下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です
時々、「どんな投資商品を売っているのですか?」と聞かれるのですが、そのたびに、ぞっとします。投資商品を売ることはありません。紹介することもありません。
なぜなら投資商品のほとんどが投資不適格だと思っているからです。
投資商品を買うという概念は本来の投資スタイルではないのです。
本来の投資は、自分で流動性が高い株の市場、為替の市場、商品(金・原油・穀物など)の市場などで直接売買することだと思っています。
金融機関などで勧められた商品を買うのではなく、多くの人が参加する自由な市場で自分の判断で適正な価格で取引することです。
投資では買ったものをすぐ売っても、ほぼ同じ価格で売れることが大切です。また、売買手数料や信託報酬(運営管理手数料)がゼロか、ゼロに近いものでないとコストに負けます。
「投資の素人なのでプロにお任せする」という人が多いのですが、それは「私は無知なので、どうぞ売り込んでください。信じて買いますから」と言っていることです。
カモがネギを背負っている状況なので、ファンドで売れている順番は運用成績が良い順番ではなく広告費・手数料が多い順番に売れています。
広告費・手数料は運用資金から引かれます。
お勧めは、もはや投資商品といわない流動性の高いインデックス型ETF(上場投信)の中のごく一部くらいです。
ETFは株式市場で株と同様に簡単に売買できます。
以前、テレビ東京で投資のコメンテーターをしていた時にキャスターから「買ってはいけない投資商品」の企画案が出ましたが実現しませんでした。その番組で流れていたCMが、まさしく買ってはいけないファンドだったからです。
次のような投資商品は全て怪しいと思っているといいです。
●ファンド
ほとんどのファンドは一部の適切なインデックス型ETFに勝てません。それは20年くらい前から海外では常識です。
●仕組み債
高度な金融技術を使った商品はリスクを隠し、売り手が利益を得やすくするためのものだと思ってください。
●ワイン投資・和牛預託
業者が現物を預かるタイプの投資はリスクが高く詐欺も多いです。
顧客の資産と業者の資産の分別管理がされていないものは業者が破綻すると資金を失います。
リスクが高いため投資リテラシーが高い人は手を出さない趣味の分野です。
●バイナリーオプション
投資商品とはいいませんがレートが上昇するか下落するかを当てるバクチ取引です。
バクチ感覚で投資をする人のほとんどが破綻や資産を減らします。
松島修投資助言会社社長
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