幕末の志士・坂本龍馬が、妻のお龍(りょう)に贈った帯締めが見つかり、高知市文化プラザで公開されている。愛刀のつかに使う飾り金具「目貫(めぬき)」と、ひも「下緒(さげお)」で作っており、龍馬の思いの深さがうかがえる。
帯締めは龍馬の暗殺後、お龍が1年間身を寄せた高知県内の縁者の娘がもらった。娘は龍馬と親交のあった旧家に嫁ぎ、代々女性たちが秘蔵。市立市民図書館がこの家から借り受け、出展した。
2年間の結婚生活で、夫婦の絆(きずな)を示す資料は少なく、幕末史に詳しい木村幸比古・霊山歴史館学芸課長(京都市)は「貴重な愛の証し。龍馬の資料は出尽くしており、近年ではまれな発見」と評価。3月2日まで展示する。
(2008年2月18日 読売新聞)
帯締めは龍馬の暗殺後、お龍が1年間身を寄せた高知県内の縁者の娘がもらった。娘は龍馬と親交のあった旧家に嫁ぎ、代々女性たちが秘蔵。市立市民図書館がこの家から借り受け、出展した。
2年間の結婚生活で、夫婦の絆(きずな)を示す資料は少なく、幕末史に詳しい木村幸比古・霊山歴史館学芸課長(京都市)は「貴重な愛の証し。龍馬の資料は出尽くしており、近年ではまれな発見」と評価。3月2日まで展示する。
(2008年2月18日 読売新聞)