Ryo's factory

札幌在住の四児の父親のブログです。

「ホタル帰る」より その壱

2010年08月16日 | 日記
前回、このブログでも紹介させていただいた「ホタル帰る」
内容は特攻隊員とトメさんとのエピソードです。

多くの若者が、自分ではなく両親や、世話になった人たちへの感謝の念をもって飛び立っていったこと。
日本人として、知らなければいけないことがぎっしり詰まっています。


終戦後、知覧飛行場で日本軍の戦闘機を、アメリカ軍が爆破。
燃え上がる飛行場で、トメは棒杭を地面に突き刺しました。特攻隊員を弔う墓標だと。しかし棒杭の意味を悟られると、“軍国主義”だの、世間が許してくれないから、お参りをするのも見つからないように、花や線香もすぐに片付けて気づかれないようにしていたそうです。(のちに、立派な観音様や慰霊の施設が建設されました。)
その棒杭の墓標を見つめて、トメが娘たちにこう言いました。

「あの人たち(特攻隊員として冨屋食堂にきていた若者たち)は、お国のために尊い命を犠牲にしたんだよ。たった一つしかない命を投げうって死んでいったんだよ。それを忘れたら罰が当たるよ。日本人なら忘れてはいけないことなんだよ」


ぜひ、皆さんも読んでみてください。とっても大切なことが、自分の中に入ってきます。