おいら、必殺絵描人。自称
まぁ頼まれたらちゃんと似顔絵を描くわけですが、それはとても自分には楽しい作業。
何もない真っ白な紙の上に線を引くことによって、ある特定の人が浮かび上がる。
こんな面白いことはない。
と思ってる。
しかし、似顔絵にもいろいろあって、描く人によって千差万別。
各人の好みがあるでしょう。
それは全然構わない。
自分の場合は、特徴を描かないで似顔絵にすることを気をつけている。
例えば口が大きいとか目が小さいとか、人によって様々なんだけど、そこを強調すると確かに似顔絵だからとても似るはず。
けど、描かれた側はもしかしたらその特徴的な部分が自分ではコンプレックスになっているかもしれない。
強調されたらやだな、と思ってるかもしれない。
そう思うと、なかなか描くのに勇気がいる。
例えば、有名人なら、さんまさんは歯を強調して描かれることが多い。
そうやって描かれると非常にわかりやすく似てくる。
お笑い芸人だし本人も主張されてるのでそれは許されるかもしれないけど、これがもし一般の人ならイヤだなと不快な気分になられるかも。
って考えて、特徴的なところは強調しないようにしようと思ってる。
が、あまりに控えめにしてしまうと今度は似てなくなる。
似顔絵なのに似ないとは、全くお話にならない。
どこまでやって良いものか。
そのせめぎ合い。
似せようと描きながらも本人を不快にさせないように描く。
そこがおいらの似顔絵描きの真骨頂。
普通に見たままを描く、これが難しくもあり楽しくもあり。
いつまでも正解のないことをあーでもないこーでもないとせっせとやる作業なんだよね。
うーん、これは描く人にしかわからん面白さだろう
物心ついた頃から絵を描くのが好きで、もう何十年も経ってるけど、お絵描きは日々修行です。