7月の下旬に、エクセレント東山にて第十回目の活動を行いました。
夏の暑さもピークを迎え、多くの人が少しでも”涼”しさを求めたくなる頃の活動となりました。
自然界では、眩しい太陽の光を浴びて輝くように、夏咲きのお花がますます元気な季節でもあります。
夏のお花といえば、”ひまわり”を思い浮かべられる方も多いと思います。
私たちは、”涼しさ”と共に、”ひまわり”の元気一杯の夏の力を届けられないかと考えて、次の二つを計画しました。
季節の植物と触れ合う
うちわ作り〜夏を飾って〜
今回の活動は、さいはとエイミーが担当しました。
お庭に出ることが難しい時季なので、室内でクラフトを中心とした活動を行いました
季節の植物と触れ合う
施設の中庭で育っている植物をコップに入れて、利用者さんに、見て
香って
触って
頂きました
コップに入れたのは、アイビー、ユーカリ、ローズマリーです。

香りを思いっきり吸い込んで「うわぁー、いい匂い
」と、体全体で感じておられるようでした
うちわ作り〜夏を飾って〜
私たちは、”涼しさ”と”ひまわり”の元気を感じて頂こうと、黄色い花びらで飾ったうちわを作ることを思いつきました。
うちわには、夏らしい”葉っぱ”も飾って、美しさ・香り・手触りを色々楽しんで頂けたらと思いました

うちわは、より”涼しさ”を感じて頂けるように、骨組みを購入して、透け感のある障子紙を貼りました。
また、”ひまわり”の花びらのように見える、黄色い花びらをいっぱい付けたスプレーマム(キク科)というお花を購入しました。
”葉っぱ”は、中庭で元気に育っているアイビー・ユーカリ・ローズマリーを使いました。
うちわを飾って頂いた手順です。
予め、花びらが重なりあって見えるよう黄色の花紙と、その中心に茶色の折り紙で作った種を貼っておきました。

スプレーマムから花びらを外し、茶色い種の周りに黄色い花びらを、空いている所に葉っぱを貼って頂きました
美しいスプレーマムと葉っぱのお陰で、夏を味わえるうちわを作れました
感謝
薄くて小さな
花びら
ですが、一枚一枚指先でつまんで、貼ってくださいました

どの
葉っぱ
を選ぶのか、どこに置くのか、お一人お一人違っていて、とても個性的でした

細かな手作業でしたが、皆さんはとても
集中
して続けられ、完成させていかれました
職員の方から「普段は口に入れたり作業はされないのに、今日は珍しくやって下さった」というお話をお聞きしました

お一人お一人違う
世界でたったひとつしかない
うちわ
が完成しました

花びらを一枚一枚
飾って
葉っぱを一つ一つ
飾って
出来上がっていったうちわです

皆さん、とても
とても
満足そうな笑顔をされていました
集中を必要する少し難しい作業を繰り返して、何かを仕上げる
達成感
は、格別の満足(喜び)を与えてくれます。
それを、皆さんに感じて頂けたようで、本当によかったです
~今日の中庭~
とても暑い今年は、日差しが強すぎたり、また気温が高すぎたりして、枯れていく植物がいくつかありました。
そんな中でも、朝顔は順調に育っています

やはり夏咲きの日日草やオシロイバナの鮮やかな色は、見ているだけで元気になります
今月も掲示を作成させて頂きました。

今月の季節の掲示です。
かき氷、ひまわり、セミ、クワガタ・・・夏を感じて頂けるモノをいっぱい集めました


中庭に咲いている日日草などで飾ったうちわも作ってみました


活 動 後 記 
今月も主にクラフト作成の活動となりました。
私たちは、クラフトの内容を考える時に、前回と同じような作業にならないようアイディアを出し合います。
それは、次のような理由からです。
●人間は同じことの繰り返しでは、飽きてしまって、楽しさが半減していきやすい。
●身体的機能が落ちていきやすい老齢の方々に、違う作業で、違う感覚や神経を使って頂きたい。
そして今回は、次の理由から、少し難しい作業を行なって頂くことにしました。
●集中することが必要な、少し難しい作業を行い何かを仕上げることは、”達成感”という大きな満足を与える。
それでも、活動に入る前には、花びらを外す作業は、利用者さんには難しいかもしれない……と思っていました
それは、小さくて薄い花びらを指先でつまんで&力を入れて引き抜くという、とても繊細な感覚を使う作業だからです。
また、工程が多いこともあり、仕上げて頂くことができるかな……とも思ったりしていました
でも実際には、利用者さんは、花びらを綺麗な形のまま、次々にお花から外されていきました。
そして、どんどん積極的にになられ
上手になられ
楽しそうに
花びらを外して貼っていく作業を繰り返されていました
また、手が拘縮されておられる利用者さんも、親指と人差し指でゆっくり花びらを持って、うちわに貼って下さいました
今回私たちは『利用者さんの限界を決めてはいけない』ということを痛感しました。
老齢であっても、身体が不自由であっても『やってみたい』『やってみよう』という気持ちを持って頂けたら、
その気持ちが、神経や感覚を働かせ身体を動かし、その経験を楽しませてくれるのです。
”楽しさ””満足”は、人を元気に幸せにしてくれます。
少し難しいことを、いつもよりも集中して行う”楽しさ”は、格別の”満足”を与えてくれる

