PRESSな時間

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2013-06-24 20:45:57 | 社会
6/24「宿題」
このところ神奈川メーリングリストには
大飯原発再稼働問題に関するコメントが重複して送られてくる。
今,日本では
大飯原発3、4号機以外は停止しており、
事実上、この2基だけが日本の原発で
「死の灰」生み出している。
「死の灰」,プルトニュームは
毒性が強く、
また、
半減期も2万5千年以上と長いので
その処分方法が大きな問題になっている。
今回、
大飯原発が九月には定期検査に入るので
原発推進者達は
なるべく早い時期に
その他の原発についての再稼働を進めたいと思っており,
それには大飯原発の問題を
なるべく引き延ばしたいと考えているらしい。
そこで考え出した方法が、
「大飯原発の安全基準を
「新、規制基準」
ではなく
「安全審査指針」
で合格させようとするつもりであり、
そのために審議会を頻繁に開いているらしいのだ。
しかし、
その「安全審査指針」を以てでも、
大飯原発は
基準ですら適合しないらしいと言う事が
最近の政府交渉で暴露された。

この政府交渉の場でも、
規制庁の職員は曖昧な答えに終始し、
交渉は一向に前に進まないと言う現実がある。
その時アイリーンさんがよく使う言葉の中に
「それは宿題として、、、」
と言う言葉がある。
つまりこの時の
「宿題」
とは、
「一旦持ち帰り、きちんと正解を出した上で再提出する」
と言う意味に他ならない。
また、
宿題が正解でなければ
正解が出来るまで何回でもやり直すと言う事でもある。
このような点からすると
主導権はアイリーンさん他の方であり、
宿題を出された側は
規制庁と言う事になる。
民主主義の原理からすれば
「国民が主権者」
なのだから、
当然の事であろう。
私達は
ともするとお上の方が偉く,
私達国民の方がしたである様な錯覚をしてしまう事があるが、
この交渉の過程では
本来の民主主義の形を
教えてくれる貴重な場所であることを
アイリーンさんは教えてくれている様な気がする。
子供の頃、
夏休みには山積になった宿題をため息をつきながら
せっせとこなしていた事を思い出す。
今頃
規制庁は放射線被ばくを受けながら、
せっせといい訳作文に励んでいる事であろう。
しかし
、彼等にも、
また、私達国民にも、
「プルトニウム」と言う宿題は残されている。
それをどうやって片付けていくのかと言う問題提起は
私達自身が答えを見つけなければならない。
しかし、
その答えに対しての再提出は
いくら書いても
突っ返されているままである。

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