佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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症例反省会

2008年04月10日 02時14分35秒 | オンタイム
syngoです。

医局勉強会の後に、hirai君と症例反省会をしました。
田主丸での反省症例を厳選して2例提示致します。
(見辛くてすみません。jpegですが元の画像に一応リンクさせています)

①22歳男性
10日前に右手をコンクリートでぶつけたが、痛みが改善しないため受診。
写真1写真2

②29歳男性
数日前より左股関節痛あり。症状は以前より反復していたとのこと。
(左寛骨臼に小さな石灰化があります。症状とはあまり関係ないですがもっと大きなものを見落としました)
写真3

今日はもう遅いので、解説は後日掲載します。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遠いのに (mune)
2008-04-10 22:54:48
勤務先が遠いのに、遅い時間まで原稿書きお疲れ様でした。
症例1は、右第5中手骨近位骨端部骨折かな?手根骨はよくわかりませんでした。
症例2は、左臼蓋外側の小石灰化と、骨盤正中の高吸収構造があるようですが何かはよくわかりません。
骨軟部勉強しないとなぁ
解説記事もまっています。
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うーん (kum)
2008-04-11 08:52:55
症例1:mune君に同意、田主丸の勉強会でも呈示しているようですしね。

症例2:左大腿骨頚部ストレス骨折。趣味がジョギングか?

単純写真はこの程度の解像度で所見をとるのは難しいですね。
症例2は自信ないけど。なんとなく頚部外側がosteolytic に見えました。
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症例2 (guri)
2008-04-12 00:17:13
若いのに変な石灰化があるのが気になります。輸精管とか精嚢かな?糖尿病とかアミロイドーシスなんてどうでしょうか。
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Unknown (syngo)
2008-04-14 19:03:29
ブログだと単純写真は見にくいですね。すみません。

症例1:右第5中手骨近位骨端部骨折
その後CT撮ったら右第4中手骨にも小さな剥離骨折がありました。

症例2:精嚢と輸精管の石灰化
HbA1cが8.8と糖尿病でした。(病型は不明)

皆様さすがです・・・ていうか、「もっと勉強しろと」言う声が聞こえてきそうです。

敗因としては
①正常を見慣れていない、症例数が足らない
②撮影されうる病気病態の知識・理解が不十分
③写真に写っているものは全て見ること、所見は1つとは限らない
などと非常に基本的なことでしょう。

初心に帰って頑張ります。
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またお願いします (mune)
2008-04-14 20:13:19
syngoくん、症例問題形式、おもしろかったです。
T病院ならではの症例というのがあるようなので、引き続きお願いします
単純写真も、今回のケース位であればこの画質でも検討可能なのかな、と思います。
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完敗。 (kuma)
2008-04-14 20:28:01
さすがguriちゃんとmeneくん、精嚢と輸精管の石灰化を指摘するとは!
よく問題文を読むと、症状とは関係ない所見が見落とされていたんですね。
で、この人、糖尿病はこのレントゲン写真がきっかけでわかったのでしょうか?もし、そうであれば、すばらしいです。

麻生飯塚病院の症例問題でも既出していました。
http://aih-net.com/medical/depart/housya/tf/case305/answer.htm

参考にしてください。
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・・・・。 (nekoyohko)
2008-04-16 12:00:31
解説読むまで分からなかったおばかさんです。
はるばる伊万里の地で、画像から離れてはや4年半。
もはや知識なんて何にも残っていません・・。

大学にお勉強しに行ったら、単純写真のチェックからしていただけるのでしょうか、というかして下さい。

また症例問題、お待ちしております。
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書き込みありがとうございます (syngo)
2008-04-16 18:16:39
皆さん、楽しんで頂けたようで何よりです。
特殊な事情でとても憂鬱だった本日の注腸造影が無事終了し一安心しております。

nekoyohko さんへ
書き込みありがとうございます
適当な思いつきで・・・もとい
症例の共有と自分への戒めを兼ねて投稿させて頂きました。単純写真の読影は本当に難しいと思います。最近単純写真の読影が若干トラウマになっております。
また遊びにきて下さい。絶品を準備して待っております。

kuma さんへ
参考症例ありがとうございます。
症例2についてですが、以前からDMはあったようですが長期間無治療だったようです。オーダー文にはDMの記載はありませんでしたが、oni先生は「絶対DM」と言われていました。

もともと時間外に診察された方で、HbA1cは翌日コンサルトされた整形外科医が病歴を聴取して検査されたようです。股関節MRIでは左下前腸骨棘に限局したT2延長域が見られ石灰化腱炎と考えております。
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リンクの意味がわかりました。 (kuma)
2008-04-17 11:18:22
実は、画像を拡大してみれることを、先ほど教えてもらいました。これぐらいの解像度で充分と思います。症例検討第2弾をお願いします。
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