プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

完成の定義(Doneの定義)はゴールの共有である

2018-08-01 | 考え方

スクラムでは「完成」を定義する。

まず、スクラムガイドを見てみよう。

以下抜粋:

プロダクトバックログアイテムやインクリメントの完成を決めるときには、全員がその「完成」の意味を理解しておかなければいけない。スクラムチームによってその意味は大きく異なるかもしれないが、作業の完了についてメンバーが共通の理解を持ち、透明性を確保しなければいけない。これは、スクラムチームの『「完成」の定義』と呼ばれ、プロダクトインクリメントの作業が完了したかどうかの評価に使われる。

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「完成の定義」を、利害関係者で合意しておかなくてはならない。

「完成」するとは、製品がどのような状態になることを意味するか、作り手・使い手の両者で合意しておく。

 完成を定義するには、最終ゴールの共有が欠かせない。

アウトプットイメージが共有できて、初めて完成が定義できる。

利用者は、受入基準(ゴールに達したと判断する基準)を開発者に伝える。開発チームは、受入基準を満たすように作る。

そして、基準は、客観的に判断できるよう数値化する。仕上げレベルが、個人的な感覚であってはならない。

成果物の完成を正しく掴むことで、ゴールまでの道筋が見えてくる。

今いるところから、

  • 距離がわかる
  • ルートがわかる
  • かかる時間がわかる

関係者の「わかる」を引き出すには、バックログやインクリメントの「完成を定義」することである。完成を定義することは、そのままスクラムの透明性を高めることに繋がる。

完成の定義についてこちらもどうぞ。

スクラム「完成の定義」はたったひとつ




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