
切り絵の遠く。
たどり着くのか光と影。明暗。
筆致の表現。奥行きと色。色の使い方。大きさ。射程範囲。
やればできるが、やらなければできない。
ハサミでの表現。やる人が少ないから、あんまり見たことないから新鮮に感じる。
行為そのものはそんなに難しいことはしていない。
意外と簡単。
ただ、みんなやらない。わざわざやらない。
だからオレが助かる。
ハサミの使い方なんかは慣れだから、出来ちゃう人はすぐできちゃう。
なんでもそうだけど。
だからオレは怖がってるけど、ホッともしている。
たまたま見つけた遊びの着地点がそこだったので、無理がない。
一歩先にいることが出来る。
ありがたや。
難しそうに見える。ハッタリが効く。故に驚かれるし、喜ばれる。
後は絵を描くのが好きかどうか。だからオレは後発が届かない。とこまでリードしとかないとね。
誰でも辿り着けるけど、量は必要ということ。
昔は自分でも意味がわからなかった。
今でも、まぁ、よくわからない。
なんなの?
切り絵。
そもそも「切り絵」でいいの?
そこからして謎。
ハサミを使って絵を描くわけだからそうなんだけど、
だいたいそれは「絵」なの?
それとも薄っぺらい「立体」なの?
何としてプレゼンすればいいの?
始まりが、オレが楽しいという意外に価値がないというところがよかったね、しかし。
「アート」と言われるものの在りかたとしては、一番嘘のない発生の仕方だね。
また、速いとこが面白いよね。
笑っちゃうよね。
そもそも「速さ」を鑑賞するものじゃないしね。
速いから、どうってことないんだけどね。
でも、速いと面白いし、スゴいはスゴいんだよね。
ロックンロールに必要なモノはスピードっていうしね。
ロックンロールに憧れてるからさ。
ロックンローラーになりたいのだからさ。
それにしては喋りすぎなんだけどさ。
そこは、まぁ、「おしゃべり」そのものをロックのジャンルと捉えて、
技を磨けばいいのだがね。
細野晴臣いわく「音楽は3分間の夢」だって。
似顔切り絵をはじめて7年くらいだけど似た感じにとらえてやっている。
似顔はライブだね。
一個一個の作品を集めてアルバム作るべきだね。
エンターテイメントが好きなのよね。
ということは、どういうこと。
オレの「切り絵」はパフォーマンスも含めてのもの。
見せる切り絵。
ライブやって直接、
お客さんの反応がわかる、見える、音楽というジャンルが羨ましいという想いがずっとあるのね。
「パフォーマンスアート」でもある、のか。
やはり広い目で見ると「田中良平」がやっていること、ということなのよね。
あはは、あえて言えば"Fine Art"なんだけーどー。
そういえば、今朝デビッド・リンチとお話したよ、夢の中で。
結構、感動したよ。
で、起きてFACEBOOKみたら、
ちょうど誰かが彼の音楽活動の記事をアップしてて、
読んだら、なんかやっぱいい。
ああいう、場所がいい。
ああいう、ところ。
リンチみたいなところ。
ピカソみたいなところ。
ベーコンなところ。
好きなとこ、
好きなこと、
やっているとこ。
奥田民生なところ。
気持ちいいところ。
岡本太郎であるところ。
精神が自由で、正しく気持ちいいところ。
ある種の祈りであるところ。
ある種の願いであるところ。
許すところ。
許すも、許さないもないところ。
水木しげるなところ。
目指せ。
あれ。
届け。
いろ。