たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

明日は対局。

2012-12-12 19:52:11 | 囲碁
三星杯世界選手権の決勝戦三番勝負が、
昨日から、行われています。

李世ドル九段(韓国)VS古力九段(中国)
という、最高の組み合わせ。

そして、最近、「幽玄の間」で韓国棋士による
解説が翻訳されていますが、これが面白い。

昨日の解説(第一局)は、
前期優勝者の元晟ジン九段。
深い読み、正確な形勢判断、目算能力に感心。

碁も、史上稀に見る大熱戦となり、
李九段の逆転半目勝ち。

李九段の、ギリギリの粘り、
凄まじい執念に、深い感銘を受けました。

そして、解説の元九段が、終局150手ほど前から
半目勝負を予言していたのには、ビックリ!

大逆転負けを喫した、古九段が
今日は、完勝でお返ししたのも、お見事。

今日の解説、金栄三九段は、対局場へ
同行していたようで、現地情報も満載で
軽妙な解説が、面白かった。

「古力九段は、終盤は、強くない」
(そう言われてみれば、そんな気も)

「古力九段は、悪い碁ほど、よく勝つ。
 優勢な碁は、油断して逆転負けを、よく食らう」
(そうなのか・・・・・)

「深奥ですね」
(翻訳がうまいな~)

「左折、右折、Uターン」
(なんとなく、言いたいことは、わかるけど)

ともかく、明日の第三局が非常に楽しみですね。
「幽玄の間」で、観戦したいところですが・・・

明日は、第51期十段戦本戦
小県真樹九段との対局です。
自分も、良い碁が打てるように、頑張ります!!!







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