オイラの切り絵を見て、多くの人が「スゴい」と言ってくれる。
とても、嬉しい。
お世辞と捉えたとしても、十中八九の人がそういうのなら素直に受け取るべきで、
よってオイラの切り絵はスゴい。
時々自分でも、感心する。
上手いものだな、と思うこともある。
ありがたいことである。
これは「才能」と呼ばれるものと理解してもいいだろう。
英語で言えば「Talent」。本来の意味での「タレント」だ。
オイラには「才能」がある。
「才能」というのは、つまるところ「才能」があるように見えることなのだな。
だって自分じゃわからないでしょ、そんなの。
「才能」の有る無しは人が決める。
オイラは自分の切り絵の「才能」を使って、ぎりぎりのところを歩いている。
歩かせてもらってる。
才能はある。あるけど、でも、まぁたいしたことない。
ある、なしで言ったらあるけど、
生きていくスキル、例えば気力、体力、計算能力、意志の強さ、その他と才能を足してその数で割ったら、
おそらく世の平均より下回る。
つまりそれだけ。切り絵がちょっと出来るだけ。
他が著しく低い。
バカなのだ。
いろんなことが出来ない。
怖くて、怖くて困る。
それでいて心の奥底には不遜な態度な怠け者が潜んでいる。
不安で、焦る。
その弱さ、愚かさに悲しくなる。
怒っている人はいないはずだが、謝りたい。
申し訳ない。すいません。
怒っているのは、オイラ自身でした。
そりゃ許してなんかもらえません。
ダメですいません。
片付けられなくてごめんなさい。
と、
試験前日のようなプチ鬱状態。
おーい。
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