除菌アルコールには色々な種類がありますが、一般的な除菌アルコールのアルコール度数は65~75%ぐらいだと思います。
アルコールの濃度表示には、体積%濃度と重量%濃度の2種類があります。アルコールは水より軽いため、アルコール度数75%(体積%濃度)の重量%濃度は68%ぐらいになります。メーカーによって、それぞれ表示方法が違いますので、同等品質の濃度のものを違うメーカーで購入する時は、少し注意が必要かもしれません。
瞬間的にスプレー除菌できるのは、アルコール度数75%(体積%)付近の製品になりますが、65%の製品が劣っている訳ではありません。濃度が低い分、時間経過によって除菌されていくようです。アルコールの他に保湿性のある助剤が少量添加されていますので、それによっても効果・性質は変わってきます。助剤の活用で、アルコール度数が低くても除菌効果が狙った商品もございます。食品添加物グレードの除菌アルコールに使用される助剤には、乳酸ナトリウム・デキストリン・グリセリン・グリシン・乳酸・リンゴ酸・クエン酸などがあります。
コロナウイルスによる飛沫感染にはマスクで対応できると思います。接触感染に対処するには、入口に除菌アルコールを置いてお客様の手にスプレーしていただく他、お客様が触れやすい設備部分に定期的にスプレー・拭き取りする事も有効です。たとえばホテル・図書館・映画館・コンサート・美術館など大勢の人数が行き来する展示施設などでは場所ごとに時間を決めて、定期的な除菌作業を行う事もお勧めします。
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