二月の中旬に、エクセレント東山での、今年初めての活動を行いました。
早いもので、もう十五回目の活動となりました。
お花が咲き始める頃の
喜び
を感じて頂きたいと思い、活動は”いくつもの色”を使ったお雛様飾り作りにしました。
また、利用者さんの”手先を幾重にも”使って頂き、仕上げていく
喜び
を感じて頂きたいと思いました。
そして、私たちは、折紙で作り上げていく、男雛と女雛を飾ったリースを作って頂くことにしました。
最近の活動では、達成感(満足感)を感じて頂くために『少し難しい』作業を心がけて取り入れています。
でも、利用者さんはいつも、集中して丁寧に仕上げていかれます。
なので今回は、さらにハードルを上げてみようということになりました。
今回は、担当だけではなく、”さいわい”のメンバーにも試してもらいながら、具体的な作業内容を決めていきました。
今回は、はなとたえが担当しました。
🎎
お雛様のリース 作り
準備したもの
*男雛・女雛の材料 ( 着物<半襟付き>・顔・扇・笏・冠 )

*リースの土台 ( 折紙・紙皿・紐)
*薩摩杉(生葉)と筒(折紙)
*菱餅・折り鶴・桃の花・扇

薩摩杉(生葉)を楽しむ
かざりとして準備した薩摩杉を、
触れて
香って
頂きました。

目がご不自由な利用者さんが、表情をパッと明るくされて、一心に香っておられました
土台となる”リース”を作る
リースは、折紙で作った8枚のパーツを、組合せながら貼って作るものにしました。
利用者さんに作って頂く部分を多くしようと、このリースに決めました。

リースが出来上がったら、紙皿(折紙付き)を貼って、引っ掛ける紐を取付けるという作業です。
少々、難しい作業でしたが、集中して丁寧に仕上げてくださる利用者さんも多かったです
男雛・女雛を作る&飾る
まず、男雛と女雛の、着物の”柄”を選んで頂き、それを折って、そして”顔”を取り付けます。
さらに、男雛には、冠と笏を、女雛には、冠と扇を飾ります。

お会いした頃には、座っておられるだけだった利用者さんが、小さな”扇”を、指先でつまんで飾ってくださいました
メンバーみんなの胸が熱くなる、感動の光景でした
かざりを取付ける 鶴・扇・菱餅・薩摩杉・桃の花
一階フロアーの利用者さんには、鶴と扇を折って頂きました。
集中して丁寧に、折り進められていく方が多かったです
鶴を織り上げられて、
とても満足
されている様子の利用者さんもおられました
”三色の菱餅”と”台”は、折り目を付けている折紙と、折り目無しの折紙を準備しました。
折り目有りで作られた方も、また、折り目無しから折って作られた方も、出来上がると嬉しそうでした


薩摩杉は、先ず、折紙の筒を貼り付けて、そこに挿して頂きました

今回、私たちは、一つのパーツでも、折り目”有り”や”無し”などを準備して、利用者さんそれぞれに対応しようと思いました。
それでも、やはり細かい作業を、いくつも行って頂く計画を立てたので、時間が不足してしまいました
でも、利用者さんの中には、飾りが
一つ一つ増えていくのを
とても喜ばれている
方もおられました。
また、私たちの予想を超えて、作業を進めていかれる利用者さんもおられました
お雛様のリース 完 成
色とりどりの
お雛様のリースが完成しました


出来上がったリースを「ずっと見ていたい」と喜んで見つめられて、最後まで袋(持帰り用)に入れようとされない利用者さんもおられました


~今日の中庭~
パンジーとビオラが、プランターから溢れるくらいに成長してきました
いよいよ花盛りの春が始まっていきます

チューリップの
芽
も、すぐに目に留まるくらい大きくなってきました

今回の活動の掲示です

今月の季節の掲示です
男雛と女雛、三人官女、五人囃子、ぼんぼりに菱餅も折紙で作りました

桃の節句の喜びが、お部屋の中に、少しでも広がったらいいな〜と思います
活 動 後 記 
今回、担当がポイントにしたのは、次の二点です。
*『達成感(満足感)』を感じて頂けるよう、なるだけ利用者さん自身に作って頂き、完成させていく。
*お雛祭りならではの『喜びと美しい色彩』を感じて頂く。
そのために、利用者さんに行ってもらう、具体的な作業の内容は、メンバー全員で意見を出しながら検討しました。
また、使う、千代紙も色々な”柄”と違う”色彩”のものを選びました。
今回、利用者さんに行って頂く、作業内容のハードルを上げようとして取り組みました。
その中で、上手くいかなかった点もありますが、多くの気づきを得る、得難い機会となりました。
【良かったと感じた点】
・美しい色合いのかざりを、飾っていくことを喜んで頂けた。
・一つ仕上げるたびに笑顔になられ、達成感(満足感)を感じて、作業を進めて頂けた方もおられた。
・細かい作業に、とても意欲的に取り組んで頂けた方もおられた。
【改善することが必要と感じた点】
・難しい作業を、いくつものパーツに取り入れたことで、時間が足りなかった。
・私たちが手を添えることが必要な場面が多く、対応できなくて寂しそうにされる利用者さんがおられた。
・目がご不自由な方には、難しすぎる内容となってしまった。
これからに活かしていきたいこと 
特に、次のことは、これからの活動に活かしていきたいと思っています。
作業の内容は、それぞれの利用者さんに対応できるよう、”三段階くらい”考えよう。
作業工程の中で、できない利用者さんも、”できたと思えるポイント”を作ろう。
折紙の場合には、”予め折り目を付けておく”のは有効である。(利用者さんが作業しやすく、また達成感(満足)も得やすい)

