Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

朝のごちそう、夕のごちそう。

2012-11-15 | つれづれゴト。
一日のうちで景色がうつくしい時、私にとって、それは朝と夕。

まるで世界が止まったかのような、いえ、止まってほしいと思うくらいの美しさに溢れた時間。

朝は空気がりんとして、気持ちまで澄んでいくよう。
早起きは三文のとくとはこのことかな。
何もなくても、ただ気持ちよさが味わえるだけで、そう思う。
青空の下、日の光りを浴びた景色は、あたらしさというエネルギーに溢れているよう。




朝の景色、それはシンプルだけれど、空腹へのごちそうのよう。
まさにbreak(壊す) fast(断食)。

良いものを見れて得した!そんな気分で一日が始められる。


夕方のごちそうは、闇が来る前のひっそりとした、あの空の美しさ。
夕焼けで一面あたたかな色になる空。



この美しさ、止めておけないものか。
そんなことを思いながら、時間は過ぎていってしまう。
目の前にあるのに誰も止められない、貯金のように貯めておくこともできない、流れていくもの。



空の色と雲が作りだす模様を見ながら、もう二度と同じ空は見られないんだ、
と一期一会を噛み締める。
「今日もありがとう」と、思わずいいたくなるような夕空を見ながら、
あっという間に闇がやってくる。

夕方の景色、たとえるなら、寒い中飲むホットココアのような、包むようなやさしさを感じる。

そして星の時間がやってくる。