佐々峠開通

今日も暖かく夜まで雨は降らなかった。１５日で峠が開通するというので、３時過ぎに峠に走る。もう車が走っていた。峠にも雪はほとんどない。夫は５日に峠の除雪に行った。例年なら最低１週間はかかるのに、今年は２日で終わった。そのご雪はほとんど降っていない。峠の向こうの町で知人が喫茶店をやっている。彼女とも３ケ月会っていない。蕗の薹味噌と卵をお土産に持って行く。彼女も喜んでいた。やっと春が来たねと。２時間ほどいて帰ってきた。まだ新芽も出ていないが、あせびが咲き桜の枝に堅い小さな蕾がでていた。

私は編み物をしながら、疲れると紋次郎のお墓の前に行く。紋次郎が生きていたら春が来るのを喜んだだろう。山野を走り回っていた紋次郎の姿が浮かぶ。紋次郎との１７年間は楽しかったなあ。いつも私のそばには紋次郎がいた。やんちゃな時もあったが、５歳ぐらいになると立派な猟犬でもあり番犬でもあった。私の言葉をまるで理解しているようでもあった。