下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です。
入籍日とともに明かされたのは、ただならぬ“近況”だった。小室圭さんとの問題が連日報じられる中、眞子さまは「複雑性PTSD」と診断されていたという。が、宮内庁の無策は言わずもがな、今回は他ならぬ眞子さまが国民の声を“誹謗中傷”と称されたので……。
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多くの国民が納得していないとはいえ、慶事には違いない。が、そんな場に2人の医師が臨席して「患者の病状」を語り出したのだから、およそ尋常ではなかろう。
さる1日、秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップである加地隆治・皇嗣職大夫が会見し、眞子さまと小室さんが今月26日に入籍すると発表した。あわせて、
「皇室の医療を統括する永井良三・皇室医務主管とともに眞子さまを診断した精神科医が同席し、眞子さまは“複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)”と診断される状態であられると明かしたのです」(宮内庁担当記者)
診断したのは、NTT東日本関東病院品質保証室長で、元精神神経科部長の秋山剛医師。その説明によれば、眞子さまの症状は、
〈ご自身とご家族及びお相手とお相手のご家族に対する誹謗中傷と感じられるできごとを、長期にわたり反復的に体験された結果〉
であり、その特徴として、
〈「自分には価値がないと思い込む」「感情が不安定になる」「他の人との関係を避けてしまう」〉
といった持続的な症状がみられるのだという。記者が続けて、
「秋山医師が言うには、眞子さまは2018年から19年頃にかけ、“状況を変えることが困難であるという無力感を感じる状態”になられ、“結婚後、平穏で幸福な生活を送りたいという願いが、不可能となってしまう恐怖を感じるようになられた”とのことでした。さらに“誹謗中傷と感じられる内容を目にした場合はもちろん、特定の文字を見ると、実際には関係のない内容であっても恐怖感を再体験(フラッシュバック)することがあったと伺っている”とも明かしたのです」
それにしても“誹謗中傷”とは穏やかならざる物言いである。
「会見では加地大夫も、眞子さまが中学生の頃から身近な方々やご自身に対する“誹謗中傷と感じられる情報”に触れられ、精神的な負担となっていたと話していました。また今回辞退された一時金について、眞子さまは以前から受け取ることへのためらいを感じられ、すでに14年には秋篠宮ご夫妻や小室さんに、受け取りたくないというお気持ちをお伝えになっていたというのです」(同)
そんな経緯もあって眞子さまは、小室さんが一時金を目当てに結婚するという報道については「大いに思うところがあった」と仰っているというのだが……。
国民に沈黙を強いるような物言い
公表されたような症状に眞子さまが長らく苛(さいな)まれておられたのだとすれば、実においたわしい。が、一方で診察した秋山医師は、症状について次のように説明している。
〈公的な活動等もなさっていらっしゃるように、判断力には影響が生じておらず、結婚の準備を進めることにも支障はない〉
〈結婚されることで誹謗中傷と感じられるできごとがなくなれば「複雑性PTSD」の改善が進むと考えられる〉
〈ご結婚について、周囲の方々の温かい見守りがあれば、ご健康の回復がさらに速やかに進むと考えられる〉
その上で、肝心の“誹謗中傷”の実体については、
「記者から質問が出ても、“ご自身がそう感じられる出来事の全般を指す”との説明にとどまり、“SNSや週刊誌、ネットの口コミなどか”と問われても“含まれると思う”としながら、眞子さまからご相談があった時期や診断の日時については一切、明かしませんでした」(同)
そもそも「誹謗中傷」とは、根拠のないことを言いふらして他人の名誉を傷つける行為を指すものである。さる皇室ジャーナリストが言う。
