寒川町社協パソコンボランティア

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家庭用電気マッサージ器 高齢者は注意が必要

2016-01-22 18:23:39 | パソコンで得られる役立ち情報
家庭用電気マッサージ器で「衣服が機器のローラー部に巻き込まれて窒息死」「圧迫骨折した」「太ももが内出血した」という事故が発生しています。
体の疲れを癒すための家庭用電気マッサージ器ですが、時には大きな事故につながる可能性があります。
被害者の6割が60歳以上で、女性が多いです。

[事例]

8日間連続で使ったところ背骨が摩耗
腰痛持ちで腰によいと宣伝のマッサージチェアを家電量販店で購入した。1 日に1、2 回、初期設定のまま8 日間、全身に使用したところ腰が痛くなり、診察を受けた整形外科で、もともと骨が脆
もろくなっているのにマッサージ器で背骨をぐるぐる擦ったため骨が削れている、逆効果だと言われた。手術もできないため、骨が固まるまで入院して寝たきりとなった。取扱説明書には特に注意事項はないが、別の小さな紙に「腰が痛い場合は気を付けてください。」と書かれていた。年寄りが買いに行っているのに、購入時に何の注意事項もなかった。
(2015 年4 月受付、被害者:80 歳代、女性)

挟まれて肋骨骨折
TV通販でマッサージチェアを買い、使用したところ、背中の押圧アームが長く、挟まれて逃げることができず、ひどく締め付けられた。医師に診てもらったところ、肋骨3 本が折れているとの診断を受け、45 日間入院した
(2011 年11 月受付、被害者:70 歳代、男性)

高齢の母が使用中に骨折
母に贈ったマッサージ器で母の肩と胸の骨が折れた。店に苦情を言うと商品を引き取りにきたが今後の対応がどのようになるのだろうか。母は骨粗鬆症と言われたことはない。
(2014 年6 月受付、被害者:80 歳代、女性)

[問題点]

安全な使い方が販売・体験時に消費者に十分提供されていない
消費者も適正に使うために必要な情報に積極的には触れていない
中程度の刺激から運転が始まったり、挟み込まれたまま止まることもある
危ないと感じても停止が間に合わない

[消費者へのアドバイス]

使用が禁止されている疾病等があるので購入や使う前には販売店や医師に確認しましょう
店舗等での体験でも事故が発生しているのでまず機器の操作方法を知りましょう
安全のため、使用する際にはまず弱の強さから始めましょう
身体に異常を感じた時には直ちに中止しましょう
利用の前には機器に外観上の異常がないか確認しましょう

[参照サイト]
家庭用電気マッサージ器による危害
-体調を改善するつもりが悪化することも!特に高齢者は注意が必要-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160121_1.html