立冬椿

今を生きるので精一杯な一匹狼

それから

2019-06-30 22:01:39 | 日記
毎度、サブローでございます。お休みでした。


いやー情けない話なんですが、ちょいと節々が痛くてですね。
休みの日は、一日中ベッドの上で、のたうち回ってたりします。
やぁみんな元気?(軽いなお前)

「これマジ俺、令和しょっぱなで死ぬかも知んない・・・。」

なんつってね、満足に動けないんですねー。
実は結構な死活問題だったり。メシ食う気しねぇし。

でもまぁ、気が緩むとこうなるってだけで、仕事中は別に。
むしろ仕事してる時のほうが調子いい。だから今は休みが怖い。


元々ぼくは精神的に弱いほうなので、多分アレだろうね。
このままじゃいけないと分かっていながら行動できてないってヤツ。
年に何回かあるんですよこういうの、ね。金縛り的な。

後輩クンとそういう話をしたからだなぁ先日。
31歳になる彼がね、初めて一人暮らしをしてみます、と言ったのです。

親の知り合いの家に下宿させてもらってて、ようやく恥を知ったみたいでね。
このままじゃいかん!と思い立ったわけです。その影響もあるのかなぁ。

そんでまぁ、お金の話になるでしょ。月にいくら生活費がかかるか、とか。
貯金できねぇ~とか言って嘆いてんのよ。僕の給与明細みます?!だとさ。
やだよ。見たくねぇよ。あんなもん俺だって速攻で破ってポイしてるわ。


で、二人とも農業に興味がありましてですね、あーいやいや、うん、それだ、
根本的には都会はもういいとか、田舎に幻想抱いてるとか、
こじらせてるからこそのそれ、なんでしょうけどね。

彼も僕に劣らずでね、ラジオつけてたら、クラシックを流してくれ、という。
お前は病気かっ!と突っ込むと、人の声が聞きたくないんですよ、と笑う。
まぁその辺で気が合うのかも知れません。合っちゃ困るんだけど。


しかして彼は僕よりもビジョンがハッキリしていて。
ビニールハウスで高級とされる食物を栽培するんだと。
今はスイカだったかなぁ、高く売れるらしいですわ。作りようによっては。

嘘か本当かは知りませんが、年収1000万も夢じゃないとか言ってまして、
それが夢物語だったとしても、とりあえずの進むべき道としては上等だなと。
ノウハウを学びに行きたい、現地で修行したい、などとも言ってますし。


せやけど、後輩クンを辞めさせたら俺を殺す、などと言ってる社長の手前、

「いいか、辞めるんだったら俺が出てからにしろ!
 事故の件もあり、1、2年ほど働いて会社に貢献したら
 すぐにでもここを出るからそれまで待て!」と言ってます^^


29の時に僕みたいなゴミを拾ってくれた今の会社には大恩ありますが、
あの都会独特の余裕のない感じにはいい加減に辟易してましてねぇ。
毎日を「やり過ごす」ってんじゃなくて、
生きてみたくなったんですよ。

だからといって、田舎へ引っ込んで細々と畑を耕して・・・
それもどうなんだって話なんですがねぇ。
ただ、やればやった分だけ稼げるってのは悪くないっすね。
その逆もまた然りで、一日一日を懸命に生きようとするだろうなと。



なんで急にこんな話をするかってね、暑いからですよ。
風呂無しボロアパートってのはさぁ、
色んな意味で究極ですからね人が住むのに。

賃貸って家賃が無駄だからいっそ家でも買うか、なんて思っていたけれど、
そういう未来を夢見ているのなら、そっちで買うのが筋じゃないっすか。
住居提供してくれている地域もありますし。

では、あと数年、大阪でやってくんだとしたら賃貸一択だな、と。
そう結論づけるのには良い構想だった。

反面、引っ越すにしても、数年しか住まねぇんだぜ。
今のところで我慢すりゃいいんじゃね?環境は最悪だけどな。
そうすっか・・・と諦め半分で納得させてるところです自分を。

いやほんとね、夜勤で銭湯へ行くのが間に合わないときあるんですよ。
余談ですが、閉店30分前に入店とか俺の中では、ありえね~ことだし。
店を閉めるってのはね、準備がいるんです。だからその時間を考えて
利用するってぇのが客が為すべき最低限のマナーなんですよ。