「あたかも、報じられた記事は全て根も葉もなく事実無根で、それを読んだ国民に“騒がないでほしい”と沈黙を強いるような物言いです。批判や指摘といった文言ではなく“誹謗中傷”を連発しているところに、宮内庁はもとより眞子さまの強いご意思を感じます。実際に新聞やテレビの論調は、この日を境にトーンダウンした感がある。ご病気の公表は“萎縮効果”てきめんだったわけです」
諫める側近は皆無
今回、こうした発表を行えば、世間のさらなる反発を招くことなど容易に予測し得たはずである。にもかかわらず、宮内庁はあえて“茨の道”を選んでしまった。というのも、
「今回の発表は、すべて眞子さまのご希望に沿う形でなされていました」
とは、宮内庁関係者。
「会見では、眞子さまが変調をきたしていった過程を時系列に沿って説明していましたが、所々で“守秘義務”を理由に説明を拒む場面もあった。それは診断の時期や恐怖を感じる“特定の文字”に関する部分です。医師や大夫は事前に眞子さまと入念に打ち合わせをし、“ここまではお話しして結構です”“ここは伏せてください”といったご意向を受け、事細かに流れが作られていったのです」
皇嗣職トップといえども、内容について進言するなど不可能だったというのだ。
「庁内では、結婚問題に関する発表は“眞子さまのご意思のままに”と位置付けられています。それは昨年11月に発表された『お気持ち』でも明らかで、眞子さまは結婚を“二人が生きていくために必要な選択”と述べられていた。すでに当時から、激しいお気持ちの発露をお諫(いさ)めする側近など皆無だったのです」(同)
さらには、
「秋篠宮ご夫妻との“溝”もまた、大いに影響しています。結婚問題が暗礁に乗り上げた後、毎週金曜日に行われる会見を前にした加地大夫との打ち合わせはご夫妻と眞子さま、別々になさってきた。小室さんが4月に公表した文書の作成に、眞子さまのご意向が大きく反映していることはすでに報じられていますが、これも秋篠宮さまを通さず、眞子さまの一存で“このように伝えてほしい”と決められた結果でした」(同)
この時もまた“民間人同士の紛争に皇族が介入した”と、世間の批判を浴びてしまったのだが、
「そうしたお振る舞いの積み重ねに対する批判まで“誹謗中傷”とひと括りになさるのであれば、やはり違和感を禁じ得ません」(同)
冷静な時間は訪れず
秋篠宮家の事情を知る関係者が言う。
「眞子さまのご変調についてはまことに痛ましい限りですが、今回の一方的ともいえる“被害申告”には、小室さん母子の存在が見え隠れしてなりません」
それは“元凶”となった金銭トラブルの説明にあたり、眞子さまが小室さんに言いくるめられてしまったからだという。
「小室さんは文書の中で、母親・佳代さんの元婚約者が400万円の資金援助を“返してもらうつもりはなかった”と言ったとされる録音の存在を明かしています。この“証拠”について聞かされた眞子さまは、“彼は悪くない。先方に非がある”とすっかり信じ込んでしまわれた。そこから“私たち二人は被害者だ”という意識が芽生えていったのです」(同)
国民にたえず寄り添い、眞子さまのご成長、とりわけご公務に励(はげ)まれるお姿を誰よりも喜びつつ、今回の結婚をひたすら案じてこられたのが上皇后美智子さまである。18年2月、お二人の婚約が延期された後には、初孫の将来について、
〈時に委ねるのが一番よろしいと思います。時が、さまざまな問題を解決してくれることがあるのです〉
と、きわめて含蓄に富んだお言葉を口にされていた。小室さんが遠く離れたニューヨークに赴き、会えない時間が続けば気持ちは冷めるかもしれない――。が、その願いも空しく、
「渡米後の小室さんは連日、眞子さまとスカイプでやり取りを続けてきましたから、忘れ去る暇などあろうはずがありません」(同)
国民を敵視するかのようなお二人
佳代さんの知人によると、小室さんはしばしば“君はいつでも可愛いね”と囁いていたといい、
「この“リモート逢瀬”も眞子さまからすれば、まるで近くにいるかのような感覚に囚われたことでしょう。結局、小室さんが留学中の3年間、眞子さまが冷静に状況を見つめ直す機会は、ついに訪れないままでした」
