
習近平中国国家主席(左)とバラク・オバマ米国大統領が8日、米国カリフォルニア州ランチミラージュのサニーランド休養地で話を交わしている。 習主席の就任後、初めて開かれた今回の米中首脳会談で両国指導者は北核問題などを議論した。 ランチョミラージュ/新華ニューシス
先月末の崔竜海人民軍総政治局長の訪中については、いろいろな解説がなされている。
核実験後に中国による国立銀行預金封鎖があり、慌てて中国に謝罪、説明に行ったというものから、この米中会談を前に、水面下で行われてきた朝米対話の合意について説明に行ったというものまで… 実際のところがよくわからない。
いずれにせよ、今回の米中首脳会談でどのような対話がなされたのか、しっかりと見ておく必要があるのは間違いない。
核心となるのは、米中が、北が核保有国であるという地位を認定するのか、朝鮮半島の非核化で合意するのかどうかである。
六者会談が目指していたのは、朝鮮半島の非核化と地域安定であった。
この目的とするものに変化が生じたとなれば、六者会談を復活させる名分も意義もないからだ。
maneappa
ハンギョレ新聞日本語版から転載。
http://japan.hani.co.kr/arti/international/14932.html
………………………………
"中国、米国に北に対する経済的圧迫構想 明らかにした"
登録 : 2013.06.11 01:18修正 : 2013.06.11 05:28
NYT, 米当局者引用報道
‘北の変化前には首脳会談 排除’も示唆
オバマ圧迫に防御用返事かも
習近平中国国家主席(左)とバラク・オバマ米国大統領が8日、米国カリフォルニア州ランチミラージュのサニーランド休養地で話を交わしている。 習主席の就任後、初めて開かれた今回の米中首脳会談で両国指導者は北核問題などを議論した。 ランチョミラージュ/新華ニューシス
7~8日に開かれた米-中首脳会談で、中国側は北韓核問題と関連して異例的に具体的な経済的圧迫構想を明らかにしたと<ニューヨークタイムズ>が10日(現地時間)複数の米国政府当局者の話を引用して報道した。
<ニューヨークタイムズ>は "米国と中国の官僚はついに北韓核を抑制するための方法に関し意見を共にしたと見られる" として "今回の会談で中国側は北韓金正恩労働党第1秘書を屈服させるために北韓の経済救援者でありエネルギー供給者である中国のレバレッジをどのように使うかについて異例に具体的に話した" と報道した。 特に、この新聞はある米国当局者が "中国は北韓の行動に変化があるまで金第1秘書と直接的な関係を結ばないことを明確にした" と話したと伝えた。習主席が早期北韓-中国首脳会談の可能性を排除したという意だ。
この新聞は "もし習近平中国国家主席がこういう約束に従って行動するならば、これはバラク・オバマ米国大統領の大きな成就になる" としつつ "韓国戦争が終わった以後、初めて米国の指導者が中国を相手に北韓の野望による威嚇が北韓崩壊にともなう混乱の危険より大きいことを説得した事例になるだろう" と解説した。
この報道は前日トム ドニロン ホワイトハウス国家安保補佐官の言及よりはるかに進んだものだ。 ドニロン補佐官は、両首脳が北韓核保有国不認定と非核化目標に合意したとし 「このような目標を成就するための具体的措置を共同で模索するとことにも合意した」と話した経緯がある。
しかし米国当局者のこのような発言は共同声明が出ていない状況で米国側が一方的に説明することなので、正確な真偽を確認するのは容易でない。 これと関連して習主席は中国が韓半島の平和と安定維持、非核化実現という目標とともに対話と交渉を通した解決という原則を堅持していると明らかにしたという楊潔チ中国外交担当国務委員の伝言は、米国言論の報道内容と雰囲気が全く異なる。 楊国務委員が 「今緊急に必要なことはできるだけ早く対話を再開すること」と強調した点も注目する必要がある。
もちろんオバマ大統領が習主席に北韓に対する強力な制裁の必要性を提起して、習主席が‘中国も対北韓説得・圧迫に最善を尽くしている’という説明 兼 防御的次元で経済的圧迫カードを使った可能性もある。 米国は今回の会談前から北韓に核を放棄させるには中国が対北韓制裁に乗り出すしかないとして中国の‘協力’を強く圧迫してきた。
ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr
韓国語原文入力:2013/06/10 22:07