するとアパートに帰って最悪の入浴タイムが始まる。
洗髪は、シンクでやれば問題ない。問題は身体のほうですね。

下にバスタオルを何枚か敷いてその上に立ち、
水がポタポタ滴るほどに濡らしたタオルで全身を拭きます。

その後、ボディソープをつけて泡立ったタオルで全身を洗います。
もっこもこ☆になった身体をこれまた新しい水タオルで拭きます。
言うなれば、すすぎ、ですね。

5回くらい拭いたあと、乾いたタオルで水分を拭き取って終わり。
最後に、使ったタオル類をゴシゴシ手洗い。涙は出ますか?枯れました。
まぁ週に1回かそこらですからまだ耐えられます。

昔、チャリで日本一周したとき、毎日テント泊でしたからね。
あの時は水浴びしか出来なかったですから、それに比べたら
随分とサッパリはしますけど、やっぱ湯船に浸かりたいっすわぁ。
多少、家賃が上がってでも、風呂つきがいいですね・・・あっはっは。
床が泡まみれになるし。後片付けが大変。


そういう、ちょっとした事も含めて、色々と進めて行かなくちゃだなと。


とはいうものの、明日は早起きして、MRIを撮りに行く予定なのです。
終わったように見えて、なかなか終わりませんなぁ事故というものは。
それでも前だけ向いて耐えてみます。

ほな、またね。皆さんに幸運を。
俺の運も、あとちょっとしかないけど持ってけー。


あ、サミットのおかげで仕事量は減ったけど、迷惑でしたわぁ。
過疎化してる地域でやったほうが経済的にも良かったんじゃねぇの。








本復帰

2019-06-26 21:26:51 | 日記
毎度、サブローでございます。本格的に職場復帰しました。


先日ついに、主任の監視からも解放され、独り立ちを許されました。
事故してから約4ヶ月ですか。別の意味で死ぬかと思いましたわ。


色んな人から、あれ?今日から独り?などと声をかけていただきまして。
掃除のおばちゃん、通称、猫好きさんからはメシの誘いもあり。


「やっとだねー。肉でも食べに行くー?お金はよろしく。」

「いやいや、快気祝いは会社のほうから何度もやってもらってますし。
 肉だけじゃなくて、猫好きさんも食べちゃっていい会なのそれ?
 だったら行くー。いっちゃうー。」

「バカだー。相変わらずこの子バカだーw」



ほんでまぁ、折れた歯の治療も7月中旬には終わり。
すんごく腕のある先生に当たって、正直めっちゃ満足はしてます。
保険の関係で色々と時間はかかりましたけどねー。あっはっは。



不調の右足は、新たな整形外科にかかって治療することになりました。

今まで色んな医院で、事故との因果関係が争点になっていたわけですが、
ここのクリニックでは、すんなりと認めてもらえました。

「へぇ~。三日間も意識が戻らなかったんですか。そりゃ大変だ。
 足は事故のときに痛めたんでしょうね。そう考えるほかない。
 MRIで見てみないことには分かりませんが現状、
 サブローさんが訴える痛みの証言を参考にして、
 私が考えつく症状名を書き、労基に書類を送りますよ。」


なんだここは、天国か?その割には白衣の天使がいないようだが。(失礼)


まぁこれで労基が承認しないと言うならそこまでですね。
だが、それはそれで納得できる。ほんっと長い道のりでした。




せやけど人生、上手くいきかけては、またトラブルがあったりでね。
解決はしたのですけど、まぁ面倒くせぇ客が難癖つけてきたんですよ。

誰が夜勤であっても同じ結果にはなったんでしょうけど、
たまたま僕が当番でね。それも年に何回かはあるトラブルだから、
さして驚きもしなかったんですが、問題は運の悪さ、タイミングよな。
ほら、事故したあとでしょ僕。

社長がそれで、後遺症が原因でトラブったんじゃね?とか暗に言ってて
失笑なんですよこれが。いやいや、めっちゃよくあるヤツじゃん。
てめぇの脳内、毎日事故おきてんの?って聞きたいレベルよ。

ざっくり言いますとね、閉店時間ギリギリに来たが、店がもう閉まってた、
なんで閉まってんだよコラ、ってやつです。
お前の時計なんか知らねぇよバカ死ねよこっち見んじゃねぇってやつです。
1分前に来たとか言うやつ、実は大抵、間に合ってねぇし。