ネット時代の弊害と言うほかない。マインドコントロールの挙げ句、国民に“温かい目で”と祝福を強いるのであれば、まさしく本末転倒ではないか。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。
「今回の発表は“誹謗中傷”が何を指しているのか、その説明が全くありません。診断時期やこれまでの治療についても何ら言及しておらず、ただ“温かく見守れば回復に進む”と言われてもさまざまな臆測や誤解を生むことになり、実に無責任です。平成を通じて令和へと受け継がれてきた『国民とともに歩む皇室』のお姿からは大きくかけ離れており、あってはならない事態です」
国民を敵視するかのようにも見受けられる結婚直前のお二人は、皇室に致命的な爪痕を残しつつあるのだ。
「小室さんは映画の『スター・ウォーズ』が大好きで、自宅にはフィギュアやグッズも飾られていると聞きました。『ダーティハリー』や『スーパーマン』なども好きな作品だそうで、そういったアメリカ映画を楽しみながら過ごしていたのかもしれませんね」(小室さんの知人)
『ダーティハリー』のハリー刑事は、アウトローながらも信念を貫徹して悪と戦い、『スーパーマン』は自分の力を大切な人々のため発揮する。『スター・ウォーズ』の主要登場人物のひとり、ハン・ソロは無法者ながら敵国と命を懸けて戦って王女を救出し、のちにふたりは結婚する。
小室さんも米映画のヒーローのように、苦境に立たされているプリンセスを救い出し、結婚という名のハッピーエンドへ突き進んでいるのか─。
「税金泥棒」と言われた皇族
10月1日、眞子さまと小室さんが26日に入籍と記者会見を行うことを宮内庁が発表した一方で、眞子さまが『複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)』の状態にあることも明かされた。
「'18年から'19年にかけて、ご自分や小室さん、双方のご家族への誹謗中傷によって“自分には価値がないと思い込む”“感情が不安定になる”といった精神的苦痛を感じられるようになったそうです。
公務を行うのに支障はなかったため今回の発表になったそうですが“これ以上の批判は耐えられない”との思いから小室さんとの結婚を急ぎ、皇族であることの重圧から解放されたかったのかもしれません」(皇室ジャーナリスト)
皇室を離れる際に支給される高額な一時金も、眞子さまを苛ませる原因となっていた。
「眞子さまは中学生のころから、ご自身や身近な方々に対する誹謗中傷に心を痛められていたそうです。高額な一時金を受け取ることに対する批判も気にかけておられていたんだとか」(皇室担当記者)
皇族の方々のほとんどは、そういった経験をされてきたという。
「皇族は特別なお立場ゆえに、子どものころにいじめられることはよくあるそうです。
平成26年('14年)に66歳でお亡くなりになった桂宮殿下は、子どものころに“税金泥棒”と言われたり、学生時代に“税金で暮らしているくせに”などと言われたことが原因で、同じようなつらい思いをする人をつくりたくないとお考えになって、生涯独身を通されたといわれています。
戦後生まれの皇族のほとんどが、いじめの内容に違いはあるでしょうが、こういったつらい経験をされてきていると思います」
そう話すのは宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「平成17年('05年)に『皇室典範に関する有識者会議』が開かれ、皇室に注目が集まっていました。その年の11月には紀宮殿下(黒田清子さん)が結婚され、約1億5千万円の一時金が支給されました。
その報道により、国民は改めて一時金のことを知ったと思います。眞子内親王殿下は当時、中学生でしたが、結婚したらその一時金を受け取るお立場であることから、心ない言葉をかけられ、傷つかれた可能性はあります」(山下さん)
秋篠宮ご夫妻はまだ納得できず
眞子さまが『国際基督教大学(ICU)』に進学されたのは“いじめのトラウマ”から逃れるためもあったのかもしれない。
