(写真:東京・赤坂のTBS社屋© (C) スポーツニッポン新聞社)
私見:勇気あるTBSの対応に拍手を送る
【スポーツニッポン記事】転載
TBS 「サンモニ」出演の田中優子氏
“安倍氏が女装”発言について
「感想などは控える」今後の起用は未定
転載記事
転載開始ーーーーーーーーー
TBSの社長定例記者会見が30日、東京・赤坂の同局で行われ、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)などに出演する法政大の田中優子前総長が自民党の高市早苗氏に対し「安倍(晋三)さんが女装して現れた」「中は男」などと発言したことについて見解を求められたが、明言を避けた。
荒井報道局長は「田中さんはサンデーモーニングの中での番組内でのコメントではありませんので、こちらからの感想などは控えさせていただきたいと思っております」と明言を避けた。キャスティングに関しても「田中さんに限らず、コメンテーターの方たちのキャスティングは制作過程の話ですので、お話するということは基本的に控えさせていただいております」と説明した。
また、9月の同会見で見解を求められた“劣等民族”発言のジャーナリストの青木理氏についても言及。
「お話する機会がありまして、今回の発言を問題があったとおわびされてまして、地上波中心とする影響力あるメディアへの出演はしばらく控えますとおっしゃっていた」とやりとりがあったことを報告。「私たちの番組も青木さんの意見と同様の考えでおりますので、これからどうするかということもまた、制作過程の話ですので、コメントは控えさせていただきます」とした。
ーーーーーー転載終了
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私見:勇気あるTBSの対応に拍手を送る
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TBSテレビ局の社長、報道局長の節度と勇気ある対応にエールを送ります。
私は教育職労働者を定年退職してから、生涯のテーマを学ぶ社会思想史研究者として書物とネットと両方で取り組み続けてきました。しかし、尊敬する故・小宮山量平氏(作家・思想家・理論社創業者)など出版界のリーダーたちの言説を読みなおすたびに自分自身の未熟さに、混迷をおぼえてきました。
そんなときにTBSテレビ、TBSラジオの番組に活性化の滋養を得てきました。
私たち報道受信の側は、受信者であるとともに発信者として主体形成を心がけるべきではないでしょうか。センセーショナリズムに惑わされず、事実に反するフェイク情報を見極め、意思表明をなんらかの方法や媒体で発信していきましょう。
<了>=======