1981年(昭和56年)の訪問時には叶わなかった撮影があった。
大歩危、小歩危間にある俯瞰撮影だ。
吉野川を左手に山あいの崖っぷちを走るカットで晴れると
この上なく四国らしさが醸し出て、本当に美しい場所で
ある雑誌で掲載されているのを見て、絶対に一回はここで
撮影しようと心に決めていた場所だった。
問題はどこにあるかだった。今のような情報が簡単に入手できない
時代で、国土地理院の地図をにらめっこして、目星をつけて
言ってみた場所だった。確か、大歩危駅からタクシーで
山道を登ってもらってそこからは、山道をテクテクと半分
登山のような道を歩いていった。行き着くとそこには、
展望台のような小さな場所があり、眼下に吉野川を見下ろす
場所だった。そして目指した場所そのものだった。
まるで模型のレイアウトを見るような場所だった。
さて、問題はどの列車を撮影するかだ。何故なら山あいの
場所ゆえ、晴れてもTOPライトの時間に通過する下り
列車しか絵にならない。もう客車列車が無くなってしまっているので
午前中に下る271レに焦点を絞った。その1時間後にも281レが
あったが、これはどうも違う場所で撮影していたようだ。
そして快晴の中、271レは定時に通過していった。
見てとおり太陽がまだTOPになっておらず、側面に回っていない。
次の281レなら回っていたかもしれない。
しかしながら、ようやく念願が叶った一瞬でもあった。
オレンジ色の正面だけがDFを主張している。
でも残念なのは、一番いい場所で切ったコマが無くなっており
その前のコマをスキャンしたが、ベストな位置でない。
多分焼いた時に抜いたと思うが、管理がおろそかになっていたようだ。
また、見てのとおり左には木々が写りこんでいるので、
おそらく今はこの木々が生い茂っていて撮影できないのでは
ないかと思うがまったくわからない。
そしてここで撮影した近年の作をみたことがない。
271レ DF5041 小歩危~大歩危 1983年3月19日
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