日時;2017-06-18(日) 10:30~12:30
場所;日本キリスト教団 鎌ヶ谷教会
演奏者;作曲家兼ハープ奏者 佐々木 冬彦、ヴァイオリニスト 宮野 陽子
曲目;(1)「G線上のアリア」(バッハ)--ヴァイオリン 宮野 陽子)
(2)「タイタスの瞑想曲」(マスネ) --ヴァイオリン 宮野 陽子
(3)「愛について」(佐々木冬彦) --ハープ 佐々木冬彦
(4)「アメイジング・グレイス」」(佐々木冬彦編) --ハープ 佐々木冬彦
---他
鎌ヶ谷教会は小規模な建物。私は前から3列目で、奏者と3メートルしか離れておらず、久し振りで本格的なクラシックを聴くことができた。ただ、私はクラシックファンではないので、馴染みの曲は半分くらいで、それ以外の感想は述べられない。
(1) これは、音楽としては私には不向きだ。私の興味を引いたのは「G線」だ。
ヴァイオリンで一番低い弦だそうだ。多分、一番太い弦だろう。バッハは、おお
むね、この弦だけで弾けるアリア(私には説明できない)を作曲したのだろう。
ヴァイオリン初心者には向いているらしい。
(2) 曲名も作曲者も知らないが、ヴァイオリンから曲が流れれば馴染みの曲だ。
なるほど、クラシックの名曲だろう。思わず、眼前の演奏者の左手指の動きに
注がれる。現在、東邦音楽大・短大の教授をされているという。流れるように
動いていて、これが芸術なのであろう。
(3) 次に作曲者佐々木氏による「愛について」の解説から始まった。これはアイカ
だという。私は愛歌だと思ったら、哀歌のことらしい。耳を傾けていると、聖
なる場所・エレサルムの包囲・陥落・崩壊が関係しているらしい。旧約聖書→
エレミヤ書→哀歌と繋がるそうで、ハープが奏でる「愛について」は、これに
着想を得たらしい。
聴いていると、重厚な弦の響き、急激な変調、混乱---が胸に迫ってくる。
凄い曲だなと実感した。今すぐにではなく、いずれ、徐々に話題になる曲では
ないだろうか。これは作曲者自身の体験を踏まえているらしい。だが、最後に
は微かな光が見えてくるという救いが待っている。
私にはとても難解な曲で、いまのところ理解できていない。
(4) これは大いに馴染みの曲で、この大型のハープで聴けるのは幸せだ。
礼拝儀式の中では、讃詠545、讃美歌312、讃美歌Ⅱ157、頌栄541等も歌った
(オルガン伴奏 佐藤ゆり)。---これらの中にも未知な曲と馴染みの曲が半々であ
った。
音楽礼拝のあと、お二人(実は夫妻)によるミニコンサートを約30分開いてくれた。最後のアンコールは讃美歌312で、これなら、ほとんど全員で歌え、また一流
のハープ奏者とヴァイオリン奏者のバックなので、ますます盛り上がった。
※カメラを持参したが、撮影禁止ということで載せられなかった。本当は、演奏も
録音してYouTube に投稿したいくらいであったが、残念。