山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

紅葉前の静かな三俣山を楽しむ

2017-09-25 18:34:30 | 九州の山

9月23日 (土) 晴れ

久しぶりに、三俣山へ。

紅葉には早いので、きっと登山者も少ないだろうと考え、大曲の駐車場を目指した。

6時過ぎに到着。まだ三台ほど。やはり少ないですね。

準備して取り付き。

大曲6:30~すがもり越え7:30~本峰9:30~すがもり越え10:50~大曲11:40

鉱山道路に出るまでは、黒土が滑って歩きにくい部分が多いですね。

すがもり越え

一休み、一休み~

 

さてと、登りましょか

良く晴れて空気はカラッとしていて気持ちいい

西峰手前から南側の窪地をめぐるルートに下って行く。

ここからは、登山道はカヤトに覆われ歩きづらいが、登山道はカヤトの緑色の所なので、逆に迷わずに行けます。

一番下ったところはちょっと開けていて、アキノキリンソウ、林道などがいっぱい咲いています。

ここからは、南峰とⅣ峰の間の鞍部を目指して急登を登って行く。

振り返ると、雲海の向こうに祖母傾の山並み

いいなあ!

鞍部から南峰へは灌木の間に登路があり登って行く。

久しぶりの南峰

直登ルートの下降点まで行くと、眼下に坊がつるが広がっている。

ちょっと休憩して、お鉢巡りの方へ。この分岐は道標が無く今は夏草が生い茂りちょっとわかりづらいですが、地図とGPSで確認して行こう。

最初はお鉢を回るつもりでしたが、急に気が変わってまだ下りたことが無い大鍋を歩いてみることに。

紅葉の時期は人気のスポットですが、まだ全く紅葉のかけらもありませんね。

北峰と、本峰の鞍部から最後の急登

シャクネゲの根をひっつかんでぐいぐい登る。

秋空に無人の山頂。

こんなに人と会わない三俣山は初めて(すがもり越えから誰一人会わなかった)

 

久住別れの向こうには根子岳、西に沸き立つ雲海の上には雲仙、東には由布岳と、空と雲、山を満喫

Ⅳ峰に移動して昼食。

ここは三俣山のへそにあたり、岩のテラスからの展望がいい

我が家のモデルさんにポーズしてもらいました。(笑)

下山にかかるとさすがに登山者も続々と。

でも大展望をゆっくりと楽しめた良い一日でした。

 

以下今日のお花です。

山路での花の応援団は、アキノキリンソウ

 

ミヤマの狂い咲、ママコナ

コケモモ、 ツクシコウモリソウ

九重の秋と言えば、竜胆が欠かせません。

フクオウソウも綺麗

下山も早かったので、蓼原を散策

途中、お花に詳しそうなご老人二人に挨拶して、いろいろ教えてもらう。

教えたくてうずうずしてらっしゃいました(^o^)こちらは教わりたくて、下心満載で~~

最初に教えて頂いたのが、ヒゴシオン(上)とオオユウガギク(下)

花びらの数が全然違うんですよね

ミヤコアザミ(アザミと言ってもキク科)

 

 

ツクシフウロ(お初)

シラヒゲソウが終盤でしたが、何とか見れるものを。

面白い句を教わりました。

「シラヒゲソウ ひげを取ったら ウメバチソウ」

なるほど~

アケボノソウもずいぶん咲いてますねえ

別れ際に、クヌギの実に虫が卵を産み付ける話や、蓼原のタデの試食(ピリリと辛かった~)

興味ある話ばかりで楽しいひと時でした。

お別れしてもう一か所で花散策。

ここは、ハガクレツリフネロードでした。

 

 

神様を拝み過ぎて気がくるってしまったかのような、ジンバイソウ

クサヤツデは今季お初

ここでは結構群生してました。

白のゲンノショウコには薄くピンクが入ってました。

アキチョウジは今季初