ベルタイマー 4 ウェストミンスター
しばらくサボったり手抜きをしたりしましたが、再開したいと思います。
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これまで紹介したベルタイマーは、学校のチャイムを決まった時間に鳴らすための時計です。それでは、そのチャイムの音は。一体どこで作っているのでしょうか。
学校のチャイムと言えばキ~ンコ~ンカ~ンコ~ンとなる「ウェストミンスター」のチャイムです。この音源、在実際に使われているものは、PCM音源などによる電子音です。でも、今回紹介しているタイマーの頃はおそらく機械式のものだったのでしょう。
機械式といってもいたって原始的な構造で、ハンマーでベルを叩くというものです。もっとも、「ハンマーでベルを叩く」といっても、釣鐘形のベルを叩いているわけではありません。昔の時計と同じような構造で、棒リンをモーターとカムで駆動されたハンマーが叩くというものです。時計にも高級な置き時計や掛け時計などでは、ウェストミンスターチャイムのものがありますが、あのチャイムの機械部分をひとつの装置として、音源を拾うピックアップを取り付けたようなものです。
私が記憶している限りでは、放送室にあった装置は結構大きな箱に入っていたと思います。確か高さ40~50センチ、幅30センチ位の金属製の箱です。扉を開けると中に整然と機械が並んでいたと思います。残念ながら現在この装置は持っておりません。
1チップのメロディーICでできるオルゴールでもつければ音が出せるかも。
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