11/29「敵前逃亡」
今日も参議院では
「特定秘密保護法案」についての審議があったが、
社民党の福島瑞穂議員が菅官房長官の答弁を要求した所、
菅官房長官はどうも敵前逃亡をし、
結局、そのまま今日の審議は終了してしまったようだ。
以前にも書いたが、
国会は「議論の場」であって、
決して、利権や、斡旋の場ではない。
しかし、
特に日本は国会会期中に首相が海外に2度も言ってしまったり、
国交の無い国に
国会の了承も無いままに渡航してしてしまう議員もいる。
これは明らかに
「国会の軽視」
であって、
そのような国会審議は
本当に私たち国民の代表なのかどうか解らななくなってしまう。
ましてや、
今回の特定秘密保護法案」については、
特命担当大臣とその法律を運用する実際の大臣が異なっているので、
本来なら、2名が揃って審議に出席しなければならないのだが、
衆議院でも、参議院でも2名が揃って出席している場面を観た事は無い。
多分その事を福島議員は追求したのであろう。
この福島議員の質問によって審議は再び紛糾したのである。
この事をを海外のメディアが見聞したら、どのように思うだろうか。
「やはり日本的」と思うか、
それとも「やはり日本はファシズムに走っている」と感じるだろうか。
どちらにしろ、
「日本を取り戻す」と叫んだ安倍内閣の海外における印象は全く良いものではない。
今この時、
都内某所では「炬燵でチャランケ」と題して,
様々な人々が話し合いをしている。
「チャランケ」とは
アイヌの言葉で「込み入った話がある時、納得するまで話し合う事」を意味し、
最終的には武力に依る解決を避けるものである。
しかし、
「敵前逃亡」しては「チャランケ」は出来ないのである。
菅官房長官よ、今こそ、国民とチャランケする時ではないか。
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