山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

緩木山、越敷岳

2017-09-11 20:58:32 | 九州の山

9月9日 (土) 晴れ

見たかった花、シノノメソウ(東雲草)を見に行ってきました。

名前がいいよなあ!と常々思っていました。

アケボノソウもいいのですが、東雲という語感がなんだかいいんですよねえ!

 

午前4時自宅を出発。下道、日田~瀬の本~竹田経由で登山口には7時過ぎに到着。

一番乗りでした。今日は、緩木神社上の駐車場から、時計回りに周回の予定

準備して7:26出発

林道を歩いていきます。登山道に入ると割と歩きやすい急登です。

朝の森の感じがなかなかいい

この森もシカの食害があるようで下草が少なく、鹿も食べないマツカゼソウがいっぱい咲いてますね。

大岩にはイワタバコの葉がありますがこれが大きい!一枚の長さが30センチほど!ビックリですね。

ウルトラ怪獣顔に見える木なども楽しんで登りましょう。

五輪塔に上がった時でした。林の奥で小枝を踏む音が聞こえて、遠くからなので全体は見えなかったのですが、鹿とも違う少し暗い目の毛をもった動物が、ゆっくりと登って行きました。熊?ではない。ひょっとしてニホンカモシカ?かも(この山系にはい生息しているらしい)と思いましたが、写真も撮れず、でも明らかに鹿とは違う動物でした。

先の展望所からは九重、阿蘇の展望が開けています。

緩木社本宮にも寄り道

山頂はここを直登した先のようですが、登山道は少し遠回りしてお宮の上を歩かないようにしてあるようです。

ここからは一登りで、越敷岳への分岐。5分ほど登ると山頂でした。9:15着

立木に囲まれ絶景はありませんがわずかに祖母山方面が見えます

少し休憩して縦走路を越敷岳方面へ

展望が開け、大障子の岩山が見えてきました。

割と気持ちい縦走路です。

祖母山への分岐をすぎるとカヤトが増えてきて、ヤブコギ状態の所も

越敷岳がやっと見えてきた。英彦山の横の鷹ノ巣山みたいな山容ですね。

なんだか、中国の古い甑(こしき)(調理なべ)が語原ではないのか?とも思ったりする形でした。

岩峰の基部に着くと反時計回りで登って行きます。

ケイビランも見ましたが花はもう終わっていたのか…

11:23山頂  展望も開けていますが結構霞が強く遠望はイマイチ。ここで昼食

下山はガレて歩きにくい、越敷岳直登コースで。

はさみ岩や

御聖洞

 

水は少なかったですが明神滝も

登山口に降り立ち、林道を歩いてゴール。13:12

5時間45分ほどの山歩きでしたが、お目当てのシノノメソウに出合え、満足の一日目でした。

今日のお花です。

縦走路で一番元気をくれたのは、シコクママコナでした。

シハイスミレの葉も美しい。ヤマトウバナも

一つだけ見かけた、ミヤマウズラ(後にも先にもこれだけ)

多かった、ヤマホトトギス、フジカンゾウ

チジミザサ 、ハガクレツリフネ

シノノメソウ、クサアジサイ

そして、本命のシノノメソウ

いと美しき!花でした

 

下山が早かったので、花散策しながら今日の車中泊の予定地まで移動。

ところが、予定していた萌の里では、ゲートが閉められトイレのシャッターも下りていたので、ここでの車中破棄は断念。

大津の道の駅で、車中泊となりました。

明日は俵山

続く~