元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

ブログなどを自粛しています--ただ、このままでいいのだろうか、という思いもあります。

2011-03-21 16:35:34 | 日記

 大学のクラスメイトに東北グループがいる。昨日やっと盛岡のO君と連絡がとれ、ほっとしている。翌日から普通に生活していると言う。秋田の「にかほ市」はいいとしても、盛岡や福島の田村市は心配だった。三春の里のS君はメールも電話も通じず、気がかりであったが、O君によれば「大丈夫」だという。卒業以来つきあいがないので、女性群の消息は分からない。今回の被災地域に家族と一緒に暮らしているとしたら、無事を願うばかりである。
 実は、この春、クラス会を計画していた。上野のさる場所を会場に予約してある。だが、今回のことで、多分延期せねばならないだろう。交通機関がままならぬでは、各地から集まれない。すでに用意してある案内の挨拶文には今回の大災害のことは入ってない。よって、作り直さねばならない。

 これは、大学のクラスメイトのみの範囲で、私の教え子・その家族や親類縁者、或いは旅先で世話になった人々まで入れると、数え切れない被災者がいるはずだ。だから、その日以来、ブログなんて書く気にはなれない

 我家では、地震の最中、観音開きの食器棚を押さえ続けたが、器やグラスなど、二桁の数が落下して割れ、本棚からは1階も二階も本や書類が次々に床に雪崩落ちた。近所の家では屋根瓦が落ちた所も何軒もあり、大仏駅前の神社の鳥居上部が落ちたそうだ。だが、我が町なんかは、同じ千葉県の旭海岸地方や東北地方の被害と比べればゼロに等しい。

 その後、物資不足を中心として、日常生活が大きく変わり、私も右往左往と踊らされた。だが、2日目からは、目の前のスーパーへ顔を出す以外 ほとんど家篭りだ

 被害地域へより多く周るようにと、ガソリンスタンドへは行きません。少しでも東北地方へ周るようにと、電気を使う暖房もしていません。間引き運転の電車には、勤め人が乗れるようにと、用も無い私は邪魔しないようにと心がけています。

 コスモ石油の火災では、私はチェーンメールに加担してしまいました。メールは怖いです。以来、反省と自粛を兼ねて、可能な限りメールを送らないようにしています。電話はしないように心がけています。

 突然、話変わりますが、介護予防という政府の施策があります。年寄りは病気になると、財源の乏しい健康保険を湯水のごとく使います。働く世代のお荷物にならないように、血税の無駄遣いをせぬようにと、健康維持に心がけ、アウトドアを趣味としています。

 あの大地震の日は、予定通りウォーキングをしていたら、食事処で地震を迎え、仲間の安全を損なったかもしれません。案内者としてゾットします。責任の取りようもありません。実は、お昼の食事に寄らず、途中で切り上げ、早めに自宅へ戻ったら、あの地震です。

 メールや電話をして仲間を誘うのは、考えなければいけません。----熟慮の結果、ガソリンや電車を使わず、何かあっても歩いて自宅に帰れる、或いは歩けば連絡がつくという、数人の隣近所の者だけで、近所を歩くようにしようと思い至りました。

 旅行など、不謹慎きわまりないでしょう。だが、上記のような「お散歩」程度のことまで自粛すると、日本経済はどうなるであろうかと、心配になり始めました。私のように、皆が、メールも自粛、電話も自粛、電車も自粛、車も自粛、外食も自粛、-----。ましてや、野球も自粛、サッカーも自粛、コンサートも自粛、旅行も自粛----これでは経済が回りません。会社が集中している都心の寿司屋や一杯飲み屋は閑古鳥とか。サラリーマンなどが、会社の帰りに「一杯やっか」なんて気にはなれません。皆いそいそと帰宅を急ぐのでしょう。お蔭で、築地では、マグロも野菜も売れず、余っているとのことです。これでは、日本が、どんどん先細りして、病死してしまうのではないかと心配です。 


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元気のために… (元山岳部員・K)
2011-03-24 20:52:25
自粛に次ぐ自粛、先生のコメントを拝見して、
考えさせられました。
こんな非常時には、あんなことも、こんなことも、楽しいことも好きなことも、
みんな我慢して被災者の皆さんの気持ちになって、耐えることを自分に強いなければならない。
それが美徳…であるかのような傾向です。

実際、私も山に行くことに、
行きたいと思うことに罪悪感を感じていました。
交通状況の不安定さもありますが、震災前のように、行きたい!と思うままに山頂を目指す、
ということを、後ろめたく考えなくてはならないのではないかと。

当然、元気もなくなって来ました。
仕事で疲れても、休日は山に出かけてリフレッシュ出来るから、翌週からまた頑張れる。
実際、山を始める前の自分と今では、仕事に対する集中振りも違って来ています。

でも、現在のような自分の気持ちを抑えつけて生活しているようでは、疲れがそのまま蓄積する一方です。

今、日本に必要なのは、やはり復興に向けてのパワーではないかと思うのです。
そのような時に、みんながみんな元気をなくしていては、傷ついた人や地域を支えることも出来なくなる。

決して贅沢や浪費をするのではなく、力を蓄えるために必要なことなら、進んでやるべきではないのでしょうか?

私は、今すぐではなくても、
春から夏にかけての山行をたくさん計画しています。
不思議と元気が湧いてきます。
その力を、誰かのために役立てることが出来たら良いと思います。

先生もまた、みんなを誘って下さい。
先生が声をかけて下さることで、独りで歩くよりも何倍も楽しい時間を共有でき、思い出も増えているはずです。
何かあったら助け合えば良いのではないでしょうか?
また、楽しい計画を立ててご一緒させて下さい。
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