先日行われた、第46気天元戦挑戦手合5番勝負最終局は、
一力碁聖が井山四冠に勝利し、一力新天元の誕生となりました。
この大一番を、「幽玄の間」でネット解説していました。
初めての「幽玄の間」で解説とあって、
張り切っていたのですが、午前中で疲労困憊。
そして、一番大変だったのは、秒読みになってから。
難解な激戦となり、見ているだけで混乱するのに
基本的に1手1分で着手が進む。
参考図を作り、文章を入力するだけで
30秒はかかるので、碁のことを考えている暇がない。
しかし、研究会に来ていた鶴山淳志八段と首藤瞬八段に
参考図を作っていただき、
大須賀聖良初段に「黒勝ち」と断言してもらって、
その意見を、ひたすら「幽玄の間」に入力していました。
後半は、ただの入力係りでした。
「幽玄の間」の解説は、よく見ますが
実際やってみて、こんなに大変だとは思いませんでした。
ライブで見るのは、とても楽しいですが
いろいろ苦労も、あるものですね。