今回は、作業が難しかったことと、予定の時間で終えられなかったことで、
職員の皆さまにはご迷惑をおかけしてしまいました
本当にいつも、たくさんのお力添えとご理解を
ありがとうございます
これからも、よろしくお願い致します。
早いもので、もう十五回目の活動となりました。
お花が咲き始める頃の


また、利用者さんの”手先を幾重にも”使って頂き、仕上げていく


そして、私たちは、折紙で作り上げていく、男雛と女雛を飾ったリースを作って頂くことにしました。
最近の活動では、達成感(満足感)を感じて頂くために『少し難しい』作業を心がけて取り入れています。

なので今回は、さらにハードルを上げてみようということになりました。
今回は、担当だけではなく、”さいわい”のメンバーにも試してもらいながら、具体的な作業内容を決めていきました。
今回は、はなとたえが担当しました。




*男雛・女雛の材料 ( 着物<半襟付き>・顔・扇・笏・冠 )

*リースの土台 ( 折紙・紙皿・紐)
*薩摩杉(生葉)と筒(折紙)
*菱餅・折り鶴・桃の花・扇


かざりとして準備した薩摩杉を、





目がご不自由な利用者さんが、表情をパッと明るくされて、一心に香っておられました


リースは、折紙で作った8枚のパーツを、組合せながら貼って作るものにしました。


リースが出来上がったら、紙皿(折紙付き)を貼って、引っ掛ける紐を取付けるという作業です。
少々、難しい作業でしたが、集中して丁寧に仕上げてくださる利用者さんも多かったです


まず、男雛と女雛の、着物の”柄”を選んで頂き、それを折って、そして”顔”を取り付けます。
さらに、男雛には、冠と笏を、女雛には、冠と扇を飾ります。



お会いした頃には、座っておられるだけだった利用者さんが、小さな”扇”を、指先でつまんで飾ってくださいました





集中して丁寧に、折り進められていく方が多かったです




鶴を織り上げられて、




折り目有りで作られた方も、また、折り目無しから折って作られた方も、出来上がると嬉しそうでした





薩摩杉は、先ず、折紙の筒を貼り付けて、そこに挿して頂きました


今回、私たちは、一つのパーツでも、折り目”有り”や”無し”などを準備して、利用者さんそれぞれに対応しようと思いました。
それでも、やはり細かい作業を、いくつも行って頂く計画を立てたので、時間が不足してしまいました

でも、利用者さんの中には、飾りが











出来上がったリースを「ずっと見ていたい」と喜んで見つめられて、最後まで袋(持帰り用)に入れようとされない利用者さんもおられました



~今日の中庭~
パンジーとビオラが、プランターから溢れるくらいに成長してきました




チューリップの




今回の活動の掲示です



今月の季節の掲示です

男雛と女雛、三人官女、五人囃子、ぼんぼりに菱餅も折紙で作りました


桃の節句の喜びが、お部屋の中に、少しでも広がったらいいな〜と思います



今回、担当がポイントにしたのは、次の二点です。
*『達成感(満足感)』を感じて頂けるよう、なるだけ利用者さん自身に作って頂き、完成させていく。
*お雛祭りならではの『喜びと美しい色彩』を感じて頂く。
そのために、利用者さんに行ってもらう、具体的な作業の内容は、メンバー全員で意見を出しながら検討しました。
また、使う、千代紙も色々な”柄”と違う”色彩”のものを選びました。
今回、利用者さんに行って頂く、作業内容のハードルを上げようとして取り組みました。

【良かったと感じた点】
・美しい色合いのかざりを、飾っていくことを喜んで頂けた。
・一つ仕上げるたびに笑顔になられ、達成感(満足感)を感じて、作業を進めて頂けた方もおられた。
・細かい作業に、とても意欲的に取り組んで頂けた方もおられた。
【改善することが必要と感じた点】
・難しい作業を、いくつものパーツに取り入れたことで、時間が足りなかった。
・私たちが手を添えることが必要な場面が多く、対応できなくて寂しそうにされる利用者さんがおられた。
・目がご不自由な方には、難しすぎる内容となってしまった。


特に、次のことは、これからの活動に活かしていきたいと思っています。




今回は、作業が難しかったことと、予定の時間で終えられなかったことで、
職員の皆さまにはご迷惑をおかけしてしまいました

本当にいつも、たくさんのお力添えとご理解を


これからも、よろしくお願い致します。