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2013-02-21 10:23:05 | 社会
こくみんかn


2/21「国民の総意」
今日、自民党政権になって三人の「死刑執行」が行われた。
執行は自民党政権になって初めての執行で
谷垣法務大臣は
「日本には死刑制度がある」
また、
「死刑制度は国民の総意である」
と会見で言ったそうだ。

谷垣氏は死刑制度に対して肯定的な立場である事で知られているらしく。
就任早々、執行書類にサインをした事に関しては驚きもしない。


しかし、本当に法相の言葉が「国民の総意」であれば、
それは国民一人一人の意見を法相が聞きその全部の意見が「YES」であったと言う事になる。
そうではなく、
谷垣氏が
政治的な慣用句である「国民の総意」と言う言葉で
「死刑制度」や「死刑執行」を語っていると言う事は
本当にそれが「国民の総意」かどうかと言う不確実な状態で語られているとしか言いようがないのである。

日本には、武士道の中にある「仇討ち」と言う感情〈?〉の前提条件であろう
「被害者感情」
と言う言葉がある。
「被害者感情」は「加害者に対する興味」と共に、テレビなどのマスコミ報道が大好きなネタであって、
ワイド番組の時間稼ぎにはもってこいだ。

〈残念な事だが〉それらは「国民の総意」と言う言葉を誘導する大きな力になると思っている。
そうなると
世論はこの「国民の総意」に吸収され
、加害者やその家族に対する「人権」など吹き飛んでしまうのではないか。
これから国家権力が増大する可能性もあり、
死刑制度を本当の意味での「国民の総意」とするのか否かを議論する機会が欲しいと思う。

私は去年自由報道協会主催の記者会見で死刑廃止のNPO団体から
日本の死刑制度について
「確定している死刑囚に関しては一人一人のリストを作成し、再度調査をするべきである」
とのコメントがあったと記憶している
。しかし
、政府は相変わらず死刑を廃止する方針を打ち出していない。
勿論、死刑制度
(あえて死刑廃止論議とは言わずに)についての論議すらしていないと言うのが現実である。それを国民的議論に持ち出すのは容易な事ではない。と思う。

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