でまぁ、社長曰く、1~2分くらいの遅延は許容範囲なんだってさ。
それはね、僕ら社員からすると、非常に困る。線引きは大事なんですよ。

あ~ちょっと待ってぇ!と駆け込んでくるお客さんを今まで断ってきたし、
そこを許すと30分でも1時間でもオッケーということになるんですよ。

ここが会社じゃなくて自分の家だったら中に入れてお茶でも出してあげるけど、
皆が利用する場所だからね。誰か独りを優遇するこたぁ出来ないんですよ。
厳しいようだけど、皆が守っているものを守れないというのなら
店を利用する資格がそもそも無いってことです。死ね定期です。(辛辣か)



部長は、下の事情を知っているだけに理解あるコメントを下さったけれど、
社長はそこんとこ希薄なんだよな。客は大事だよ。それは誰でも分かるよ。
そこじゃねぇんだよ。トラブらないようにするにはどうすればいいのか、を
考えて制定させるのがアンタの仕事だし、優しさだし、正しさなんだよ。
上辺だけの綺麗事、一般論なんざ、現場にいる人間にとっちゃ役に立たないゴミだ。



というようなことがありまして、復帰早々、めんどくせぇ・・・なのです。あっはっは。
いやほんと、なんでもかんでも例の事故と結びつけられるの腹立つじゃないですか。
あの時、走れなかったのは事故の・・・とか、計算間違いは脳の後遺症が・・・とかね。

社長は、そういうことを暗にでも言わない人だと思っていたのですけど、
まぁ僕も何を考えているのか分からない異端者ですからねー。
色々と疑られてもおかしくないか。そういうつもりなら僕もこのままでいくし。
そんな薄情なヤツに、サービストークも正直ごめんだからな。悪いけどさ。
単に、いち社員としての感謝しかないですわ。給料どうもっての。それだけだね。





またも色々とやさぐれておりますが、
それなりに楽しくやってますからご安心を。

あーでもほんと、もっと穏やかに、ですね。
明鏡止水の精神で頑張ります。俺はできる、できるヤツだっ。

ではでは、ほなまたね。グッドラック。良い梅雨を。





仮・職場復帰ラスト

2019-06-21 01:29:44 | 日記
毎度、サブローでございます。最後の仮・職場復帰でした。


僕の代わりに仕事に入ってくれた大先輩を労うべく、
社長と部長がメシに連れてったんですね。

夜勤だった僕と主任は休憩の1時間だけ、
交代でその席に出ることになり、先に主任が行って帰って来た。

で、後から僕が行きますと、完全に社長と部長が出来上がっていて。
事故の話を延々とするわけです。

二度と事故するなとか、親や大先輩に感謝しろ、など。
あー・・・だよね。と思いながらニコニコしていた僕でしたが、
休憩時間が終わりそうなので

「あ、それでは、まだ仕事が残っていますので。」

と、立ち上がったら社長が大激怒ですよ。

大先輩に感謝の気持ちは無いのか!と怒号されましてですね、
それ以外に優先することがあるってのがおかしい!と言うのですよ。

せやけど俺、仕事中ですから戻らないといけませんやん。
主任も待ってるわけですし。それを感謝してないと見るのは変でしょ。

いや、気持ちは分かりますし、最後まで見送るってのが筋ではあります。
だけど仕事を丸投げしていいのかって。フツーに無茶言ってません?

あんまり言うので、


「じゃあ今からタイムカード押して戻って来ますよ!主任には悪いけど。
 僕が彼に感謝しているって証拠を見せます。」


「はぁ?!お前は仕事を放棄する気か?!主任に迷惑だし、
 なによりお客さんに迷惑だ!誰から金をもらっていると思ってんだ!」





ちょ・・・マジなに言ってんだこの人。

答え、ねぇじゃん。






僕は他人に無関心なので、常日頃、どうでもいいって顔をしている。
それが、きっかけなんでしょうね。いや、感謝してんだけどさぁ。
どう見えるかはその人次第なとこあるから。せやけどこれは面倒臭い。


