十段戦最終予選・一力遼棋聖戦(黒)
黒1に白2と打った局面。
左下をどう捌くか難しく、長考。
実戦は黒1から黒15と、はみ出しましたが
隅の損が大きく、形勢を損ねました。
黒1で・・・
黒1が良かったようです。
白2と受ければ、黒7までとなった時に、
白Aと出る手が無く、大きな利かしに。
黒1は、手を抜かれると思い、打てませんでした。
例えば、白2に黒3から渡れますが、
1線3本で黒字が増えず、白もよい形なので
ダメかと判断したのですが・・・
白2には、黒3から渡れるのをウッカリ。
この渡りなら、白の形も崩れているので悪くなかった。
この後、自分なりに頑張りましたが、負け。
世界一の棋士は、やはり強かった。
ヨミや形勢判断の精度が、全然違う。
せっかくの機会なので、精一杯打てましたが、
途中で緩い手を連発して、形勢を損ねたのが心残りです。