ターメリックはカレーの黄色い色素で、カレー粉の中ではスパイス配合量が一番多いものになっています。
ある時お客様が、カレーうどんの味にパンチが欲しいという事で、うどんの生地にターメリックを練り込みされました(少し辛みをつけるため唐辛子の粉も追加)。
さらに、カレーラーメンにも使う予定で、ラーメン生地にも練り込みされましたが、麺の色は黄色ではなく、赤・ピンク系に変わりました。ターメリック(別名ウコン)の色素成分クルクミンは、アルカリ性食品に使用すると赤・ピンクに変色します。ラーメンに使用されている「かんすい」のアルカリ成分によるものと思われます。
同様に、赤キャベツなどのアントシアニン系色素は、ゼリー・漬物などの酸性食品では通常の赤・ピンク色を呈しますが、pHが中性だと紫、アルカリ性の場合だと青色になります。天然色素・食品のpHによっては、テストが必要なこともあります。
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