「『ICU』は海外からの留学生や帰国子女の日本人、インターナショナルスクール出身の学生が多いので、多様性を認める文化が根づいています。眞子さまが皇族だからといって特別視されず、普通の同級生として接してくれる学生ばかりでした。
眞子さまが『ICU』に惹かれたのは“普通の学生になりたい”というお気持ちがあったのだと思います」(宮内庁関係者)
そんな思いで進学した『ICU』で、小室さんと運命の出会いを果たされた。
2012年ごろ、ICU在学中のアメリカ留学で「スーパーマン」のコスプレをする小室圭さん。
「中高がインターナショナルスクール出身だった小室さんも、眞子さまに対してほかの女子学生と同じように接していた。
眞子さまとしても、自分を特別視せずにプロポーズまでしてくれた小室さんは自分を救ってくれる、まさに“王子さま”というべき存在だったのでしょう」(同・前)
しかし、小室家の金銭トラブル発覚から事態は悪化の一途をたどる。結局、秋篠宮ご夫妻は小室さんに対する不信感を拭うことはできなかった。
「今年4月に小室さんが金銭トラブルの経緯やこれまでの対応を綴った文書に対して、“秋篠宮ご夫妻は、見える形になるよう努力したものと受け止められていると感じた”と、おふたりの最側近である皇嗣職大夫は明かしました。
しかし実際は、小室さん親子の一方的な言い分が書き連ねられた内容に、殿下は失望したご様子だったそうです」(皇嗣職関係者)
さらに、紀子さまも小室さんとの結婚に難色を示されているという見方もある。
「今年9月に公表されたお誕生日に際しての文書が、昨年の内容とほとんど同じだったことに違和感を覚えました。昨年、殿下が“結婚を認める”と述べられたにもかかわらず、そのことに沿われたおことばがなかったことから、妃殿下はまだ納得できていないのでしょう」(同・前)
小室さんへの強い不信感をいまだに抱かれる秋篠宮ご夫妻は、帰国した彼と、いつ面会されるのだろうか……。
「普通に考えれば、義父母となるご夫妻への挨拶は当然行うべき。しかし、小室さんは面会する“チャンス”自体がなくなってしまったんですよ」(秋篠宮家関係者)
どういうことか。
「生きるべき道を知っている」
「入籍後の眞子さまは民間人となるため、記者会見は民間の施設で行われる見通しです。婚約内定会見やお誕生日会見が行われてきた赤坂御用地内の『赤坂東邸』は、皇族以外は原則、使用できませんから。
小室さんがご夫妻と面会する機会は“入籍前に『赤坂東邸』で会見を行うときしかない”といわれていたのですが、その可能性がなくなってしまったのです」(同・前)
殿下としては、憲法で保障される結婚の権利は認めても、家同士の問題である婚約は認めておられないため、皇室関連の施設で会見を開くことを許されなかったのだろう。
「小室さんが秋篠宮ご夫妻に挨拶するためだけに秋篠宮邸を訪問すれば“ご夫妻が小室さんとの結婚を認めた”と受け止められかねません。ご夫妻が小室さんと会うことは難しいため、結果的に小室さんとの面会は“拒否”せざるをえない状況なのです。国民感情を踏まえると、このタイミングを逃せば、生涯お会いすることができないかもしれません」(同・前)
『全国高等学校総合文化祭』にオンラインでご視聴された秋篠宮ご夫妻(8月1日・赤坂)
義父母に筋を通すことすら難しい彼にできることは、プリンセスを守り、幸せにすることだけ……。
小室さんが小学4年生のときから交流があり、彼が学生時代にアルバイトをしていたフランス料理店の元オーナー・五井憲治さんに話を聞いた。
「基本的に圭くんは優しい子。感情を出すほうじゃなくておとなしいけど、常に冷静で、生きるべき道を知っているし、しっかりしています。
圭くんなら大丈夫。いいかげんな男じゃないから、眞子さまのことをしっかりと守って、きっと幸せな家庭を築いてくれると思います」
アメリカから帰還した眞子さまにとっての“ヒーロー”には、どんなエンディングが見えているのだろうか─。
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