東日本大震災から10年

毎年、３月１１日は気持ちがふさいでしまうような、
自分の気持ちをうまく言い表せない日です

１０年間、この日は何も予定を入れず、東日本大震災の献花に行っています。

今日も午前中に、役所での献花に行きました。

 

あの未曽有の大地震から１０年。

月日で言うと１０年と言う数字は、区切りのような考え方があると思いますが、
私にとっては、何年経っても同じです。

いつでもあの日の出来事は、鮮明な記憶として残っているし、
忘れられるはずもありません。

あの強烈な激しい揺れと、とてつもなく長い揺れ。
地震に慣れていた私でも「もう、いやだー」と口に出していました。

その後、大きい余震のなか後片付けをいていましたが、
まさにその最中に大津波が沿岸部に襲っていたとはー

私が津波の惨事を知ったのは、翌日の携帯画面でしたが、
それでも半信半疑でー

こんなに近くにいるのに、地元の現状を把握できなかった自分が許せなくなったり。

のちに、津波が飲み込む映像が日本に限らず、世界にも配信していたと知って、
今まさに犠牲になっている方々の映像なのにー、とショックを覚えました。

現地では津波の状況を知らず、家に留まっていたり、
安全だと思って避難所に避難した方々がテレビで流れている画面に居るわけで…

後で知った私は、こんなに近くにいるのに、
知らなくて、また知らせる事が出来なくて申し訳ない気持ちが芽生え、
虚しさと悲しさが入り混じった複雑な気持ちがずっと続いていました。

南海トラフや北海道沖など、巨大地震が予想されているので、
同じような犠牲者の方が多数でないよう、
大きな地震がきたらすぐに避難して欲しいです。

私のように親戚や知人を一度に亡くす事はとても悲しい事ですから…

 

先月も、東日本大震災の余震と思われる福島沖の地震があり、
あの時の揺れと似ていたので、心臓がバクバク状態…
（自分が思っている以上に、トラウマ？）

３月１１日が近づくにつれ、新聞やテレビなどで震災関連を扱うものが多く、
何度も涙が流れてブルーな気持ちになっても、もっと知る為によく見ています。

震災後の３５日目に行った母方の実家を訪れた時の事を思い出しながら。

どんな出来事も、人間も、忘れられてしまうのが一番つらい事なので、
皆さんも心の隅にでも記憶として残してもらえたらと思います。

 

宮城県の死者９５４４人、行方不明者１２１４人
（３月１０日現在）