PRESSな時間

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2013-04-29 19:58:10 | 社会

4/29「モルモット」

 今日は「昭和の日」と言う事で
生協で少しばかり仕事をしただけで
後は以前から収拾しておいたネットの情報を整理しながらの一日だった。

 その中で
今,私の中で興味があったのは
「中国新聞広島平和メディアセンター」
と言うサイトだ。

 このサイトの成り立ちなど、
詳細は判らないのだが、
一地方紙が広島、長崎の被ばく,被曝状況や被曝者に関しての様々な情報はもとより、
「世界の核」に関しての情報、出来事について
また、
自社のコラムの集積をしているという事で
とても素晴らしいサイトであると思う。

私自身はこのサイトをほぼ、毎日開いては
「核」について、細かい情報を収集している。

最近の話題としては
「核拡散防止条約(NPT)に日本政府が「日米安保条約があるのでサインをしない。」
と言う話題や、
「中国雲南省の役人が広島を訪問した」
と言う話題を載せている。

そして
今日の話題として
「放射能影響研究所(放影研)が25日被曝2世への被曝影響を研究するため
「第3者委員会 被曝2世臨床検査科学倫理委員会」で、
4年に1度生活習慣病など、6項目を調査した結果を報告している。

それによると
被曝と生活習慣病との「因果関係は認められない」との結論が発表された。
(会議は非公開)。

この
「放影研」と言う組織は
 戦後、原爆調査の為、米国によって設立された
「ABCC」
と言う組織の後がま的組織で、
「福島事故」の際にも
ちらちらと顔をのぞかせている組織だ。

この調査は、
前回までに広島、長崎の被曝者2世のうち、
約5000人を調査し、
「(当局は)10年間で延べ1万人超えを目標としている。」との触込みである。

しかし、ここで問題なのは、
「人数」や「調査」ではなく、
この組織が単なる
「第3者の調査機関」
であるにもかかわらず
「会議が非公開」であり、
「被験者の血液や尿」を保存している」事
なのである。

この事について政府や厚生労働省などの公的機関は何の異議も唱えないし、
そればかりか、
この記事を掲載している新聞社も、これらの疑問に対して何の疑問も持たずに掲載している。
これはいかがなものであろうか?

「情報公開が原則」
である今日にあって、
こんな事が平然と行われているとすれば疑問を呈するのは
ごく,自然の事ではないかと思う。

被験者側も、
個人情報なのだから、「血液、尿」の保存に関して情報の公開を求める権利は当然あるのではないか?
と思ってしまう。

しかし、
これらの事柄に関しての情報は一切書かれていない。
此処に、

今日の「福島県住民健康調査」の原点を観る感がする。
共通点としては
①「調査対象は直接(或は間接的)人間であること」
②「調査対象に治療は一切しない」
③「会議は非公開(この点だけは福島県とは違うが当初は同じ)」

つまり、
対象物としての
「モルモット」である。
と言う事だ。

「俺はモルモットではないから、調査には協力しない。」
と宣言した福島県民がいたが、
被曝2世の方々の中にも、
この言葉と同じような感情を持ち、調査に協力しない方々も多いのであろう。

人間が犯した罪を
「モルモット」扱いにして
、最後は
「投げ出す」
と言う非道な方法を
「人間自身」が犯してはならない
と思うのだが、

この日本,
そして、
米国と言う国は
「原子力」
と言う名の元に
この非道な事を平気でやってのける国なのだと
思った次第である。

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