『ろばや』のブログ

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手動と電動

2016年05月30日 | 珈琲

メールで質問がありましたので、考えてみました。

「今、ウチではダイヤコーヒーミル(手動)を30年くらい使っているのですが、最近、電動のナイスカットミルで淹れる機会が時折あり、味の違いが気になっています。手挽きの方が風味もあり柔らかく、しっかりとした味わいがして良いのですが、電動は味が軽く、風味も弱く、ちょっとキツメの味がします。ナイスカットミルは均一な引き具合で熱も出ず美味しいと評判なだけに、なぜだろうと考えております。一応エアスプレーで掃除してから使ってみまたのですが・・・。」

 

詳細は不明ですが、考えられることは、「ダイヤコーヒーミル」は手動で、30年使用とのことなので、歯の交換のことも含め、豆の挽きに「バラつき」ができるという前提で考えます。対して電動の「ナイスカットミル」は、「細かく」「均一」の粉になると考えました。

 

一般に「粗い粉」に比べ、「細かい粉」の方が成分の抽出が早くなるため、お湯を落とす速度を早くする必要があります。逆に粗挽きだとお湯を落とす速度をゆっくりにします。

「粗い粉」と「細かい粉」で、同じようにお湯を落とすと、細挽きの方が濃くなります。だから「キツメ」に感じたのかもしれません。「味が軽く、風味も弱く」というのは、それまで、「粗い粉」(言わば、粗挽きと細挽き、のブレンド)にマッチしていたお湯の量とスピードが、「ナイスカットミル」の細挽き、均一の状態のものに合っていないのではと考えられます。

ボクが考えるに、今までより、少し低い温度のお湯で、落とすお湯のスピードを少し早めにしてみたらどうかなと思います。または、挽きめをもう少し粗びきにしてみたら、どうかなとも思います。(トモ)


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