でもまぁ、もし僕が心の底から感謝していたのなら、
色んな垣根を跳び越えて最後まで付き合ったのかも知れない。

そうせずに(仕事とはいえ)自分の都合を優先したってぇことは、
助けてもらっておいて感謝もしねぇゴミクズと言えなくもない。

かなり無理があるけどな。だって、主任に仕事を任せてるんですよ。
彼は時間通りに戻って来たし、俺もそうするのが道理ってもんでしょ。
他人様に仕事させておいて、自分だけラクなんざ出来るかよ。


もう帰れとか、お前とは二度とメシを食いたくないとか、
それはもう怒鳴り散らされましたが、じっと堪え忍びましたねー。

休憩時間はとうに過ぎてましたけど、その場を去ることだけは出来なかった。
黙ってその場を去り、職場に戻ることは容易いし、そうしたかったけれど、
こういうのって後々になって顔を突き合わせるたび出てくるもんだからね。
僕の印象は今この瞬間でしか変えられない。だから、座り続けましたよね。
めちゃくちゃ帰れオーラ出てましたけど社長。あっはっは。はーマジ疲れる。

最後には、ガシッ!と握手し、もっと強い男になれ、など色々言われて
とりあえず円満に終えることが出来ましたけれど。まぁ~今回は凄かった。
部長にも散々飛び火が行っちゃって、本当にすみませんって感じでね。


ほんでまぁ、冗談でよく言ってますけど、マジで僕は冷たい人間なのです。
案外、社長の言うように、感謝してないのかも知れないですねその実。
人の善意を軽んじているところがあるんでしょうね。そんなこたぁないんだが。


でも、言われてハッとする事も多かったですね。

僕は普段、良識ある自分ってのを演じているだけで、芯では何も思ってない。
抜け殻ってやつですね。よくは分からんが、そうなんだと思う。

その、すっからかん、を看破できたんじゃないっすかね社長は。熱い人だから。
熱さというか、人間らしさってのを注入してくれたんでしょうね今回も。
ははは、ありがたいけど、僕は社長のようにはなれないです・・・よ。




いやーほんと、色々あり過ぎて大変でしたけど、
今日から本格的に職場復帰します。戻ってきましたねぇとりあえず。

相変わらず不器用で他人の気持ちも分からねぇ陰キャ野郎ですが、
ここまで来たからには恩返し出来るよう頑張って行きたいと思います。

にしても今回は凄かった・・・。


仮・職場復帰10

2019-06-16 01:24:07 | 日記
毎度、サブローでございます。実家に戻っておりました。


先日、仕事終わりに大嫌いな百貨店へ行きました。
いや、単純に人が多いの嫌でしょ。
え、俺だけっすか。天才だったの俺?(どういう思考回路をしt・・・)

というわけで皆さんお察し、人嫌いな僕の心中は、こうです。


うっわー・・・ありえねぇ~。マジで人がゴミだ。きっしょ・・・。


ほな、なんで来たんや?と言いますと、快気内祝の品を買いに、です。
見舞いに来てもらっといて失礼極まりないですが、要りまへん。見舞いなんざ。
こんなとこに来るハメになるんだったら、そっとしておいて欲しい。マジで。

いくら自分が優しいつもりでも、相手にとってそうじゃないのだとしたら、
やっぱ違うじゃないっすか。え、どうなんですかそこんとこ。責任者でて来い。
頭なでなでしてやるから出て来いってんだよ。(黙りなさい)


ほんでまぁ、婆ちゃんには新茶と和菓子、親戚には洒落た洋菓子をそれぞれ買う。
のし紙は作るの面倒だろうなぁ・・・と思いつつも格好ってのは大事だから

「快気内祝で頼みます。ごめんね忙しいのに。」と、お願いする。


店員のおねぃさんは超絶ニコニコしながら応対してくれたのですが、
絶対めんどくせぇはずなんだよな。


「なぜ百貨店って言うか知ってますかお客様?」


「色んなものを置いてる、置いてないものは無いって意味じゃないの?」


「てめぇみたいなゴミ客は百回ぶん殴っても可って意味だよ。」


「そんなプレイ頼んだ覚え無いんだけど、とりあえずそれいくら?(やる気かよ)」


いっそ、こんくらい吐き散らかしてくれたほうがラクなんだこっちが。
僕にとってはですね、態度悪いのと丁寧なのは同義なんですよ。
店員には、ちょうどいいラインってのがあってですねー・・・(うるせぇよお前)



