ガソリン価格と原油価格

ガソリン価格がずっと下がっていたのに、ここに来て上昇してますね。


ここ数日は毎日原油価格の推移とガソリン価格の推移を注視していたので、ガソリン価格と原油価格の関係性

についてには自然と興味が湧いて調べてみた。


まず、ガソリン１Ｌに対してどうしても掛かってしまう税金を挙げてみよう。

ガソリン税：５３．８円/Ｌ

石油税２．５４円/Ｌ（２０１６年４月に２．８円になります）

消費税８％（１３０円/Ｌとすると１０．４円）

こんな感じである。


１３０円/Ｌとすると、１Ｌのガソリンを入れると６６．７４円の税金がかかる訳である。

１３０円/Ｌとすると、６３．２６円が原材料費と石油精製費・運送費・利幅なのである。


１バレル５０ドルとすると、１１８円/ドルで５０×１１８で５，９００円。

１バレル１５９リッターだから、５，９００÷１５９＝３７，１０円

原油はその質によってさまざまだが、ガソリンはおおよそ２５％くらい取れるがその他重油・軽油・灯油・ガソリン

・ナフサetc...１００％燃料になるので、おおよそ原油価格＝ガソリン原材料費と考えて良い。

原油の質であるが、例えば中国から産出される原油からは１０％程しかガソリンが取れないなど、原油の質に

よって大きく変わるので一概にどのくらい取れるとは言えないが、日本の輸入している中東からのモノだと

約２５％のガソリンが取れるという事だ。


話を戻すが

現時点のガソリン価格が１バレルいくらの時の計算をしているか分からないが、約３７円が原材料費とすると

６３．２６円ー３７円＝２６．２６円が精製費・運送費・利幅なのである。


ガソリン税には本則税率と過去の道路整備５ヵ年計画の財源不足の穴埋めに暫定税率がある訳だが、

過去、民主党が「ガソリン値下げ隊」とかで政争の具にしたのはコノ暫定税率である。


今日はこのくらいで、もう寝させてくだいさい。

おやすみなさい。