安倍首相がアメリカ・ハワイの真珠湾に、日本の真珠湾攻撃によって亡くなった、米兵たちの慰霊のために訪問したとのこと。
この時期の首相の真珠湾慰霊訪問に関しては、今月行われたエル・カンターレ祭御法話「真理への道」で、大川隆法幸福の科学総裁は苦言を呈しました。
一つは、「政権末期、それも政権交代した、もうすぐ米大統領が変わるこの時期での訪問は危うい」というもの。
政権が変わったということは、たとえば、会社で言えば、かつての上司のライバルが新上司に就任したようなものですから、同盟国とは言え、新大統領にどう思われても致し方ない行動です。
そしてもう一つは、要するに、「真珠湾に慰霊に行くなら、靖国にまず行き、慰霊をしなさいよ!」ということでした。
全くもってその通りだと思う。
自国の戦没者、そして国を護るために戦った兵士を慰霊するのは、全世界共通の常識です。
なぜ、英霊を祀った靖国神社には行けず、真珠湾の米兵の慰霊はできるのでしょうか?
米兵の魂は慰められても、日本の兵士たちは、放っておいて良いのでしょうか?
日本を護ろうとした人たちは、慰霊される価値なき魂だと仰るのでしょうか?
日米の過去のけじめは大事です。しかし安倍首相の行動は、そういう意味合いと取られても致し方なしです。
またLiberty Webによると、首相の真珠湾慰霊訪問は、中国が揚げ足を取ってくる口実に使ってきたようでもあります。
まぁここはいつものことですが(笑)、「アメリカだけに行って、内には来ないのかよ!」ということでしょうけど、隙を与えたのは間違いないでしょうね。
韓国でも、朴大統領が弾劾されていなければ、相乗りしてきたことでしょうね。
韓国はまだしも、中華人民共和国は、共産党一党独裁の国ですので、まぁ私が首相なら、そうですねぇ・・・。
「共産主義では、神も仏もなく、死後の生命もないのですから、慰霊に来いとはこれ如何に?」とか、「戦闘行為のあった中華民国は、無神論・唯物論ではありませんし、貴国が中華民国だったら武士道精神で伺いますけど、中華人民共和国とは公式にはドンパチ戦っていないので、慰霊しても心が通じませんぜぇ。」とか、あはは、言って差し上げますけれどもね。(爆笑)
まぁ、「慰霊に来いと言うなら、貴国政府が、まずは無神論・唯物論破棄宣言をしていただかないと、中国国民の物笑いになるだけですから、一国の主としては、とても行けませんぜぇ!」くらいは言いたいものですなぁ。(笑)
まぁ、ABCD包囲網と言って、アメリカ・イギリス・中華民国・オランダで日本を海上封鎖して、「石油の一滴は血の一滴」と戦いが始まっているのですから、普通に考えて、膨大な武器、そして燃料を、無駄に消費する南京大虐殺などはあり得ないですよね。
そういう大虐殺などというのは、豊富な武器や資源のある国の発想です。そう言えば、アメリカは、大空襲や原爆投下など、非武装の一般市民を大量虐殺しましたけれど、これは国際法違反ですから。
まぁ戦前は、「白人以外人に非ず」の世界でしたので、有色人種だったらOKだったのかも知れませんけれども。
まぁ南京大虐殺など、私が現場指揮官なら、そういう無駄なことは、絶対にさせません!
人道におとるし、何より武器や燃料が減るからです。当時の日本に、無駄使いが許されたはずはありません!
本日は、Liberty Webと関連動画をどうぞ。
(ばく)
真珠湾訪問が生み出す火種 中国から「安倍首相はまず南京に来るべきだ」の声 http://the-liberty.com/article.php?item_id=12396
安倍晋三首相が、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する目的で、26日夜、ハワイに向かう。
だが、この訪問があらぬ火種を生み出している。
いわゆる「南京大虐殺」から79年が経ったとして、12月13日に江蘇(こうそ)省南京市の「南京大虐殺記念館」で追悼式典が開催された。今回の式典は、2014年に主催が地元政府から国家へと格上げされてから3回目となる。
中国共産党の趙楽際(チョウ・ラクサイ)政治局委員長が参加し、「歴史を改ざんしようとするいかなるたくらみも中国人と世界の平和と正義を愛する人の非難と軽蔑を受けるだろう」と述べた。旧日本軍に殺害されたとする犠牲者の数についても「30万人」と強調し、「国際的にも法律的にも評価が定まっている」とした。
参加者の1人は「安倍首相にもここに来て、祈って欲しい」と話したという(13日付朝日新聞)。また、式典に先立って、中国民間対日賠償請求連合会の童増(トン・ズン)会長が、同会が在中国日本大使館を通じて、日本政府および安倍首相に対し、南京大虐殺に関する謝罪を求める書簡を送ったことを明らかにしている。
真珠湾訪問を機に盛り上がる中国のプロパガンダ
安倍首相が真珠湾への訪問を発表した後、中国外務省の陸慷(りく・こう)報道局長は、記者会見で、満州事変の発端となった柳条湖事件を記念した博物館や731部隊跡地を挙げ、「日本が深刻に反省し本当に謝罪したいなら、中国には多くの弔うべき場所がある」と述べた。
中国のインターネットでも、「なぜ(中国の)南京を訪れ、大虐殺の犠牲者を弔わないのか」などの書き込みが目立つ。
しかし、中国政府が主張する、南京大虐殺で30万人の犠牲が出たということはありえない。当時の南京の人口は、記録に残っているもので15~25万人であり、人口以上の虐殺は物理的に不可能であり、「虐殺された」はずの遺体の記録もない。そもそも原爆でも落とさない限り、短期間で10万人規模の虐殺を行うこと自体が難しい。
この、南京大虐殺は、中国が「日本悪玉論」を世界に広げるための情報戦の1つだ。
原爆と真珠湾は同等?
また、真珠湾への訪問が世界に与えるメッセージにも注目すべきだ。
たとえ日本政府やホワイトハウスが広島訪問と真珠湾訪問の因果関係を否定しようとも、オバマ大統領が現職大統領として初めて広島を訪問した後に真珠湾を訪問することは、「お互い被害を出したシンボルの『戦地』を訪問することで、和解する」というメッセージとなる。
これでは、広島への原爆投下と、日本軍による真珠湾攻撃が同等だとアピールするようなものだ。しかし、軍人でもない一般市民を狙った市街地への原爆投下と、軍事施設のみを対象とした真珠湾攻撃とでは性質が異なる。自身の行為が世界にどう見られるか、安倍首相は理解しているのだろうか。
宗教行為としての慰霊
大川隆法・幸福の科学総裁は、12月7日に千葉・幕張メッセで行われた「エル・カンターレ祭」での講演「真理への道」(『繁栄への決断』所収)で、安倍首相の行為を次のように指摘している。
「『日本国の首相が靖国神社に慰霊することは、政教分離違反になり、憲法の定めているところに反する』という主張が正しいとするならば、ハワイに慰霊に行くことも政教分離違反のはずです。また、『慰霊』という言葉を安易に使ってほしくありません。これは、宗教的な考え方であるのです」
安倍首相が、「慰霊」を単なる政治的外交手段の1つとして考えているのならば、先の大戦で亡くなった方々へ祈りを捧げる資格すらないだろう。今回の訪問は、日本から世界に誤ったメッセージを発信しかねない。
(片岡眞有子)
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