本日行われた、第27期女流棋聖戦挑戦手合第3局。
勝ったほうが女流棋聖という大一番。
家でゆっくり見ていたので
(雪なので、出掛けられなかった)
簡単な感想です。
上野梨紗二段の先番。
黒1に白2は、意外でした。
実戦の黒3から黒7まで、隅が大きそうなので、
白2では、Aに受ける相場に見えました。
ただ、この進行でも互角のようです。
中盤に入り、白1から稼いだのは、仲邑菫さんらしくない。
黒6が手厚く、ここで黒がやや優勢に。
ただ、他の手も直ぐには浮かばなかったのでしょう。
(僕も浮かびません。。。)
穏やかに打っても、黒が良さそうに思えましたが
黒1と踏み込む。
当然、白2と反撃して勝負所を迎えました。
白1が好手で、このあたりは黒も大変かと見てました。
黒2の様子見に・・・
白1と下辺を取り、中央3子を捨てる方針は
問題だったようで、黒6で黒の優位がはっきりしました。
白1で3としっかり守るか、白Aと打つ。
白5でBと打つなど、3子を助ける手を探すべきでした。
この後は、上野梨紗二段が的確に押し切り、嬉しい初タイトル。
仲邑菫さんと上野梨紗さんは、同期入段。
ちょっぴり仲邑菫さんが先行してましたが、
今回の勝利で、上野梨紗さんも肩を並べました。
仲邑菫さんは、間もなく韓国へ行きます。
この2人の対局は、少なくなりそうですが、
国は違えど良きライバルとして、2人揃って
大きく成長してほしいです。
今回の挑戦手合、注目度も高く多くの報道陣が集まりました。
その中で14才の仲邑菫さん、17才の上野梨紗さん
堂々とした、タイトル戦でした。
この2人に大きな拍手を送りたいです。