たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

竜王戦

2021-08-13 14:50:29 | 囲碁

オリンピックも終わり、見たいテレビもないし、

昨夜は、早く眠くなったので、

そろそろ寝るかと思いながら、スマホをいじっていたら、

将棋の竜王戦が行われていたので、AmebaTVで観戦。

 

午後8時頃から見ていたのですが、終局は、なんと11時36分。

囲碁の持ち時間5時間の対局は、遅くても11時頃。

なぜ、同じ持ち時間で、手数の短い将棋の対局が

囲碁の対局より長引くのか。

 

ちなみに、昨日の竜王戦の184手は、将棋としては

かなりの長手数ですが、囲碁なら比較的、短い手数。

囲碁の一局平均手数は、220手ぐらいでしょうかね。

 

大きな対局は、記録係りが消費時間を計り、

記録用紙に記入します。

 

囲碁は、30秒以上考えると1分とカウントされますが、

30秒未満なら、ノーカウント。

 

つまり、一手の消費時間が、

2分40秒でも「3分」

3分25秒でも「3分」

となります。

 

この方式にすると、開始時間1時間後には

両者の消費時間を足すと、ほぼ60分になる。

 

しかし、将棋は60秒以内は、カウントされない。

1分55秒考えても、「1分」。

一手指す度に、数秒のロスタイムが生まれる。

なので、対局開始一時間後に、

両者の消費時間を足しても、「50分」とか。

 

極端な例を言うと、両者59秒以内に

指し続けると、消費時間は「0分」のまま。

 

このロスタイムの積み重ねが、

囲碁より将棋の終局時間が遅くなる理由です。

 

しかし、昨日のような対局を見ると将棋は(も?)

技術だけでなく、体力も大事ですね。

 

早く寝ようと思いながら将棋を見ていたのですが、

分からないのに考えていたら、頭が起きて

すっかり眠れなくなり、ちょっぴり後悔。

面白かったから、良かったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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