たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

「幽玄の間」解説

2020-12-19 13:54:50 | 囲碁

先日行われた、第46気天元戦挑戦手合5番勝負最終局は、

一力碁聖が井山四冠に勝利し、一力新天元の誕生となりました。

 

この大一番を、「幽玄の間」でネット解説していました。

初めての「幽玄の間」で解説とあって、

張り切っていたのですが、午前中で疲労困憊。

 

そして、一番大変だったのは、秒読みになってから。

難解な激戦となり、見ているだけで混乱するのに

基本的に1手1分で着手が進む。

 

参考図を作り、文章を入力するだけで

30秒はかかるので、碁のことを考えている暇がない。

 

しかし、研究会に来ていた鶴山淳志八段と首藤瞬八段に

参考図を作っていただき、

大須賀聖良初段に「黒勝ち」と断言してもらって、

その意見を、ひたすら「幽玄の間」に入力していました。

後半は、ただの入力係りでした。

 

「幽玄の間」の解説は、よく見ますが

実際やってみて、こんなに大変だとは思いませんでした。

ライブで見るのは、とても楽しいですが

いろいろ苦労も、あるものですね。

 

 


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