TITANICBATTLE
in the Ice Age
-The Crash of Cave-dwelling Carnivores-
「中央ヨーロッパの薄暗い洞窟の奥深く、不穏な物音に眠りを妨げられ、巨大なホラアナグマが片
目を開いた。侵入者の気配に警戒しつつ、400kg級の巨躯を持ちあげ屹立した熊は、その牙をむき出
しにする。 彼の前方にはなんと、同等のサイズの巨大なネコ科猛獣-ホラアナグマの不倶戴天の敵
-、ホラアナライオンが一頭、立ちふさがっていた。」
BBC Nature
ホラハイエナ(ホラアナブチハイエナ)
Image: wikimedia commons草食性のホラアナグマがホラアナライオンの主要な捕食標的となった理由として、Cajus G. Diedrich博士が調査した
中央ヨーロッパの山脈地帯の洞窟周辺は、マンモス・ステップの呼び名とは裏腹に草食獣相が貧しかったことが挙げられると
いう。ホラアナグマが、常に大洞窟内の奥深くで冬ごもりをしていた傾向も、狩猟や、ハイエナ、ヒョウ、オオカミらによるスカヴ
ェンジングから身を守る動機から、説明できると。
氷期只中の大洞窟内で展開されたであろう、ホラアナライオン-ホラアナグマ、あるいはライオン-ハイエナ間の死闘におい
て、時にライオンもまた、命を落とす場合があったはずである。
イラスト&テキスト by ©サーベル・パンサー(All rights reserved)
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