年末で師走、忙しいですか?人間というのは不可解な生き物。
あれが良いと思っていると、これがい良いという感じです。
なので、どちらなの?こんなことが案外多いです。
きょうのお勉強は、民主国家と独裁国家です。
一般的に、民主=正義、独裁=悪ですが、長短あります。
要は、両方を足して2で割ると丁度良いがそうならない。
やはり、頂点に立つ人によって決定的な違いがあります。
そこで、世界ではどのくらいの国が民主で、独裁なのか?
調べてみました。どうも「独裁国家」の方が多い様です。
民主国家
自由民主主義 = 34カ国
選挙による民主主義 = 56カ国
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上記合計 = 90カ国
独裁国家
選挙による独裁 = 63カ国
閉鎖型独裁 = 46カ国
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上記合計 = 109カ国
劣悪な独裁国家のランキングは....(ワースト)
第1位=アフガニスタン 第2位=ロシア
第3位=シリア 第4位=ベネズエラ
第5位=北朝鮮 第6位=ミャンマー
第7位=エリトリア 第8位=中華人民共和国
第9位=トルクメニスタン 第10位=ベラルーシ
人口対比は、民主=23億人 vs 独裁=55.6億人で多くが
「独裁国家」の側に住んでいるらしい?
本当の意味での「投票権」の保障を十分に受けていないと
いうことになります。
ところが、民主主義34カ国において......
国民の52%が「自国民主主義の機能の仕方に不満がある」
と回答し、「満足度」は44%にとどまっている。
「不満がある」回答割合が高い国に「民主主義の先進国」
が多いそうです。
英国=69%、米国=59%、フランス=58%、日本=53%
過半数の回答者が政治に不満をもっているらしい?
そこで、最も気になるのがシンガポールです。
この国は、事実上の一党独裁国家だと言われております。
独立後=1968年議会選挙以来、国民行動党が政権保持。
世界ではシンガポールを「ある程度自由」と評価している。
建国の父とも呼ばれるリー・クアンユー氏が基盤を築いた。
アジアでもっとも豊かな国に成長、富裕層を中心に日本から
移住する人も増加か?
一方で、李一族の独裁体制で言論の自由がなく一部からは
「明るい北朝鮮」とも揶揄されている様です。
天然資源がほとんどない。国家を自立させるために徹底した
工業化を進めた。日本や米国から資本を導入し、国家主導で
インフラを整備し、工場を誘致。
教育に力を入れ優秀な若者を積極的に外国へ留学、最新手法を
導入。また、金融ビジネスに舵を切りアジアの金融センターに
成長させた。GDPは、日本の1.5倍もあり国民は豊です。
こういう点では、人口が少ない事をあまり意識していない。
この国で最も深刻なのは飲料水の自給が出来ていない。
隣国のマレーシアから輸入しているのは致命的らしい?
政策に注目することは.....外国人に対して...
1 永住権の申請資格が無い
2 扶養者用のビザを発行せず家族を呼び寄せ禁止
3 外国人の女性家政婦が妊娠すればビザ取り消し国外退去
4 外国人及び永住権保持者との結婚には政府許可が必要
やはり国土が狭いので厳しい法律で規制されている様です。
民主主義の危機は言論の自由によってますます混迷する。
この世の中に理想とする真実の民主主義は存在しない。