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まずは何をしよう

水晶岳登山記録 Ⅱ.2日目「鷲羽岳山頂へ」

Ⅱ.2日目「鷲羽岳山頂へ」
 眠った感じのしない目覚めで1日のスタートでしたが、満点の星空がお尻を叩いてくれました。鷲羽岳山頂の日の出は期待を遙かに超えた優れものでした。私はピークハンターでないので登山時の天候は必要条件となり、登山日程を組むときには何時も天気予報とにらめっこです。天気が良ければ全てよしとも言えず、マジックアワー時には巻雲があるのがベスト! 雷鳥の活動は視界が悪いときなのでガスが掛かっているのがベスト! まぁ~感動は自然現象と天に任せるしかありませんね! 今回は「山の神が微笑んでくれました」
 
写真撮影に関しては、鷲羽岳まで1度登山経験があるので前回の反省点(撮り損じ・撮り残し……)を十分にリカバリーできたと思います。


----- 目次 -----
1.日程
2. 基本情報(水場、トイレ、山小屋、テント場)
3. 出会い・アクシデント
4.コース紹介
 ①朝食&昼食準備
②三俣山荘テント場 ~ 星空撮影
③三俣山荘小屋 ~ 鷲羽岳山頂
④鷲羽岳頂上からの景色
5.まとめ

では、目次に沿って……

1.日程
10月1日
  起床3:00 (朝食・出発準備)
三俣山荘テント場3:50 → 4:00三俣山荘付近で星空撮影4:15 → 5:15鷲羽岳6:00
 → 水晶岳に向かう


2.基本情報(水場、トイレ、駐車場、山小屋)
①水場:水晶小屋までありません
②トイレ:水晶小屋までありません
③山小屋:食べる物については問題なし
④テント場:三俣山荘テント場か黒部五郎小屋テント場のみです
 
3.出会い・アクシデント
①鷲羽岳中腹で軽い腹痛
 軽い腹痛に見舞われ、嫌々食べたアルファー米が当たったのかな… なんか歩きながら考えていましたが、山頂に上がるまでの過程で腹痛は気にならなくなりました。昼用のアルファー米は腹痛が再発する可能性があるので食べずに済ませました。(帰還後、三俣山荘トイレではやはり緩い便が出ましたがその後は問題なし)
②気がつかずフィルム感度ISO1600で撮影
 小屋付近で撮った星空撮影値(フィルム感度ISO1600)のままで頂上での撮影をし、撮影終了間際で気がつきました。見た目は問題ないが粒子が荒くなっていることは確実です。
③福岡から来た30代爽やかさん鷲羽岳山頂に着くなり「つぶやく」
 身軽な格好で山頂に現れた30代爽やかさん!私にしゃべりかけるように「頂上の素晴らしさを言葉」にして消えました。暫くして写真を撮っている私の周りで写真を撮り始め…… 気持ちのよい子丸出しで会話弾みました。福岡から新幹線で来た爽やかさ丸出しの女性でした。

4.コース紹介
①朝食&昼食準備
 ・今朝の朝食メニュー:アルファー米(不味さをこらえて間食しました ←お陰で腹痛)
 ・昼食作成:アルファー米(朝食と一緒に作り置きしました。)
 ・おやつ:オレオoreo一袋持参
・日帰り用バックパック準備
:昼食・おやつ・レインウエア・毛糸帽子・手袋・カメラ機材一式・飲料水500cc×2本
 


②三俣山荘テント場 ~ 星空撮影
夜中に起きて星空を撮るのが大変なので、登頂スケジュールに15分入れて撮影タイムとしました。
小屋付近の星空撮影場所: 昨夕の夕景撮影時に、この場所から槍ヶ岳を入れて撮ることに決めていました。ロケハンのイメージ通りにすんなり2枚撮影して鷲羽岳山頂を目指しました。

*槍ヶ岳を入れて撮ったのがポイントです。槍ヶ岳山荘の灯りが写っているようです?星かな……
NO2511


 

③三俣山荘小屋 ~ 鷲羽岳山頂
 鷲羽岳山頂へは、一定の傾斜角度で登っていく形になります。前回、暗くて鷲羽池を見落としたので注意しながら歩きました。

④鷲羽岳頂上からの景色
 雲ひとつない快晴で、360度ド迫力!

*日の出前の富士山と槍ヶ岳&中央奥が南アルプス
NO2516


 


*後立山連峰:左より白馬三山・唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・手前中央が針ノ木岳・隣が蓮華岳
更に手前中央突起から手前の稜線が烏帽子岳への稜線
 会心の一枚で、個人的に幾重にも稜線が重なる風景が大好きです。前回では本構図は捉えられず!
NO2517



 


*前回見落とした鷲羽池です。多分富士山に目が行っていて日陰で暗くて見落としたのでしょう。何処かの雑誌で見た構図と同じになりましたね!
 鷲羽池まで降りられるようで道ができていますね!
NO2528


 


*先に説明した写真NO2517を広角で撮り、水晶小屋から野口五郎岳・烏帽子岳への稜線を捉えた写真です。バックは後立山連峰、右端が野口五郎岳
NO2530



 


*左端より双六岳・丸山・中央が三俣蓮華岳、奥左が笠ヶ岳、右が黒部五郎岳
右下の川が「上流:黒部川の源流~下流:黒部湖」までつながっています。
 日の出前です。
NO2533


 


*日の出の瞬間!雲海から出てきているので左横の山は?
NO2538


 

*日の出の写真を撮り終わると、ほとんどの登山者は思い思いの目的地に向かいますが、私にとってはここからが勝負所で赤く染まる山肌を撮りまくります。(前回ロケハン済み)
 中央奥の笠ヶ岳を撮った写真ですが、斜光・朝焼けの染まり具合が最高です。左奥が焼岳・乗鞍岳・御嶽山にも遮光しているのが判ります。「山の神に感謝一杯です」

NO2539



 

*ワリモ岳までの尾根の山肌が赤く染まり、烏帽子岳へ稜線が続きます。中央奥の後立山連峰存在感出して憎いですね!
NO2542



 

*取りあえず鷲羽岳山頂記念写真
山頂は予想以上に暖かく楽でした。厚手の手袋・毛糸の帽子は不要でした。
 我ながら満足そうな顔をしていますね!
NO2546


5.まとめ
 遮る物がないので文句なしの日の出を見せてもらいました。山の神に感謝一杯です。
 単独登山をしている最中は自分を見つめる時間が多いため、登山しながら自分と戦っているような感じにもなります。何だろう…… 言葉に表現できないのは、心に迷いがあるのかな……
「自分は?と、心に問いかけながら歩いていたように思えます」
何せ「異次元の世界ですからね!」

 3年前(2019/10/10)登頂の時と天候は同じでした。写真を見比べてみると「ロケハン済み&カメラフルサイズの効果」でレベルアップしているようですが、日の出の瞬間の写真は過去に軍配あり。
 此処から未踏の地である水晶岳頂上に向かいます。
 「いざ!!!」

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