<飯岡海岸から犬吠崎へ--輪行サイクリング>
日時;2009-3-17(火) *青春18きっぷ利用
天気;晴れ 風;やや有り
同行者;中高年男女4名
自転車;16インチ折り畳み(重量9.9キロ)
走行距離;26キロ
交通費;380円+2,300円
電車;往: 鎌ヶ谷(6:20)---(6:30)船橋(6:42)---(7:03)千葉(7:15)---(8:52)飯岡
復: 銚子(16:43)---(18:32)千葉(18:33)--[快速]--(18:48)船橋(18:54)--
(19:04)鎌ヶ谷
【コースとタイム】*トイレ
飯岡駅(9:10)--[122号]--(10:00)*歴史民族資料館(10:15)--*飯岡海岸公園(10:20)--[サイクリングロード]--(10:45)*みなと公園(10:55)---光台寺---定慶寺(11:15)--[126号]--(12:10)信号・銚子有料入口--[286号]--(12:50)*愛宕山展望館(13:30)--外川漁港---長崎鼻--[254号]--(14:30)犬吠崎灯台[*直下の店で昼食](15:30)--*君ヶ浜しおさい公園--海鹿島海岸--ポートタワー前--[254号]--飯沼観音--(16:35)銚子駅
【コース概要】
辛い登り--飯岡みなと公園を出て、刑部岬入り口あたりから国道126号は登りになる。そこから信号・銚子有料入口まで、下りは2ケ所くらい。あとは登りが延々と続く。ギア付き26インチ以上なら、普通車でも可能な勾配だ。だが、ギア無し16インチ折り畳み車では、お手上げ。信号・旧銚子有料入口まで、ほとんど、自転車を押して進んだ。
最高の道3ケ所(下の地図上赤で塗った箇所)
(1) 飯岡海岸サイクリングロード--飯岡みなと公園まで続くのだが、逆は未確認だが、九十九里海岸に沿って延々と続いている。
我々は民族資料館前の公園から「みなと公園」まで走った。幅が8mくらいあって、地元の人以外は走っていない。、潮騒以外の音の無いロードを、我々だけで右手に太平洋を見ながら走った。このロードはあまり知られていないようで、すごく気に入った。後日、一ノ宮方面へ向けて、逆方向に走ってみようと、一同で言い合わせた。
(2) 旧銚子有料道路(286号)--入って直ぐ、北海道の道路に似て、はるか前方まで真っ直ぐ道路が延びている。しかも、ゆるやかに下っているのだ。これが愛宕山展望台近くまで続いている。今は無料だが、さすが、有料道路だっただけのことはある。素晴らしいの一語につきる。ブレーキを握ったまま前方を真っ直ぐ見ているだけで、どんどん風を切って走ってゆく。ワオー、最高のダウンヒルだぜ。時々、ちらっ、ちらっと、青い太平洋が、右眼の片隅に流れて行く。
(3) 戸川漁港から君ヶ浜沿いのロード--[a] 戸川漁港~犬吠崎;鄙びた漁村の中を、のんびりと走った。特に、長崎鼻は時間が停まった様な別世界で、平和そのもの海苔採りを、しばらく眺めていた。[b] 犬吠崎~君ヶ浜沿い;海鹿島海岸まで右手に美しい海を見ながら快適な走りができる素晴らしいロードだ。
【その他のコメント】
天保水滸伝所縁の地・飯岡
飯岡の駅で自転車を組み立て、先ず訪れた場所が飯岡歴史民族資料館。昔の農作業や漁業に使用した道具などを見た後、隣室に移ったら、以下のようなものが眼に入った。天保水滸伝所縁の資料だ。天保水滸伝と言えば、江戸の天保年間の事件だが、歌舞伎、浪曲、講談、映画などでもてはやされた題材だ。
現代の若者は、この話を知らない人が多いと思う。私が教師としてスタートした昭和34年の「大利根無情」は ♪--抜いた すすきを 奥歯で噛んだぁー♪ と三波春夫がヒットさせ、今では島津亜矢が継いでいる。
リンク→YouTube - 大利根無情
話の筋は二木紘三が良くまとめているので、それにお世話になろう。
リンク→二木紘三のうた物語: 大利根無情
資料館のパンフ
飯岡歴史民族資料館で↓↑
livedoor の地図に「ペイント」で上書きして作成
資料館前の公園で
飯岡は、ちばてつや が育った町。
「みなと公園」まで続く快適なサイクリングロード。右手は太平洋、左手には「九十九里ビーチライン」という車道が走っている。
いいおか みなと公園の脇で
光台寺で
定慶寺で
ここから国道126を利用して銚子に向かったのである。
livedoor の地図に「ペイント」で上書きして作成
愛宕山展望館に着く頃には、もう1時前。だが近くに良いレストランが見当たらず。已む無く、展望館前のベンチのある所でお菓子を食べて、腹をごまかす。その後、展望館に入る。
愛宕山にある「地球の丸く見える丘展望館」屋上から↑↓
屏風ヶ浦と風車(風力発電)
長崎鼻にて
土地ノ人が岩海苔を採っていた。しばし、現実を忘れる。
西明浦から犬吠崎を望む
犬吠崎灯台下の食堂で遅い昼食をとる
いくつか食堂があるが、どこも千円以上。観光客だからと、足元を見て一斉に値を上げているのだろう。こんなことなら、途中の店に入っておくのだった。店員も雑で、バイトで安く雇った東南アジア系らしい。天丼を注文したが、運んできて、器の丼も味噌汁のお椀も、親指を内側に入れてテーブル上に出した。もう少しで、親指が味噌汁の中で泳ぐところだった。
食後、254号から銚子駅に向かう。君ヶ浜脇の道路は最高だ。だが、国木田独歩歌碑の先あたりから上りになり、風も出てきて、なかなか進まない。今日はトータルで30キロも走っていないのに、長い坂道を押してきたり、向かい風に苦闘したりしてきたので、ようやく疲労も表面化してきたか。
計画当初は笹川まで行き、繁蔵親分にも挨拶する予定であったが、とんでもない。ドロップハンドルでギヤー付きのスポーツ車でなければ無理と分かった。
JR銚子駅に辿り着いたのも、予定の時間よりかなり遅れた。着いたら、次の電車まで10分と無かったので、大急ぎで自転車を畳んで列車に乗り込んだ。やれやれ、思ったより疲れたワイ。 次の輪行は何処にしようか?