手荷物いっぱい抱えたまま地下街をひた戻り、ふと思い出す、重要なことを。


田舎にある実家で療養していた頃、一度だけ市内の病院へ再診に行ったことがある。
その日は雨で、母の傘を借りたのですが、あら不思議。
帰って来たら無いんですよ。あっはっは。(お前は最低か)

これにはちょっと事情があったのですが、まぁ紛失した事実が消えるわけじゃない。
下手にモノを申すのは止めておきます。これでも男だからね。
泣いてる女の子を見たらその子の心に降る雨を全部受け止める傘に俺はなる。
そういう男だから。(折れちまえ)


で、あーそうだったと。慌てて近くの女性向け雑貨店に入り、

「やだーきもーい。男が入ってんだけどー。傘じろじろ見てるぅー。変態きも~。」


とかいう罵声を浴びせられながら(妄想)紺色の生地に白い花柄の傘をチョイス。


「ご自身・・・のではないですよねーw ギフトですかー?」

「あ、そうです。贈り物っす。」

「はい、それでは、可愛くラッピングしますねー♪」


おおう・・・。流石は女性向けのお店、ラッピングが途轍もなくオシャレだ。
しかし、おねぃちゃん。よく考えて欲しい。
暫くそれを持って歩くのは俺なんだが。軽く恥ずか死ねるぞ。




ちょっと小走りで会社まで向かい、我が愛車に乗り込む。
4万円の車検1年半付きだから買っただけの中古車だが、
無いとあるのとでは全然違う。

元は、ハンググライダーのスクールが鳥取にあるので、
そこへ通うために買った車だ。はは、なんか懐かしいな。
買ってからほとんど乗った試しがない。


別に、オートマが悪いわけじゃないが、やっぱりちょっと物足りないっすね。
下手クソだったけど、好きだったなミッション。楽しかった。
中古車の数は圧倒的にATが多いから安いんですよそっちのほうが。
でもマジ腹立つから次は金が無くてもMT乗る。暇なんすよねー。吐く。


見舞のお返しに色んな親戚の家を回らなくてはいけなかったが、
それよりも先にやることがあった。

事故で大破したロードバイクの売却である。



実家に置いてあるのでまずそこへ向かう。
着いたらば、なぜか妹と姪っ子までいる。
まーた、母の仕業か。呼ぶなと言うに。

家族一同に挨拶したあと、日本一周した時に使っていたクロスバイクと、
事故車のそれを車に積み込んで買い取りしてくれる店まで行く。

初めて行くお店だったので、少々道に迷ったが辿り着けた。
しかし、駐車場の入り口に等間隔で赤いポールが置いてある。
でも、駐車場には車がちらほら入っている。

「・・・?よく分からんが入れないことは無いし、実際、中に何台かいるしな。」


隙間を縫って入り、駐車したものの、店のシャッターは半分だけ開いている。
そういや何時開店だったか・・・。調べてみると30分早かったようだ。
なーんだ、それであのポールか。妨害してんのかと思ったぜ。あっはっは。

しかし、スマホでホームページをよくよく調べてみると、驚愕の事実が。



本日、臨時休業します。




おいいいいいい!マジかあああああ!!マジですかああああああああ!
このクソ重いチャリ2台をまた実家まで持って帰れというのか?!
それに俺には、この連休にしか地元に戻ってくる用事ねぇんだぞ?!
この為に改めてまた・・・なんてことはあってはならん!!断じて!!!


ハンドルを握りしめ、頭を垂れていると、不審者かと思ったのか(当たり)
赤い制服を着た若い男性店員が様子を見に来た。

「あ!すみません!!今日って休みなんすね?!」


「あーすみません。店長が急に決めちゃって。そーなんです。」


「まだオープンして間もないっすもんねー。色々と準備があるんでしょ?」


「そんなところです^^」


「あのぉ、仕事を増やすようで心苦しいんだけども、チャリ預かってくんない?」


「買い取りですね?ちょっと店長に確認してきます!」



そうして、運良くチャリを預かってもらえることになり、少しは心が救われた。
当然、今日は休みなので、査定が終わるのは最短で次の日。
また訪れるハメにはなったが、彼らの心遣いにチップをやったと思えば、納得もできる。
結局ほんで、めちゃくちゃ安かったですわ。事故車っすからねぇ。
アレを整備、修理したとしてもフレームが逝ってるので安全車としては売れない。
なので、パーツで使える分だけしか査定対象にならなかった。まぁしゃーない。
金は全部、親に丸投げしました。五千円くらいだったかな。