http://www.hani.co.kr/arti/international/america/591233.html 訳J.S(1369字)
先月末の崔竜海人民軍総政治局長の訪中については、いろいろな解説がなされている。
核実験後に中国による国立銀行預金封鎖があり、慌てて中国に謝罪、説明に行ったというものから、この米中会談を前に、水面下で行われてきた朝米対話の合意について説明に行ったというものまで… 実際のところがよくわからない。
いずれにせよ、今回の米中首脳会談でどのような対話がなされたのか、しっかりと見ておく必要があるのは間違いない。
核心となるのは、米中が、北が核保有国であるという地位を認定するのか、朝鮮半島の非核化で合意するのかどうかである。
六者会談が目指していたのは、朝鮮半島の非核化と地域安定であった。
この目的とするものに変化が生じたとなれば、六者会談を復活させる名分も意義もないからだ。
maneappa
ハンギョレ新聞日本語版から転載。
http://japan.hani.co.kr/arti/international/14932.html
………………………………
"中国、米国に北に対する経済的圧迫構想 明らかにした"
登録 : 2013.06.11 01:18修正 : 2013.06.11 05:28
NYT, 米当局者引用報道
‘北の変化前には首脳会談 排除’も示唆
オバマ圧迫に防御用返事かも
習近平中国国家主席(左)とバラク・オバマ米国大統領が8日、米国カリフォルニア州ランチミラージュのサニーランド休養地で話を交わしている。 習主席の就任後、初めて開かれた今回の米中首脳会談で両国指導者は北核問題などを議論した。 ランチョミラージュ/新華ニューシス
7~8日に開かれた米-中首脳会談で、中国側は北韓核問題と関連して異例的に具体的な経済的圧迫構想を明らかにしたと<ニューヨークタイムズ>が10日(現地時間)複数の米国政府当局者の話を引用して報道した。
<ニューヨークタイムズ>は "米国と中国の官僚はついに北韓核を抑制するための方法に関し意見を共にしたと見られる" として "今回の会談で中国側は北韓金正恩労働党第1秘書を屈服させるために北韓の経済救援者でありエネルギー供給者である中国のレバレッジをどのように使うかについて異例に具体的に話した" と報道した。 特に、この新聞はある米国当局者が "中国は北韓の行動に変化があるまで金第1秘書と直接的な関係を結ばないことを明確にした" と話したと伝えた。習主席が早期北韓-中国首脳会談の可能性を排除したという意だ。
この新聞は "もし習近平中国国家主席がこういう約束に従って行動するならば、これはバラク・オバマ米国大統領の大きな成就になる" としつつ "韓国戦争が終わった以後、初めて米国の指導者が中国を相手に北韓の野望による威嚇が北韓崩壊にともなう混乱の危険より大きいことを説得した事例になるだろう" と解説した。
この報道は前日トム ドニロン ホワイトハウス国家安保補佐官の言及よりはるかに進んだものだ。 ドニロン補佐官は、両首脳が北韓核保有国不認定と非核化目標に合意したとし 「このような目標を成就するための具体的措置を共同で模索するとことにも合意した」と話した経緯がある。
しかし米国当局者のこのような発言は共同声明が出ていない状況で米国側が一方的に説明することなので、正確な真偽を確認するのは容易でない。 これと関連して習主席は中国が韓半島の平和と安定維持、非核化実現という目標とともに対話と交渉を通した解決という原則を堅持していると明らかにしたという楊潔チ中国外交担当国務委員の伝言は、米国言論の報道内容と雰囲気が全く異なる。 楊国務委員が 「今緊急に必要なことはできるだけ早く対話を再開すること」と強調した点も注目する必要がある。
もちろんオバマ大統領が習主席に北韓に対する強力な制裁の必要性を提起して、習主席が‘中国も対北韓説得・圧迫に最善を尽くしている’という説明 兼 防御的次元で経済的圧迫カードを使った可能性もある。 米国は今回の会談前から北韓に核を放棄させるには中国が対北韓制裁に乗り出すしかないとして中国の‘協力’を強く圧迫してきた。
ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr
韓国語原文入力:2013/06/10 22:07
http://www.hani.co.kr/arti/international/america/591233.html 訳J.S(1369字)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます