米の熟成
2018-01-10 | 日記
昔から新米は珍重されてきた。子供ころ新米に変わるとご飯の味が一変し何倍でも食べられた。昔は米の貯蔵が常温でガの幼虫やコクゾウムシが繁殖することもあった。貴重な米を捨てるわけにもいかず虫干しして食べたが臭く不味い物であった。米の貯蔵が低温になった今日古米でも問題なく食べられる。しかし、コメの味は貯蔵により微妙に変化していく。このことに気づいたのは知人が送ってくれる米である。11月末頃送ってくるがその時食べても子供ころ感激したほど新米の美味しさを感じないしふっくらと炊けない。毎年感じるのだが年明けてから食べると甘くふっくらと炊きあがる。米にも熟成があるのだ。見た目何の変化もないが熟成という化学的変化は起きている。送ってもらった米は1月から食することにしている。