これらのことを、改めて心に留めて、今後の活動に活かしていきたいと思います。

次回の9月で、さいわいの活動も一年を迎えます。
今回の、少し難しいクラフト作成に、利用者さんが前向きに取り組んでくださったのは、一年間の様々な積み重ねのお陰だと思います
「普段は口に入れたり作業はされないのに、今日は珍しくやって下さった」という職員の方の言葉は、嬉しいものですが、
でも違う見方をすれば、たまに会う私たちは、ワガママが出せる相手ではないとも言えます。
利用者さんに思いやって頂き、気遣って頂いている部分の方が多いのかもしれません
8月は、活動はお休みさせて頂きます。
9月から気持ちを新たに、一年目の経験を活かして、利用者さんための活動を充実させていきたいと思います

夏の暑さもピークを迎え、多くの人が少しでも”涼”しさを求めたくなる頃の活動となりました。
自然界では、眩しい太陽の光を浴びて輝くように、夏咲きのお花がますます元気な季節でもあります。
夏のお花といえば、”ひまわり”を思い浮かべられる方も多いと思います。
私たちは、”涼しさ”と共に、”ひまわり”の元気一杯の夏の力を届けられないかと考えて、次の二つを計画しました。


今回の活動は、さいはとエイミーが担当しました。
お庭に出ることが難しい時季なので、室内でクラフトを中心とした活動を行いました


施設の中庭で育っている植物をコップに入れて、利用者さんに、見て




コップに入れたのは、アイビー、ユーカリ、ローズマリーです。


香りを思いっきり吸い込んで「うわぁー、いい匂い



私たちは、”涼しさ”と”ひまわり”の元気を感じて頂こうと、黄色い花びらで飾ったうちわを作ることを思いつきました。
うちわには、夏らしい”葉っぱ”も飾って、美しさ・香り・手触りを色々楽しんで頂けたらと思いました


うちわは、より”涼しさ”を感じて頂けるように、骨組みを購入して、透け感のある障子紙を貼りました。
また、”ひまわり”の花びらのように見える、黄色い花びらをいっぱい付けたスプレーマム(キク科)というお花を購入しました。
”葉っぱ”は、中庭で元気に育っているアイビー・ユーカリ・ローズマリーを使いました。

予め、花びらが重なりあって見えるよう黄色の花紙と、その中心に茶色の折り紙で作った種を貼っておきました。



スプレーマムから花びらを外し、茶色い種の周りに黄色い花びらを、空いている所に葉っぱを貼って頂きました

美しいスプレーマムと葉っぱのお陰で、夏を味わえるうちわを作れました


薄くて小さな






どの






細かな手作業でしたが、皆さんはとても






お一人お一人違う
















皆さん、とても






それを、皆さんに感じて頂けたようで、本当によかったです

~今日の中庭~
とても暑い今年は、日差しが強すぎたり、また気温が高すぎたりして、枯れていく植物がいくつかありました。
そんな中でも、朝顔は順調に育っています


やはり夏咲きの日日草やオシロイバナの鮮やかな色は、見ているだけで元気になります




今月の季節の掲示です。
かき氷、ひまわり、セミ、クワガタ・・・夏を感じて頂けるモノをいっぱい集めました



中庭に咲いている日日草などで飾ったうちわも作ってみました





今月も主にクラフト作成の活動となりました。
私たちは、クラフトの内容を考える時に、前回と同じような作業にならないようアイディアを出し合います。
それは、次のような理由からです。
●人間は同じことの繰り返しでは、飽きてしまって、楽しさが半減していきやすい。
●身体的機能が落ちていきやすい老齢の方々に、違う作業で、違う感覚や神経を使って頂きたい。
そして今回は、次の理由から、少し難しい作業を行なって頂くことにしました。
●集中することが必要な、少し難しい作業を行い何かを仕上げることは、”達成感”という大きな満足を与える。
それでも、活動に入る前には、花びらを外す作業は、利用者さんには難しいかもしれない……と思っていました

それは、小さくて薄い花びらを指先でつまんで&力を入れて引き抜くという、とても繊細な感覚を使う作業だからです。
また、工程が多いこともあり、仕上げて頂くことができるかな……とも思ったりしていました


そして、どんどん積極的にになられ




また、手が拘縮されておられる利用者さんも、親指と人差し指でゆっくり花びらを持って、うちわに貼って下さいました


老齢であっても、身体が不自由であっても『やってみたい』『やってみよう』という気持ちを持って頂けたら、
その気持ちが、神経や感覚を働かせ身体を動かし、その経験を楽しませてくれるのです。
”楽しさ””満足”は、人を元気に幸せにしてくれます。
少し難しいことを、いつもよりも集中して行う”楽しさ”は、格別の”満足”を与えてくれる




次回の9月で、さいわいの活動も一年を迎えます。
今回の、少し難しいクラフト作成に、利用者さんが前向きに取り組んでくださったのは、一年間の様々な積み重ねのお陰だと思います

「普段は口に入れたり作業はされないのに、今日は珍しくやって下さった」という職員の方の言葉は、嬉しいものですが、
でも違う見方をすれば、たまに会う私たちは、ワガママが出せる相手ではないとも言えます。
利用者さんに思いやって頂き、気遣って頂いている部分の方が多いのかもしれません

8月は、活動はお休みさせて頂きます。
9月から気持ちを新たに、一年目の経験を活かして、利用者さんための活動を充実させていきたいと思います

