンマ。人生バラ色。バラリンピック優勝。
リフォーム編も記事に出来れば良いのですが
また無駄に長くなりそうなんで書きたくはないです(苦笑)
以上
無職、家を買う(の回想編)でした。
ちょっと色々と落ち着きたいっすねw
再就職もせんならんし。ではまた