
地図はGoogoleMapより引用
●沢山の車が走る大通りと鉄道の間にある歩道を歩く。
鉄道の陸橋がありそれを左側に行くとFORT SAINT GEORGEに行くのだが、まだ8時半で博物館は開いていない。
そこで、反対側を散歩して時間つぶしをしてから行くことにした。
●朝から何も食べていなかったので腹が減ってきた。
ところがこれまで歩いた所には全然、食堂がなかった。
陸橋を降りると他の人達が向かう方面へ歩いていった。
何かあるに違いない。
そう思ったが、交差点で歩行者が分散していった。
●一部の人達は建物の中に入っていった。
開けっ放しの玄関から暗い内部を覗くと食堂だった。
ちょっと躊躇したが中に入った。
●前の人が手を洗ってからカウンターに行って、朝食のお皿をもらったので私も同じように手洗いのあとにカウンターへ行った。
「同じものを下さい」
カウンター内のオバさんは3人も居るのにお喋りして相手をしてくれない。
エクスキューズ見いー(誤変換だけど面白いのでそのままにする)声を掛けたら、コチラを見て現地語(多分、タミール語)で何やら言った。
分からなかったけど、首を振って「そうそう」と相槌を打つ。
あ、そうだった。インドではOKは首を左右にユラユラと振るんだった。でも、通じたから良しとしよう。

●もう一度「同じものを下さい」と言って、値段がわからないのでINR200札を出したら、食堂のオバちゃんが何やら言う。
聞き返すとファイブと聞こえた。
「ファイブ?」
「そう、たったのINR5よ」(”Only 5”と言ったように聞こえた)
5ルピーは日本円の9円だ。
それがオニギリのようなものとカレーの朝食の値段だった。
黄色い5ルピー硬貨を出してステンレス製の皿を受け取った。

●そんなモノを食って大丈夫だろうかと一瞬思ったが、周囲の人は食べてるし、今更要らないとも言えないので皿を受け取り立ち食いのテーブルに着いた。
どうやって食べるのか、横のお爺さんの食べるのを観察する。
オニギリのようなモノを指で崩してカレーに混ぜて食べていたので、それを真似して食べた。
決して美味くはないが9円の朝食に文句をつけたらバチが当たる。
何とか完食したが、他を見ると残している人もいた。
●外に出てから緑色の看板を見直すと壁にメニューらしきものがあり、INR5と書いてあった。
いやー、インドって凄いところだなぁ。
味ではなく値段に感動した。

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