地域ゆかりの幕末の仙台藩士、玉虫左太夫の顕彰活動を進めている仙台市若林区荒町のまちづくりグループ「人生銀行」が玉虫の胸像を完成させ、25日、お披露目式を行う。式には玉虫の子孫にも出席してもらう予定。グループは「グローバルな視点を持った玉虫の功績を知ってもらうきっかけにしたい」と話している。
胸像は高さ約45センチで、ちょんまげに着物姿。玉虫が幕府の公式使節団の一員として渡米した30代後半のころの写真を基にしている。
市地下鉄東西線建設で伐採されたケヤキを使い、アマチュア彫刻家佐々木実さん(74)=仙台市太白区=が約4カ月がかりで手彫りで完成させた。
お披露目式は午後3時に荒町の昌伝庵で行い、子孫の山本三郎さん(73)=仙台市青葉区=や玉虫由樹福岡大准教授=福岡市=らが除幕に立ち会う。郡山市の作家星亮一さんによる「戊辰戦争と玉虫左太夫の今日的意味」と題した講演もある。
胸像は当面、「人生銀行」の頭取で、文具店経営の出雲幸五郎さん(78)の文具店事務所に飾られ、地域の声を聞きながら、今後の設置場所を決めていくという。
胸像作りは、出雲さんが地域の観光資源を掘り起こす活動を通して玉虫の存在を知ったことがきっかけ。昨年7月に、市から材料のケヤキを無償で譲り受け、佐々木さんに制作を依頼していた。
子孫の山本さんは「これまで知名度が低かっただけに、玉虫の存在を伝えてくれる人がいることに感謝している」と話している。
お披露目式は一般に公開される。参加費は500円。連絡先はグループの事務局がある文具店「幸洋堂」022(266)3331。
[玉虫左太夫]1823年、仙台藩士の子として生まれた。藩校の養賢堂で勉学に励んだとされる。1860年に日米修好通商条約批准書の交換使節団の一員として渡米し、見聞録「航米日録」を著した。戊辰戦争で奥羽越列藩同盟の結成に関与した責任を問われ、1869年に切腹した。初めてビールを飲んだ日本人としても知られる。
7/23 河北新報
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胸像は高さ約45センチで、ちょんまげに着物姿。玉虫が幕府の公式使節団の一員として渡米した30代後半のころの写真を基にしている。
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お披露目式は午後3時に荒町の昌伝庵で行い、子孫の山本三郎さん(73)=仙台市青葉区=や玉虫由樹福岡大准教授=福岡市=らが除幕に立ち会う。郡山市の作家星亮一さんによる「戊辰戦争と玉虫左太夫の今日的意味」と題した講演もある。
胸像は当面、「人生銀行」の頭取で、文具店経営の出雲幸五郎さん(78)の文具店事務所に飾られ、地域の声を聞きながら、今後の設置場所を決めていくという。
胸像作りは、出雲さんが地域の観光資源を掘り起こす活動を通して玉虫の存在を知ったことがきっかけ。昨年7月に、市から材料のケヤキを無償で譲り受け、佐々木さんに制作を依頼していた。
子孫の山本さんは「これまで知名度が低かっただけに、玉虫の存在を伝えてくれる人がいることに感謝している」と話している。
お披露目式は一般に公開される。参加費は500円。連絡先はグループの事務局がある文具店「幸洋堂」022(266)3331。
[玉虫左太夫]1823年、仙台藩士の子として生まれた。藩校の養賢堂で勉学に励んだとされる。1860年に日米修好通商条約批准書の交換使節団の一員として渡米し、見聞録「航米日録」を著した。戊辰戦争で奥羽越列藩同盟の結成に関与した責任を問われ、1869年に切腹した。初めてビールを飲んだ日本人としても知られる。
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