さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

「木漏れ日に泳ぐ魚」読了

2018-10-22 20:25:24 | さるみみ文庫2018
蜜蜂と遠雷はいつになったら文庫になるのだろうか…と思いながら
こっちを読んでみた私。
登場人物は二人きり(彼らの会話の中で複数人出てくるけど、その場にいるのは二人だけ)
しかも一夜だけの二人の会話で成り立つというから面白いな、と思って読むことにしたわけ。

サボさんに「敗者の告白といい、この本といい、なんか実験的なものに惹かれてるの?」
とか言われちゃったけれど、そういうわけでもないのよね。
ただ、本当に私は「蜜蜂と遠雷」の文庫化を首を長くして待ってただけで。

それでだ。

非常に面白い試みだとは思うし、序盤は緊迫感もあったのだけど、
結局すべて彼らの「推測」に過ぎず、何かがしっかり結論づいたわけでもなく。
終わりの方は不完全燃焼気味に感じたわね、私は。

基本的にエンタテインメントであっても「ロジカルさ」がどこかにないと楽しめない性質だし、
どちらかというと伏線は全てきちんと回収してほしい性質だし。

というわけで、恩田陸と言えどもこれはちょっと私には楽しめなかったかな。

恩田陸ファンのみなさんにはしみじみよかったかもしれないけど。
ということで、私は既に次を読み始めてるわさ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