その後、疲れ切ってはいたが、婆ちゃん家2軒、親戚の家3軒、を回ってお返し。
母方の婆ちゃんが俺の両腕を掴んで離さなくて大変お時間がかかりました。
だけど、そうは言っても、俺のこの無駄に気を遣う精神ってのは
婆ちゃんから遺伝されたものだな、ってのが分かるほどの人でねぇ。

要所要所で、行かなくていいのか?と訊いてくるんですよ。
私はずっと居て欲しいけど、口うるさいから居たら疲れるだろう?という。
すんげぇマシンガントークなんだけど、常に俺が、しんどくないか気にしてる。
俺の自慢ですねぇ。優しく強い。最高です。好きですねー本当に。

割愛しますが、とても独りでは暮らせない身体なのですけどね、
独りで風呂入ったり出来ちゃうんですよ。米炊いたりね。
あのー・・・目と耳が完全にダメでね。そういう婆ちゃんなんすけど凄いなと。
通院とかは流石に他の人の手を借りて、ですけど。

俺はこの通り、他人に興味が持てない異常者なんですけど、
婆ちゃんが死んだら泣くでしょうね。
誰かの為に泣くなんてこと、俺には一生無いと思っていましたが、
こればっかりは例外でしょうねぇ。あっはっは。



すっかり夜になり、最後に実家に戻ったらば、晩ご飯の準備が。
いえ、もう帰らないと会社が閉まっちゃうから、と言っても聞かず。

ちょっと洒落た傘を渡したせいか、記憶にある晩ご飯より豪勢。
ありきたりな質問に応えながらパクパクといただく。
ちゃんとメシ食ってんのか?といったアレです。食ってる食ってる今食ってる。


食後、両親が見送る中、車に乗り込んだものの、忘れものを思い出した。
下車して意味ありげに近づくと、なんだなんだ?と訝しげに見る両親。


「えー・・・私のほうが先に死ぬかも知れないので言っときますがぁ、
 父さんと母さんの子で良かったです。以上。」


「ひえっ・・・!なんや気持ち悪!!」


「いや、結婚結婚言われてさぁ、自分が親になったときのことを考えたらば、
 俺にはできんなぁと。いやなにがってアレよ。

 母さん側だと、毎日メシ作って、洗濯して、まぁ他にも色々あるんだろうけど
 苦労しまくりじゃないっすか。」


「うむ、その通り。よく分かってるじゃないの。」


「父さん側だと、仕事で疲れてんのに、夏だったら遠方の穴場の海辺まで
 朝早くから車を運転して家族を連れていくわけじゃない。
 ほんで子供と遊ぶんだぜ。」


「(失笑)」


「そういうの、スゲェなと思えるようになったのよ未婚だけどな。
 だからまぁ昔も今も色々やってくれて感謝してるんですよ。
 俺には出来る気がしねぇ。」


「そんなの、いざとなったら出来るもんだよ。」





とまぁ、言うべき事は伝えたので、陰キャ発動し、後は、そそくさと帰りました。
ようやくこれで肩の荷が下りましたね。いつでも死ねますわ。あっはっは。

とにかく走りまくりの連休でした。色んな意味で。





さてさてさぁーて、もうすぐ本当の職場復帰が近づいてきました。
気合い入れて頑張っていきましょう!皆さんも体調には気をつけて。
(大阪も、めっちゃ変な天気が続いてますぅ。やだー)



仮・職場復帰9

2019-06-07 01:47:15 | 日記
毎度、サブローでございます。まぁ・・・色々と揉めとります。
荒ぶる邪神と化してますからね僕。やめろや、体力使うから。

元々ねぇ、僕は怒るのが苦手なんですよ。怒れないの。
そういう人いるっしょ。それだよ。俺もなんだよ。
まず自分が間違ってんじゃねぇか?って思うところから入るし、
どんなに間違ってる相手にも、事情ってもんがあるしな、
とか考えて許すことがほとんどなんですよ。どうよ、神でしょ。

でもさぁ、今って、怒るべきところなんだよ。ここしかねんだよ。
はいそうですね、分かりました、で済ませられない領域に来てんの。
めちゃくちゃ疲れるから嫌なんですが、やるしかねぇのよ。


事故当初の大病院にて整形外科にかかり、おとぼけ顔の男性医師に訴える。
しかして


「う~ん・・・でもねぇサブローさん。証拠が無いですからねぇ。」


「だからそれは証拠が無いというのなら逆にアンタらが
 事故との因果関係が無いと断言できるのもおかしいってことになるでしょって
 何度も言ってるでしょうが。

 その可能性がある、と阪大の先生も言ってるんですよ。
 普通はそう考えるのが筋ってもんじゃないですか。証拠が無くても。
 意識を失っていたのだから全身を強打していた可能性がある、とするでしょ。
 
 他に足を痛めたエピソードもありませんし、元々悪くしていた可能性も当然あるが、
 事故をきっかけに悪化したとしても、全くの無関係とは言えない。そうでしょう?」


「う~ん・・・ウチはまぁ手術主体の病院なので、サブローさんのように書類作業で
 長くなりそうなケースは紹介状を書くので他院へ行ってもらって、
 そこでお願いして下さい、というわけなんですよ。」


「要は丸投げっすね。」


「そう捉えてもらっても自由です。」


「そもそも、保険使えませんとするアンタらの紹介先で
 承認される可能性なんて無いでしょ。意味ねぇわ。」


「いえいえ、紹介状にそんな記述は一切していません。
 証拠をお見せしますよ。はい、どうぞ。」


「そうじゃない。アンタらの病院で労災登録してんの。
 紹介先で指定病院の変更届を提出したときに
 支給不支給すら決定していない事実が労基の反応で分かるやろ。
 
 その際、あ、じゃあウチも承認せんとこ・・・ってなるがな。
 上のクラスの病院が関与しないモノを下が勝手できるかよ。」


「そこがそう判断するのならそれまでですね。」


「だからアンタらは断言しなくてもいいんですよ。
 その可能性があるとして労災に費用請求してもらえればそれでいい。
 そうすれば調査も入るし、その結果には従いますよ僕も。」


「しかしまぁ、お金の事ですからねぇ・・・。」


「言い値を払ってやるから言ってくれ。金が欲しいんじゃない。
 事実を歪曲して被害者に全てを投げ捨ててくれるな、と言ってる。
 謂われのない罪をなすりつけんじゃねぇって言ってるんです。」



それだけ言うと、遂には事務員さんを呼ばれ、廊下に出て再戦。
注目なんて浴びたくない人生だが、全てを吐き散らかした結果、
他の患者たちから好奇の目で見られましたね。はっ、死ねお前ら。
(大丈夫かお前。辛辣すぎんぞ)


すると、部長に話を通してくれることになり、
後日、どうするか連絡をくれるそうな。ごめん、本当ごめんな。
事務員の姉ちゃんには何の罪もねぇんだけど、俺も必死なんだよ。
絶対に後悔すっから、分かってるからそれだけは。
後遺症が残ったときに、足が痛む度、何の補償もされなかった、と。

自分だけは自分の味方でいてやりたいんですよ。
大抵のことは自分を犠牲にしてきたけど、
そりゃ俺が優しい人でありたいと願った結果だったり、
納得した上でそうしたからいいんだそれは。

今回のことは理不尽極まりないから納得なんぞ出来ねぇ。
とても看過できない。その違いっすね。



で、次に転院するクリニックでどうするかって話なんですが。
珍しく頼りにならん弁護士が色々と策を練ってくれていたみたいで、
事故で負った怪我を治療しました、という病院の証明をもって請求し、
労災が使えるかどうかは労基(厳密に言うと労局なんだろう)が決定する。
その通常の流れとは別の、かなり例外的な請求方法を提案してくれましてね。

労基も、前例が無い、というほどの手段なのですが、俺はもうそれでもいい。
なんだってやってやるさ、事実を事実として通せるなら。

結果的に認められなかったとしても、裁判で争いますしね。
まぁなんしか吐きそうですわ。あっはっは。
平穏な日々、帰って来てー。


さて、気を取り直してまた一日、元気に乗り越えていきましょう!
ではでは、皆さんに幸あれ。グッドラック。ほなまたね。